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2015年11月21日

「科学的に正しい勉強法」の法則5

『ビッグデータで判明! 「科学的に正しい勉強法」の法則5』

プレジデントFamily 2015年秋月号 掲載
「ビジネス界では当たり前に行われている数字で科学的に分析することが、日本の教育に関してはこれまでほとんどされてこなかったんです」と話すのは中室牧子さん(慶應義塾大学准教授)だ。教育を経済学で読み解く『「学力」の経済学』(ディスカヴァー・21)を今夏に上梓した気鋭の経済学者だ。「教育のIT化が急速に進む今、子供の学習時間や学習頻度などさまざまなデータが集まるようになりました。データを分析することで、従来の“思いこみ”とは違う効果的な学習方法が見えてきます」デジタル教材の普及で、これまでわかっていなかった子供たちがいつ、どれだけ勉強したかという“学習の過程”がこれからますますわかるようになる。独自のタブレット端末を使った小学生向けの算数の家庭学習サービスを提供するRISU Japan(以下、リス)の加藤エルテス聡志さんも「蓄積した学習者のデータを分析することで、一人一人に合わせた、効果的な“テーラーメード”の教育ができます」と語る。加藤さんは、コンサルティング会社で数々のデータを分析してきた経験を生かし、2014年にリスを立ち上げた。教育界もいよいよこれからビッグデータ時代。1日のうち、いつ勉強すればいいのか、効果的な親の関わりとは? 次のページからは科学的に正しい勉強法を具体的に紹介する。

■法則1:一夜漬けは効かない
中室さん、加藤さんともに口をそろえるのが、「算数は一気にまとめて勉強するのではなく、コツコツ勉強したほうが成績が上がる」ということだ。「海外の調査で、同じ分量の数学の宿題を、一方のグループは『2カ月後にまとめて提出』、もう一方のグループは『2カ月の間、毎週末ごとに提出』とした場合で比べると、後者が圧倒的に成績がよかったのです」(中室さん)加藤さんも次のように言う。「リスで勉強している子供たちを、学習の頻度が『毎日』や『2日に1回』の高頻度グループと『3日に1回』や『7日に1回』などの低頻度のグループに分けると、1週間の合計勉強時間は同じでも、学習の進み具合が前者のほうが1.5倍速いのです」1回の勉強時間が長くても短くても学習の進み具合に差はなかったとか。つまり1回の時間は短くていいから頻繁に勉強するという学習スタイルが効果的だということがわかる。ならば、コツコツ型の勉強をする女子のほうが成績はよくなりそうだ。しかし、理数系教科では中学になると女子は男子より成績が悪くなることが多くの調査で明らかになっていると中室さんは言う。それには男女の勉強方法の意外な事実が隠されていた。「日本の高校生400人が冬休みにインターネット教材『すらら』に取り組んだ学習ログを一橋大学の萱場豊講師らが解析したところ、男子よりも女子のほうが、トータルの学習時間は長かったのです。これは予想通りともいえる結果でした。注目すべきはその“学習過程”。男子は少しずつコツコツと学習を進める傾向があり、女子は特に数学を最後にまとめて勉強する“一夜漬け”傾向があることがわかったのです」(中室さん)一般的には女子のほうがコツコツ勉強する、男子は一夜漬け傾向があると思われがちだったが、データからは逆の結果が得られたのだ。一夜漬け傾向がある女子は勉強量の割に数学の成績は振るわなかったというわけだ。「女子に対しては『コツコツ勉強することが大切だよ』と声をかければ、“一夜漬け”が修正され、算数の成績が伸びるかもしれません」(中室さん)
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→少しでもいいから2日に1回は勉強しよう
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■法則2:早期教育の効果は限定的
算数や数学は子供によって好き嫌いが分かれる教科だ。「苦手意識を持ってしまわないように」と、就学前から算数の早期教育に期待をする向きもあるだろう。しかし、中室さんはこれを否定する。その根拠となっているのが、1960年代からシカゴ大学のヘックマン教授らによって開始され、現在も続いている「ペリー幼稚園プログラム」の調査である。このプログラムは、低所得のアフリカ系米国人の3〜4歳の子供たちに質の高い就学前教育を提供することを目的にしており、就学前に読み書き計算などの学習をさせるものだ。「ペリー幼稚園の子供たちは、ほかの子供たちに比べ、4〜5歳ごろまでは学力レベル(IQ)がかなり高いものの、小学校入学前の6歳ではその差が小さくなり、8歳では差がなくなります。つまり、就学前の学力を上げても、効果は持続するわけではないのです」(中室さん)だが一方で、ペリー幼稚園プログラムを受けた子供たちは、学歴、就職、年収などの面で、長期的にプラスの影響も受けているという。「就学前教育で効果が持続したのは、『忍耐力』『興味・関心』『社会性』などといった性格的な特徴です。ここから見えてくるのは学習する中で忍耐力や好奇心などが培われ、その能力は大人になるまで持ち続けられること。そして読み書き計算の学力自体は効果があまりないということです」(中室さん)忍耐力や好奇心などは大人になって社会的に活躍するのに重要な能力だ。早期の算数教育の目的は、子供が将来成功する力を付けるため、と割り切ってやるといいだろう。
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→早期教育は学力よりも忍耐力に効果的
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■法則3:母親以外も褒める
勉強や宿題のことは母親に任せきり、パパは休日にスポーツの習い事に付き合う程度と役割分担をしている家庭は少なくないだろう。だが、「両親とも子供の教育に関心を持ったほうが、子供の成績が上がる」と加藤さんはいう。「リスでは、保護者に子供の学習進度をメールで連絡しています。このメールを父親のみ、母親のみなど1人で受け取っている場合に比べ、両親など複数で受け取っている家庭の子供は、3カ月で1.7倍も勉強の進み具合が速くなることがわかりました」(加藤さん)メールは「お子さんは九九が終わり、こんなことができるようになりました。こんな言葉で褒めてください」などと、学習の進み具合、褒めてほしいツボを親に伝えるもの。すると親は、最も効果的なタイミングで子供を褒められるというわけだ。ここから読み取れるのは褒められる人数が多いことで、子供の成績が伸びるということ。おじいちゃん、おばあちゃんや兄弟などにもメールの内容を伝えるなどして褒めてもらえば、効果はさらに高まるかもしれない。
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→お父さんやじじばばからも褒められたら成績アップ
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■法則4:結果でなくプロセスにご褒美
「子供の学力を上げるには、言葉だけでなく目に見えるご褒美も有効」と言うのは中室さんだ。ただし「90点をとったから」などと成績を目標にするのではなく、「どれくらい学習したか」でご褒美をやるのがポイントだと付け加える。「アメリカで3万人の子供が参加した大規模調査では、『成績が上がった』ことなどアウトプットにご褒美を与えたグループよりも『本を読む、宿題を終える』などインプットにご褒美を与えたグループのほうが、学力が上がったのです。子供は90点をとるための“方法”を知りません。だから成績を目標にしても成果は上がりにくいと考えられます。また、テストは問題の難易度など運にも左右されます。だから『宿題をきちんとやる』『塾を休まない』など、自分が努力すれば必ず達成できることにご褒美を結びつけるといいのだと考えられます」(中室さん)では、ご褒美としては何がいいのかというと、中室さんによれば「小学生ならお金よりトロフィーやメダルのような“名誉”に働きかけるもののほうが、効果が高い」という調査があるとのこと。キラキラしたシールをプレゼントするという方法でもいいのかもしれない。「中高生になれば、お金をご褒美にするのもいいと思います。貯蓄や家計簿など金融教育とセットにする形です」(中室さん)
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→ご褒美は「いい成績をとったら」より「宿題を毎日きちんとしたら」
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■法則5:朝型がいい
「早起きは三文の徳」――、果たしてこれは、算数の学習においてもあてはまることなのだろうか。つまり、朝に勉強するのがいいのか、夜に勉強するのがいいのか、算数の勉強に効率的な時間帯はあるのかという問題である。「リスで学ぶ子供たちを朝型の子供、夜型の子供、朝も夜も勉強する子供の3パターンに分けて成績を比べてみました。すると朝のみ勉強する子供が最も学習の進み具合が速かったのです。朝も夜も勉強する子供は、朝のみ勉強する子供より少しだけ進み具合は遅くなりますが、ほぼ同じくらい。しかし、夜のみ勉強する子供はなんとその半分以下の進み具合でした」(加藤さん)算数は朝に勉強をしたほうがいいということか。この結果からいえば、朝も夜も勉強する子供には、「朝しっかりと勉強するなら、夜はもう勉強せずにゲームをやっていいよ」と言いたくなるが――。「夜型の子供が朝型に変えると学力が上がり、学習進度が速くなるかというところまでは検証が進んでいないんです」と加藤さんは付け加える。朝勉強している子が別の要因で、算数の成績がいいのかもしれないというわけである。しかし、朝勉強するだけで算数の勉強が進むとしたらありがたい! 夜勉強しているご家庭は、朝勉強を試してみてはどうだろうか。
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→朝に勉強している子のほうが成績がよい
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http://news.goo.ne.jp/article/president/life/president_16677.html

<コメント>
生涯勉強です。


ゆっくり呼吸をしながら食事をすると、食べ物がより美味しく感じられる

『【試してみて】ゆっくり呼吸をしながら食事をすると、食べ物がより美味しく感じられることが判明』

深呼吸ではなくゆっくりとしたペースで呼吸をしながら食べると、料理の匂いをしっかり捉え、より美味しく味わえるという研究結果が発表された。

匂いを発する揮発性物質の流れを確認
この調査を行ったのはアメリカ、ペンシルバニア州立大学の研究者たち。彼らはまず人間の気道をスキャンし、それを元に3Dプリンターで鼻孔から気管までの構造を再現したモデルを作成。実際に空気を流し、食べ物の匂いの元とされる揮発性物質が、気道の形によってどのように流れを変えていくのかを観察した。その結果、匂いは鼻を通って体に入ると、一旦口の奥へと下り、揮発性物質が肺の中へ逃げていくのを防ぐエアーカーテンを作ることが判明。さらに息を吐くと揮発性物質を含んだ空気は、口の奥から鼻腔の奥へと入り込むことも明らかとなった。

呼吸する速度が吸収量を変化させる
研究者らによれば鼻腔の奥には数百万のレセプター細胞からなる嗅覚組織があり、数千の異なった揮発性物質を感知または特定するという。そして呼吸する時のスピードが、匂いの物質を吸収する方法や量に変化を与えるそうだ。つまり空気がゆっくり移動すれば、嗅覚組織もよりよく揮発性物質を捉えることができるとしている。

食べ物が匂い、美味しさがます
調査に携わったRui Ni助教授は報告の中で「スムースに比較的ゆっくりと呼吸をすると、鼻に運ばれる物質の量が最大限になります。つまり焦らずゆっくりすれば、食べ物は匂い立ち、料理の美味しさも増します」と語っている。一見、意外な効果にも感じられるが高級料理を食べる時や、楽しみにしていた食事の時にこれを試してみてはいかがだろうか。
http://irorio.jp/daikohkai/20151119/278950/

<コメント>
食事は、ゆっくり良く噛んで食べましょう。


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