「浴室内を這うのは衛生上良くない」という理由だ。
生まれつき二分脊椎と側湾症があり義足で暮らしている森田さんだが、障害を理由にダンスを諦めたり、普通の生活を諦めたりしたことは一度もない。そんな彼女でもそのスタッフのあまりの言葉にショックを受け、抗議もできずにその場を立ち去った。
「それまで何度か公衆浴場や温泉などを利用したことはありましたが、こんな事を言われたのは初めてでした」そう話す森田さんの脊椎には湾曲があり、その障害は見た目にも分かりやすい。立ったり歩いたりするには義足が必要だ。
これは数年前のことだが、障害のあるダンサーとして長年支援活動に取り組んできたにもかかわらず、差別を受けたという事実はいまでも心に深く刺さっている。 「人権差別を受けた時に声を上げることの難しさを実感しました。残念ながら今の日本社会は、たとえ何か差別を受けてもなかなか声を上げにくい環境にあります」と語る。
https://truecolorsfestival.com/jp/voice/kazuyo-morita-interview-ableism?fbclid=IwAR0oxJ_pR8DNFFZmdBq20c5-5sAu20rCX0rS4PEnWjkiUmTwY8BzLBHKwuI
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