物価高でも低金利を維持する不思議な国
トルコリラ円が大暴落。
一時9.16円前後まで下げました
エルドアン大統領の圧力から、
中銀関係者が3人頓首となりました
そのあたりから、
もう完全に歯止めがかからなくなっています
中央銀行には、全く独立というものはなく、
金利は下げることしかできません
独裁政権下では何が起こり得るのか、
あらためて認識させられる出来事でした
トルコリラを売って儲けたヘッジファンドもいるでしょう
彼らは次のターゲットを狙っているでしょうが
通貨安でインフレが止まらないのに、
金利を下げろと命じる不思議な国はそう多くはありません
一つあるとすれば、それは日本です
経常収支が黒字なので、
リラのようにぶっ飛ぶことはありませんが
国民が物価高で困っているのに
通貨安政策をとっています
年末年始の薄いマーケットではどうなるでしょうか
また、狙われるかもしれません
2019年1月3日早朝にドル円相場のフラッシュ・クラッシュが発生を思い出します
わずか5分程度で4円程度の急落を見せました
日本は正月休みのため市場参加者が少なく、
薄商いのシドニー為替市場で起こりました
今度は暴騰でしょうか?
年末年始はノンポジがいいか少しだけ円安方向で
ポジションを持つのもいいかもしれません