あの手この手で、人集めに大忙し。
27日午後5時前の東京・秋葉原。
メイドカフェの店内では、新人メイドさんが、オムライスへのお絵かきを特訓中。
その訳は、29日から始まるゴールデンウィークにあった。
白雪店長「ゴールデンウィークが近いというのもあって、ことしは旅行される方や、初めて来られる方も多いと思うので。なので、いっぱい人(従業員)が欲しいと思って」
観光客が急増するゴールデンウィーク。
接客にあたる店員が足りなくなる、人手不足が懸念されている。
2023年のゴールデンウィークは、コロナ禍も落ち着き始め、お出かけ気分が、早くも高まっている。
街の人「有給をいただいて、9連休を。ようやく出かけられる」、「(おでかけは)3年ぶりですかね。友達で、ことしは海外に行く子とかも」
Yahoo! 検索では、混雑を予想してか、「ゴールデンウィーク」、「穴場」と検索する人が増えている。
ちなみに、穴場スポットとして検索されたトップ3は、「西武園ゆうえんち」や、ネモフィラが見ごろの「国営ひたち海浜公園」など、広大な敷地があり、家族で楽しめる人気の施設ばかり。
こうした中、長かったコロナ禍の影響で、人員削減などを進めた観光業界や飲食業界では、人手不足が深刻化している。
山梨県の河口湖近くにあるホテル、「じらごんの富士の館」。
従業員「この階の客室は使用していません」
従業員が半分に減った影響で、ゴールデンウィーク中の宿泊客の受け入れを、6割ほどに制限せざるを得ないという。
書き入れ時のゴールデンウィークを人手不足が直撃するのは、ここだけではない。
外国人観光客でにぎわう、東京・浅草の忍者カフェでは、外国人観光客が手裏剣を楽しんでいた。
手裏剣や刀さばきなど、修行を手助けする忍者不足が深刻。
時給100円アップの秘策も実らず、せっかくの予約を断らなくて済むように、学生やサラリーマンなど、“副業忍者”が頼みの綱だという。
本業“女優”副業忍者・ホノカさん「(人手が)足りていないと聞いて、副業で忍者やっています」
この日も、店には、新人忍者が面接に訪れていた。
隅田川など、東京湾岸エリアを周遊する人気の屋形船。
1日最大6艘(そう)運航できるが、コロナ禍でおよそ10人が離職したため、今は2艘しか稼働できない状況。
以前働いていた人などに助っ人を要請するほか、学生アルバイトの面接を急ピッチで行っている。
社長「毎週どのくらい乗れますか?」
学生「わたしは結構たくさん乗りたいです」
接客スタッフも不足しているため、即採用。
こうして、ゴールデンウィーク中の増便をギリギリまで目指すという。
一方、ランチタイムでにぎわう東京・北区の回転ずし店。
人手不足解消の切り札は“ニンジン作戦”。
店先にスタッフ募集の貼り紙があり、手書きで「土日祝日+50円」と書かれていた。
客足が戻り始めた2022年の末に、時給を1,200円から100円アップし、1,300円に。
しかし、まだ人手が足りないと、さらに時給を50円上げる“アゲアゲ作戦”に打って出た。
回転寿司 飛鳥・五木田延男店長「(人員は?)まだ足りてないです。じゃあ、ゴールデンウィークに向けて、50円アップしましょうかと」
最大9連休となるゴールデンウィーク。
いよいよ、29日から始まる。
https://news.yahoo.co.jp/articles/0f9f8da7422d0788fffe4de6d4b066eb39d4096c?fbclid=IwAR2xySoRTI-lODYOngJAILqTBW0oEqUT_M331Jfjd-pLD-kY1C1s86vBq20
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