ECB結果にユーロが売られる
【EU】 欧州中央銀行(ECB)政策金利 [1.25%]
予想: 2.00%
結果: 2.00%
ECB総裁会見サマリー
欧州中央銀行(ECB)は27日、政策金利を市場予想通り2.00%に引き上げた。また、中銀預金金利を1.50%に引き上げ、限界貸出金利を2.25%に引き上げた。
欧州中央銀行(ECB)声明
「今後も利上げを継続する」
「金融緩和政策の撤廃を大きく前進させた」
「インフレはまだ高すぎ、長期にわたって目標を上回って推移するだろう」
「TLTRO3の条件を変更する」
ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁
「高インフレが消費と生産を抑制」
「ガス供給の混乱が逆風をさらに強める」
「2022年第3四半期に著しく減速と公算」
「22年第4四半期と23年第1四半期に景気がさらに減速する可能性が高い」
「ユーロ安がインフレに拍車をかけた」
「信頼感を示す指標は急速に低下」
「経済見通しのリスクは明らかに下方向」
「将来の利上げ規模はデータ次第」
「政策正常化はまだ達成していない」
「今会合では意図的にQTについて議論しなかった」
「12月にAPP削減の主要な原則を決定」
ECB理事会において、市場予想通り
の利上げが行われました
このところ、中央銀行が
引き締めすぎるリスクについて
語られる事が多くなり、
カナダ中銀は
0.75%利上げ予想だったが、
実際は0.5%利上げにとどめました。
ラガルド総裁のコメントが
ハト的に捉えらユーロは下落しました
その場合、ユーロドルは大きく
売り込まれることもないが、
買われることもない。リスクは
タカ派ラガルドで上昇だが、
そこまでは行かないのだろう。
ドル円が145.10円まで下落しました
なかなかの急落で、おおよその
ストップロスは付けたにでしょう。
145円以下は、米長期金利が
4.00%を明確に割ってこないと
難しいのでしょう。
また、ニック氏の
記事通り、引き締めペースは
緩むのだろうが、だからと言って
金利が下がるわけではない。
ドル円の下落にも限界があるのでしょう