アート、歴史、英国&欧州カルチャーのライター宮田華子による、連載企画「日本の女性アクティビスト列伝」。かつて人権獲得や平等な社会を目指して闘った女性活動家たちを特集します。彼女たちが闘ってなお未解決の問題は、皆さんへの「バトン」です! 平等な社会を作るための「次の一歩」を、一緒に考えてみませんか?
「好きな言葉は何?」と聞かれたら、迷わず「自由」と答えている私。平和も平等も、そして愛や友情も、それを選び取る「自由」があり、発言が許されるからこそ享受できるものだと思うからです。
そのことを思うとき、必ず思い出す人がいます。それが今回紹介する、伊藤野枝(1895〜1923年)。大正時代に活動した女性解放運動家であり、「アナーキスト(無政府主義者)」として語られる女性です。
「どうして男女は平等ではないの?」「どうして不平等は存在するの?」――たくさんの「どうして?」と「なぜ?」を世に問い、筆一本を武器に自由と権利を求めて絶叫し続けた彼女。わずか28歳で「拷問の後、扼殺(やくさつ)」という、むごすぎる方法で亡くなっています。
彼女の生き様だけでなく「死に様」を思うとき、私は自由の尊さを感じずにはいられないのです。
https://www.cosmopolitan.com/jp/trends/society/a37589707/japanese-activist-3/?fbclid=IwAR1seyBL9P14Pfg8dkmwuu50_3IwrsA5rjWXWT698B0NE8FnF2QbLXOMFFU
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