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2022年04月29日

孤立させない・排除しない社会を目指すには?

第89回地域の社会資源を創り上げる会議事録
日時:令和4年4月27日(水)18時30分〜20時30分
場所:八広はなみずき 
参加者:・歯科医師・言語聴覚士・作業療法士・理学療法士・鍼灸師・ケアマネージャー・介護福祉士・サービス提供責任者・出版会社・宅配業者・僧侶
司会 小谷
・今回のテーマは「孤立させない・排除しない社会を目指すには?」と題して行いました。
・認知症の当事者の話を聞いた時に色々と勉強になりました。認知症の診断を受けてから周りの対応が違う。外出しようとすると、一人では危ないからダメと言われる。デイサービスに行けと言われる。デイサービスに行かないと「拒否」と言われる。ただ行きたくないだけなのに。
認知症と診断されたとたんに対応が全然違って、「こうしろ」というような命令口調に聞こえる。
そういう言われるから、イライラすると怒りっぽくなったと言われてしまう。福祉の人も、家族の言うことを優先さて、認知症の当事者の人の言うことを聞こうとしていない気がする。
当事者から発信してくれる方がいると勉強になる。
・認知症の方に説明が足りていない気がする。デイサービス行く必要性をちゃんと認知症の方に話しているのか?話しても分からないと思っていないか?
・訪問介護でも、ケアマネさんから、認知症の方をデイサービスの送り出しをしてほしいと言われることがある。デイサービスに行かせられないと、ヘルパーの能力がないと思ってしまう。まずは、認知症の方と信頼関係を築かないと、その人を知って、何故デイサービスに行きたくないかを知るまでに時間がかかることもある。
・本来、ニーズはケアマネージャーが聞き取るが、ヘルパーさんが入ってみて情報をくれると、そこから新たな課題が見つかるので、ケアマネージャーだけでもだめだし、現場だけでもだめで、やはり連携が必要である。
・生活保護の利用者さんが、認知症で、在宅が難しそうで、施設入所を提案すると、生活保護のワーカーさんが、ケアマネージャーがそう思うなら、施設入所の方向で。なんて言われると、ケアマネージャーが判断して良いのかと思う。負担に感じる。
・担当者会議は、新規サービス利用時・問題発生時・介護認定更新時に行われるが、在宅での生活が難しくなった時に、担当者会議を開いて、本当に在宅生活が難しいかを専門職の意見を聞いても良いと思う。ケアマネージャーと家族だけで話し合って決めるのも、ケアマネージャーの負担も大きいと思う。
・認知症の方が、「お風呂に入りましょう。」と声をかけると入らないが、手招きして、お風呂場に来てもらうと、お風呂に入る方がいらした。「お風呂」という言葉に対して嫌な思いがあるのかも知れない。感覚的に手招きの方が良いと思ってそうした。
・前頭葉の部分の障害か前頭葉の障害とかで見ると、症状の分類が出来る。そういう時にリハ職や色々な職種が入れると良いと思う。
・病気ではなくて、その人を見るようにしている。病名から入ると先入観が入ってしまって、そっちに引っ張られてしまうような気がして嫌なので、その人を見るようにしている。
・介護職は、職人気質な所があって、対応は人それぞれやり方がある。それを一律にするにあたって、LIFEとかあるが、それも味気ない気がする。マニュアル化は出来るのだろうか?
・マニュアル化もどこまでするのかが問題で、やはり介護はどれだけ向上心を持ってやれるかその人の問題だと思う。
・大型スーパーでは、一律に電子化されている。自動支払機についていけない方もいらっしゃる。1台でも人がやるレジがあっても良いと思う。袋詰めが上手い店員さんもいて、懐かしく思う。
・キユーピーさんから試供品(栄養補助食品)を頂いたので、参考までにお知らせしました。
参加者からのアンケート
・オンラインではない会に数年振りに出席し嬉しさ一杯です。また、次回も出席させて下さい。ありがとうございました。
・必要な地域のサービスが多様化が必要になってきて、職域を越えて連携が必要ですね。
・この会に初めて参加させて頂きました。本当に多職種の方々の話満載でした。色んな角度から考えることの大切さを学びました。
・最初の「拒否」の話は、ハッとさせられました。久々に参加させて頂きましたが、様々な視点から話が聞けてとても参考になりました。ありがとうございました。
・いつも思うことですが、いろいろな職種の方が集まって話すと色々な意見が出るので、そんな見方があるんだなぁといつも新しい発見が出来て有難いです。
・様々な職種の事情が聞けるので、とてもためになります。
・病気など関係なくその人を知って介護をする。勉強も大切ですが、私も感覚で介護するタイプなので、色々考えながら介護をしています。
・実際にサービスに関わっている方々の生の声を聞ける貴重な機会でした。ほんとに?という疑問を常に持ちながら、”人“と関わっていければと思います。
・初めて参加させて頂きました。色んな職種の方のお話や視点が聞けてとても勉強になりました。利用者様・対象者を支援する上で、地球にある沢山の資源や方々がいることを改めて知る機会となりました。ありがとうございました。
・沢山の職種の方、地域にお住まいの方からそれぞれの立場に応じた考え方を学ばせて頂きました。栄養補助食品のバリエーションも増えました。良き選択をして頂く為にも地域社会資源を学んでいきます。ありがとうございました。
・認知症の方への対応、認知症になると本人が行きたくない=拒否と捉える。家族が決めてしまっている。・・・確かに・と。思いました。とても参考になりました。色々な意見が聞けて本当に良かったです。
・認知症の話が出た時に、認知症(自分で自分の責任が取れない)となったら家族(他者)が責任をとるしかないでしょう。という発言があったそうですが、この問題は簡単にすますと人権問題。しかし、そうするしかないところがある。というところにあらゆる障害を持った人との関わり方に通ずる難しさがるという気がしました。
編集後記
今回4名の方が初めて参加されました。この会は色々な職種が集まって、色々な視点から発言されるので、毎回新たな発見が生まれます。こうして、参加される方に感謝致します。
posted by tiryousyoku at 07:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 介護
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