雇用統計でトレンドが決まり来週に臨む<
兼ねてより懸念されていた、
米議会の「新年度予算不成立」
による一部政府機関の閉鎖は、
週明けに土壇場で回避されましたね
ただ、
あくまで11月半ばまでのつなぎ予算なので、
それまでに新年度の予算をまとめられるかは、
不透明です。
加えて、
9月中旬から行われているUAW(全米自動車労働組合)
のストライキが9/22、9/29と徐々に規模を拡大。
賃上げ要求を従来の約40%から
少なくとも30%に引き下げており、
条件を緩和していますが、
未だ交渉は平行線のままです。
このまま工場停止が続けば、
製造に遅れが出るので、
当然業績に影響します。
また、乗り換え需要に対して
供給が減少すれば新車ではなく、
一部中古車にも顧客が流れるので、
2020年に見られた中古車市場の価格高騰が、
全体のインフレ圧力上昇に繋がりかねません。
逆に、
交渉が進展しても賃金上昇になるので、
こちらもインフレ圧力を再上昇させてしまう
要因となります。
さらに、このUAWの結果が
全米の他業種の労使間交渉の
基準に必ずなるので、
インフレ圧力の再燃はもはや
不可避の状況になりつつあります。
長めで観ると
足元の金利上昇高止まり、株安、ドル高の流れは
もうしばらく続く可能性のほうが高そうです。
EUR/USDは、上記要因もあり、
先週に引き続き下落しての反発
3月安値の1.05も下抜けたので、
下値余地が広がったように見えます。
気の早い外資は、昨年11月以来の
パリティ(1.0)割れを視野に入れているかもしれません。
ドル円は一旦下落トレンドに入ったかもしれません
日足で観るとまだパーフェクトオーダ中
しかしながら
4時間足で観るとパーフェクトオーダーが崩れつつあります
1時間足で観ると
下落のパーフェクトオーダーが出来上がりつつあります
148.30を割れれば大きく下落してパーフェクトオーダーが完成
W底で反発の可能性も考えられます
15分足で観るとレンジの中
今日はレンジのどちらかをブレイクするかがカギになります
ブレイクした方についていきます
日中ブレイクするかもしれませんが
今夜の米国雇用統計でトレンド確認して来週に臨みます