アフィリエイト広告を利用しています

2018年07月21日

平成30年 第ニ種電気工事士 技能試験を受けてきた。

昨年の今頃、この資格を独学で取得しようと決意し夜勤中などに少しずつ勉強をしてきた。今回はその集大成となる「技能試験」だ。

昨晩は技能試験に関する2chの書き込みなどを見ていて寝るのが遅くなったが6時には目が覚めた。軽い朝食をとり、「写真票」「受験票」「工具」を忘れていないか最終チェック。念のため「リングスリーブ小×2」を上着のポケットに忍ばせておいた。緊張状態になると腹の調子が悪くなる体質なので何度もトイレに行っていたらあっという間に自宅を出る9時となってしまったのでバイクで出発。

試験が行われる場所は大きなイベント会場。着いたのは9時45分くらいで、すでに高校生を中心とした受験者が押し寄せていた。俺みたいな一般人もちらほらいたが電気関係の仕事をしている風貌の人の方が多い。女は見たところ4人程度か。10時からしか入室できないが入口に貼られている席の位置を確認。広い会場内には受験番号ごとにブロック分けされており自分は「い」のブロックだった。

10時になった。とりあえずトイレを済ませ「写真票」を係員に見せて入室、自分の番号の貼られた机を見て一安心した。唯一の不安材料だったのは机の広さがどの程度かということ。この会場の机は3人用の長いテーブルの左端と右端に1人ずつ座るようになっており自分は右側の席だった。作業スペースは横100cm、縦40cmほどで、普段練習しているスペースとほぼ同じだった。

席に着いたがやることがないのでとりあえず持って来た候補問題の単線図にざっと目を通してカバンの中にしまった。そうしていると隣の席に若い兄ちゃんが座った。彼の工具を見るとHOZANのものではない、どうやら電気系の仕事をしているようだ。周りを見ると工具箱を床に置いて必要な工具を取り出して机に置いているスタイルの人が目立つ。

早く入室し過ぎたせいか緊張感が増しドキドキしてきて手にかいた汗をジーパンに何度もこすりつけた。強めの冷房のせいで少し尿意と腹に違和感が襲ってきたが我慢できると判断してその場を動かないことにした。ちなみにトイレは室外にあるため再入室時に写真票を係員に見せる必要があるので持って出なくてはならない。

2018-07-21_21-54-40_958.jpg
長く感じる待ち時間が終わり10時50分となった。まずマークシートに氏名、受験会場、受験番号(マークシート)を書き込む。係員が写真票とマークシートを回収して問題用紙と材料の箱が配ばられた。指示があるまで問題用紙を開いてはならないが表面には材料が書かれている。見ると「4路スイッチ」の表記が目に飛び込んできたので候補問題7であることは確かだ。

結線箇所が多く時間が掛かる苦手な問題だが、偶然にも昨日最後に練習して20分台で終わらせた問題なので逆にラッキーと思った。次は箱に入っている材料確認、まずは作品に取り付ける名前札(といっても紙に針金がついたようなものだが)に名前と受験番号を書いて材料の確認に入る。周りはメジャーを持ってきてケーブルの長さを測っていたが自分はHOZAN工具セットに入っている布製400mmのスケールのみ。だが、これでケーブルの長さを測る練習はしていたので戸惑うことはなかった。

机右上の端にある受験票の上に材料箱(ゴミ入れに使う)を置いてその左には工具を置く。材料は右端にまとめて出しておき目の前は作業スペース、左は施工したパーツを置く(リングスリーブは落下防止のため工具入れの中に入れておく)といったことをイメージしていた。

2018-07-12_10-54-10_446.jpg
*練習時の作品
10時30分試験開始、隣の人は複線図を書いてたようだが自分は書かないスタイルなのでさっそくゴムブッシングに電工ナイフで切り込みを入れてアウトレットボックス穴に入れ込んでいく。最初は手が震えたが3つめあたりで落ち着いてきた。次にランプレセプタクルの施工、右側3路スイッチの施工、4路スイッチ、3路スイッチ左側、渡りのケーブル剥き、電源ケーブル剥き、寸法間違いもなくアウトレットボックスに突っ込んで図面通りの形にした。

結線作業に入ろうとした時、4路スイッチに埋込連用取付枠が付いていないことに気付いた。しかもスイッチが上下逆になっていて見栄えが悪いので線を抜いてやり直した。ここまででちょうど19分〜20分になろうとしていたので時間内完成を確信する。

あとは結線作業を慎重に行い最後にリングスリーブの余分な心線を切り揃えて完成。時間はちょうど30分、あとは形を整えながら各部のチェックを何度も行った。隣も作業を終えた様子、左斜め前の人は残り1分でリングスリーブの心線を切り揃えていたが間に合ったようだ。終了の合図で膝に手を置く、あらためて自分の作品を見るが問題はないと思われる、ふと左の人の作品を見ると施工省略部分のケーブルを曲げておらず真っ直ぐになっていた。。。

工具を片づける指示、作品に名前の札を付け(どこでもいい) ゴミを片づける。指示された列から退出票を受け取り出口で係員に渡して会場を後にした。その瞬間、合格を確信して肩の荷が降りホッとしたのだが帰りの道中、ランプレセプタクルのネジを締め忘れたか?もしかしたら電源のケーブルの向きが間違っていたのではないか?施工条件通りに行えたのか?考え出したらキリがないような不安が押し寄せてくる。

筆記試験と違い技能試験は自己採点不可能なので合否の発表をひたすら待つしかないが、再試験となれば練習のためまた材料を購入しなければならず無職の身には辛い、できれば一発合格で済ましたいところだ。
ファン
プロフィール
ゲーリーさんの画像
ゲーリー
プロフィール
<< 2024年07月 >>
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
最新記事
カテゴリーアーカイブ
タグクラウド