フィボナッチを引く場面
(図1)
時間足:15分足
手法に直接関与はしませんが
トレンド感を確認するために
MAをチャートに表示させます。
今回は下降トレンドでの
エントリーを想定して解説しますが
上昇トレンド中でのエントリーはこの逆です。
まずは直近安値@を
ブレイクしていることを確認し
その下降でつけた直近安値Aと直近高値に
フィボナッチ・リトレースメントを引きます。
この手法では
50%,38.2%のみを使用しますので
それ以外の数列は表示させなくても問題ありません。
ここまでできればこの手法の準備は完了です。
結論から言うと
38.2〜50%付近からの戻り売りを
メインに戦略を立てていくのですが
エントリー時には勝率を上げるために
複雑なルールを設けています。
エントリー方法
(図2)
黒が陽線、黄色が陰線です。
今回はショートエントリーを例に解説しますが、ロングの場合はこの逆だと思ってください。
この手法では
50%,38.2%どちらでもエントリーできますが
いずれかのラインをブレイクしたローソク足の
終値がラインをブレイクしているか、していないかを確認します。
終値がブレイクしていたラインが38.2%である場合は
50%まで来るのを待ち
同じようにエントリーを狙っていきます。
50%で終値がブレイクしてしまった場合はエントリー見送りになります。
終値がブレイクしていない場合は
画像の右側のように。そのローソク足の始値からエントリーしていきます。
図解にすると簡単に見えますが
実際のチャートで探すのは物凄く難しいです。
今回もショートエントリーの提で進めていきます。
ロングエントリーの場合はこの逆で考えてください。
損切り利確
損切り設定
エントリーの基準となるローソク足(図2)
この高値に設定します。
損切りポイントはたったこれだけです。
今回はエントリーから損切りまでの幅を10pipsと仮定して進めていきます。
利確ポイント
前提としてRR比が1:1以上になるように
利確ポイントを設定します。
これを意識することで
勝率が50%だったとしても
収支としては勝ち越すことができます。
RR比を1:1以下にしてしまうと
この逆になってしまうので
どんなトレードでも1:1以上は意識しましょう。
今回は損切り幅を10pips以上に設定しているので
利確ポイントは必ず10pips以上先に設定します。
さらに詳しく解説します。
まず、50%からエントリーした場合は
38.2%を目標にします。
図3のように損切り幅から算出した利確ポイントを最初の目標とし、複数エントリーしていれば一部利確、
次に38.2%を目標にして、到達次第全ポジション決済でも問題ありません。
38.2%からのエントリーでは
他のフィボナッチ係数を気にせずに
損切り幅から逆算しましょう。
損切り幅がエントリーポイントから38.2%までの値幅を上回ってしまった場合は、相場状況を見ながら
@損切り幅の縮小
A38.2%よりも先で利確
このいずれかで判断していきます。
エントリー後は必ずルールに従うこと。
利確目標まで到達した場合は一部利確して
ポジションを残してさらに利益を伸ばしてもいいですし、当初の利確目標に逆指値を設定して長期のトレンドと方向があっていればスイングに持ち変えることもできます。
ロングの場合(押し目狙い)
38.2〜50の幅に入りその後上昇して38.2の上で実態確定、その後下落
暫くして、ろうそく足の高値を超えたのでエントリーです
応用も利くシンプルな手法なので
ぜひあなたののテクニックと組み合わせて自分のものにしてください。
もっと、スキャルピングの手法が知りたい場合はこちらでも紹介しています
https://note.com/icdyaroh2007/n/nab4afd43227a
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