受験者が少なくマイナーな資格なためか協会の仕事は早く19日には合格通知票が届いていた。この通知表に試験結果の点数は記載されていないので、何点取って合格していたのか知ることができないのは残念なところ。
◆合格までの勉強方法
基本的には電気工事士や危険物と同じく「参考書」+「過去問題集」という勉強スタイルで合格できた。
まず参考書はアマゾンで評価の高かった一発合格! これならわかる2級ボイラー技士試験 テキスト&問題集を一通り読む。
1章:ボイラーの構造に関する知識 / 2章:ボイラーの取扱いに関する知識 / 3章:燃料および燃焼に関する知識 / 4章:法令関係
に分かれており、ある程度読み進めた所で「一問一答形式」の確認問題、章の最後には10問の復習問題がありそれを解いて次の章へ進むといった学習方法となっており、巻末には2回分の模擬試験も載っている。図が豊富に載っていて分かりやすいとは思うが、ボイラーの実物さえ見たこともないためイメージを掴みにくかった。
それを補うために「ボイラー実技講習」で使う教本「ボイラー図鑑」が役に立った。各ボイラー本体から管ステー、波型炉筒、水面計、安全弁などの各部品まで実際の写真が載っているので眺めながらイメージを掴んだ。
参考書を読んだらさっさと過去問に取り掛かった方がよいと判断、巻末の模擬試験は後回しにして詳解 2級ボイラー技士過去6回問題集〈’18年版〉に取り掛かった。この問題集は平成26年後期〜平成29年前期の公表試験(6回分)が載っている。
本の半分は別冊の解答+解説となっており切り離すことができるので便利だ。実際の試験は「構造」「取扱い」「燃料・燃焼」「法令」の各科目を40%以上、かつ総合点が60% = 240点以上で合格となる。試しに1回目をやってみたところ各科目の40%をクリアし総合点は250点でギリギリだが合格ラインに達していた。
ただ、危険物取扱者乙4の知識があるため「燃料・燃焼」の科目で得点を稼ぎやすかったというだけかもしれない。「1回分の過去問を解き、答え合わせ+解説を熟読する」これを1日1回行っていった。3周分(計18回)が終わる頃にはほぼ間違えなくなっており退屈な勉強となった。4周目は念のためチェックしておいた1度でも間違えた箇所を解いて答え合わせを行った。
締めに最初に買った参考書の巻末の模擬試験をやってみると、これまで繰り返しやってきた過去問題集とは違う表現の問題や火炎検出器や爆発戸についてなど初めて見る問題もいくつかあり60点しか取れない科目が出てきた。試験直前にして暗雲が立ち込める。試験前日にこれらの問題を頭に叩き込んで勉強は終了した。
◆まとめ
上記2冊の問題をしっかりやり込んで挑んだ試験だったが、実際の試験はこれよりも難易度が高かったように感じ、もしかすると不合格かもしれんと思うくらいだった。各科目6問間違えてもよく総合で240点取ればよいと考えれば楽なものだが、自信を持って合格したいのならもう1冊くらい問題集が必要かもしれないと感じた。
◆二級ボイラー技士書籍
一発合格! これならわかる2級ボイラー技士試験 テキスト&問題集
詳解 2級ボイラー技士 過去6回問題集 ’19年版
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