週明け12日のニューヨーク株式相場は、米インフレ率が鈍化に向かうとの期待感を背景に続伸。市場の関心は、翌13日発表される8月のCPIに向いている。市場予想(ロイター通信調べ)では、CPIは前年同月比8.1%上昇と、伸び率は前月(8.5%上昇)から鈍化する見込みで、3指数は4営業日連続で続伸した。逆に、変動の大きい食品・エネルギーを除くコアCPIは、前年比+6.1%と前月の+5.9%から加速が見込まれている。原油を中心とした最近のコモディティー価格の下落がインフレ圧力の緩和につながり、物価上昇のピークに達したとの期待が広がっている(Yahoo finance・JIJI.COM・みんかぶFX・FISCO)。
20、21両日に開かれるFOMCでは、3会合連続での0.75%利上げが市場にほぼ織り込み済み。大幅利上げを警戒した売りの流れは一服し、持ち高調整の動きが中心となっている。
個別銘柄では、スリーエム(MMM)+0.93%、アップル (AAPL) +3.85%、シェブロン (CVX) +1.58%
となり、ダウ平均の上げをけん引。
特にアップル
オンライン中古車販売のカーバナ (CVNA) は金融機関による投資判断引き上げが好感され、15.46%急伸している。FDAから口腔(こうくう)治療薬の認可を受けたブリストル・マイヤーズスクイブ (BMY) は3.14%高で推移。一方、競合するアムジェン (AMGN) は4.07%下落。
FRBは既にブラックアウト期間。
8月のコアCPI上昇予想で、10年債利回りは3.362%へ上昇 (+1.23%)。2−10年債の逆イールド継続。
米10年債利回り上昇で、ドル・円は142円78銭の小幅高。 (+0.15%)。
WTI原油は、ロシアのエネルギー供給不安から上昇、1バレル 87.98USD(+1.37%)と続伸。
Goldは、米10年債利回り上昇も、1,725.8USD(+0.5%)と小幅続伸。
BTCは、ナスダックが上昇し、22,423.01USD (+3.63%)と連れ高で、続伸。
「昨夜のニューヨーク株式相場は、8月のコアCPI上昇予想で、10年債利回りは3.362%へ上昇 (+1.23%)。ドル・円は142円78銭の小幅高。 (+0.15%)。逆にCPI伸び率(インフレ率)鈍化見込みで3指数は続伸。」