まずはチャートチェック
25日のニューヨーク株式相場は、パウエルFRB議長の講演を26日に控えて様子見ムードが広がる中、GAFAMや金融株が上昇し3指数を牽引した。
中国が1兆元(約20兆円)規模の景気刺激策を打ち出したことも株式市場をサポートした(Yahoo finance・JIJI.COM・みんかぶFX・FISCO)。
米労働省が発表した先週分新規失業保険申請件数(8/19)は前週比-2000件の24.3万件と前回24.5万件から増加予想に反し減少しほぼ1か月ぶり低水準となりました
また、失業保険継続受給者数(8/13)は141.5万人と、前回143.4万人から増加予想に反し減少しやはり1カ月ぶりの低水準です。
米商務省が同時刻に発表した4-6月期国内総生産(GDP)改定値は前期比年率-0.6%と、速報値-0.9%から予想以上に上方修正されました
。
また、同期個人消費改定値は前期比年率+1.5%と、速報値+1.0%から上方修正され予想に一致。また、同期GDP価格指数改定値は前期比+8.9%と、予想外に速報値+8.7%から上方修正され1981年1-3月期以降で最高となりました。
パウエルFRB議長は26日に、ジャクソンホール会議で講演します。
アトランタ連邦準備銀行のボスティック総裁が米メディアとのインタビューで9月のFOMCにおいて、50bpか75bpの利上げに賛同するかはまだ決めていないと発言。
米景気減速の兆候が見られる中で、利上げのペースに関するパウエル議長の発言内容に注目が集まっており、相場の上値は重いです。
4-6月期GDP改定値の上方修正、新規失業保険申請件数の減少を受け、9月FOMCでの75BP利上げ観測が弱まり、米10年債利回り3.026%まで下落した (-2.58%)。2−10年債の逆イールド継続。
米10年債利回り低下を受け、ドル・円は136円52銭まで下落 (-0.42%)。
WTI原油は、1バレル 93.18USD(-1.8%)と反落。
Goldは、1,769.9USD(+0.48%)と小幅続伸。
BTCは、Nasdaqの連れ高で、21,612.14USD (+1.07%)と続伸。
「今日のニューヨーク株式相場は、IT・ハイテク株が買い戻されているほか、銀行も上昇し続伸。4-6月期GDP改定値の上方修正、新規失業保険申請件数の減少を受け、米10年債利回り3.026%まで下落。ドル・円は136円52銭まで低下。」
これを受けて今日23:00のパウエル議長発言まで小動きでしょうか
議長発言までドル円上昇ならはロングが溜まっているので急落も想定します