介護職(グループホーム)を探せば気は楽なのだが、苦労して取得した電気工事士の資格を活かせないのはもったいないし、今勉強している危険物取扱者乙4やボイラー技士も無意味になってしまう。
第ニ種電気工事士について調べていた1年ほど前、電気工事の仕事以外に「ビルメンテナンス」という仕事に就けることを初めて知った。時間が来たら巡回(点検)＋トラブル対応に行くような仕事内容は介護職夜勤の巡回＋トラブル対応とスタイルが似ているような気がして俺にもできるかもしれんと思ったわけだ。クソ製造業と違いノルマに追われなくても済むし残業が少ないのも魅力だった。
更に調べてみると仕事内容は待機時間があり、特に夜勤はスマホゲームが捗るほど楽だという嘘かデタラメなのか分からん情報もある。楽か激務かは現場によって違うようで「病院」「商業施設」「ホテル」「駅」「ボイラーがある施設」は激務、独立系(孫請け)はブラック、新しいオフィスビルは楽なようである。
だが、調べれば調べるほどリアルな情報に行きつく。つい最近、ニート期間中に4点セットの資格取得してビルメンになった人のブログを読んだ。どうやらその人の会社は毎日複数の現場を掛け持ちし大変な上、トラブル多発で激務。警備員の欠員を埋めるため炎天下の中で交通誘導をやらされるなど、これまで描いていたビルメンへの明るいイメージが壊れた。
そのブログを読みふけっているうち、俺みたいな無能に勤まる仕事なのかとてつもない不安に駆られ鬱っぽくなってきた。気晴らしに商業施設に出掛けるもビルメン転職への不安が頭から離れず、下痢になって何度もトイレに駆け込みぐったりしながら帰宅する。現実逃避をするためいつも以上に酒を飲み眠るも3時間ほどで目が覚めてしまう。また不安から追い酒、早朝に眠って昼前に起きるも2日酔いで夕方まで吐き気を我慢しながら横になっていた。
このままでは体か精神を壊して病院行きになってもおかしくない状況だ。今思っている心配事が起こるかどうかは実際やってみないと分からんだろ！要らん心配などせんでいい！いい加減に生活を改めよ！
と自分を励ましてみる。
