徹底解剖

2014年8月30日 公開　主演　土屋太鳳

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人狼ゲームシリーズの第二弾
今作は後半戦です。

STORY
何者かにより見知らぬ密室に集められた１０人の高校生。
彼らは、強制的に「人狼ゲーム」に参加させられることになる。
“人狼”としてその席に着かされた由佳が生き残る為には、“村人”たちを欺き、一人ずつ殺さなくてはならない。
突如始まった不条理なゲームに戸惑い・困惑する高校生たち。果たして由佳は“人狼”の役割を務め、この絶望から抜け出すことはできるのか――。（DVDパッケージより）

ルール説明（劇中でゲーム参加者に教えられる情報を元にまとめてみました）
ルール１　村人の中に人狼が2人います。
ルール２　毎晩、夜8時になったら部屋に集まり話し合い、人狼と思われる1人を投票で決めてください。
ルール３　夜9時までに、その人を殺してください。（殺し方は自由。６発入りの拳銃あり）
ルール４　殺せなかったら全員死亡。
ルール５　参加を拒否したり、この建物から脱出したり、他人の役柄カードを見たり、その他ルール違反した人は死亡。
ルール６　村人は、夜12時から朝6時までは、鍵を閉めたまま自室から出てはいけない。
ルール７　人狼は、夜12時から2時までの間に村人を1人殺してください。
ルール８　殺せなかった場合、全員死亡。
ルール９　村人、人狼どちらかを殲滅した方が勝ち。
ルール10　勝った方に1億円お支払いします。

役職は増えましたが、前作の「人狼ゲーム」とルールは変わっていません。

人狼ゲームとは？
アメリカ発祥のカードゲーム（劇中の小曽根正則の発言より）

ゲーム参加者
樺山由佳・宗像美海・萬田麗子・平一也・対馬瞳
榎本亜希子・小曽根正則・伊勢淳・柳川祐貴・藤堂由紀彦

原作とゲーム参加者の数が違うため、設定が若干異なっています。

役職紹介　人狼2名・村人8名（うち預言者1名・用心棒１名・共有者２名）

預言者とは？
毎晩、誰か1人の正体を占うことができる特殊な村人です。
用心棒とは？
毎晩、誰か１人だけ守ることができる。ただし、自分は守ることができない。
共有者とは？
お互いに村人だとわかっているが、特殊能力はない。

注意深く見ていると、役職カードのヒントが散りばめられていました。

例えば共有者　ネタバレ
カードを確認したときに平一也が榎本亜希子を見つめるシーン
など、その時は確証できませんが振り返ると、納得のいくシーンが多く見受けられます。

関係性（劇中で徐々にわかってきます）ネタバレ
全員、クラスメイトで3年生
伊勢淳と榎本亜希子は交際中
柳川祐貴と萬田麗子は相思相愛
宗像美海・平一也・榎本亜希子・小曽根正則・伊勢淳・藤堂由紀彦は自ら参加
小曽根正則は榎本亜希子に好意を持っていた
樺山由佳と萬田麗子は2回目

映画の内容は他サイトなどでも頻繁に紹介されていますので割愛させていただきます。

死亡順と役職　ネタバレ
１　柳川祐貴　　投票　村人　　　ルールの真偽を確かめるため立候補（自ら建物外へ）９票
２　伊勢淳　　　投票　村人　　　亜希子の件で反感を買う（由佳が銃殺）６票
３　榎本亜希子　襲撃　共有者　　預言者の一人から村人だと白だしされたため（刺殺）
４　小曽根正則　自害　村人　　　亜希子に対する自責の念
５　萬田麗子　　投票　人狼　　　亜希子の部屋で証拠が見つかったため（建物外へ）５票
６　藤堂由紀彦　襲撃　預言者　　本物の預言者と分かったため（だと思われる）（刺殺）
７　平一也　　　投票　共有者　　人狼側の策略にハマった（自ら建物外へ）３票
８　対馬瞳　　　投票　用心棒　　美海の悲壮感により2票入る（絞殺）
９　宗像美海　　敗者　村人　　　運営により処刑
勝者　樺山由佳　人狼
一回目の投票で萬田麗子は誰も指していませんでしたが、カットされたということにしましょう。

ネタバレ
用心棒（対馬瞳）が守った人
１日目　小曽根正則　襲撃失敗
２日目　萬田麗子　　預言者を名乗ったため（麗子が人狼とわかった時の行動から推測）
３日目　樺山由佳か宗像美海のどちらかとだと思われる。
４日目　宗像美海　　襲撃失敗

主要キャストの役名、映画公開時の実年齢・部屋号をまとめてみました。
以下の通りです。

役名 　キャスト　公開時の年齢　部屋号
樺山由佳　　土屋太鳳　　19歳　４０４
宗像美海　　森川葵　　　19歳　４０８
萬田麗子　　青山美郷　　19歳　４０１
平一也　　　藤原季節　　21歳　４０９
対馬瞳　　　佐久間由衣　19歳　４０７
榎本亜希子　小野花梨　　16歳　４０５
小曽根正則　加藤諒　　　24歳　４０３
伊勢淳　　　育乃介　　　20歳　４１０
柳川祐貴　　國島直希　　20歳　４０２
藤堂由紀彦　桜田通　　　22歳　４０６

榎本亜希子役の小野花梨さんは当時16歳、小曽根正則役の加藤諒さんは当時24歳。
年齢が分かってしまうと、二人が同級生って無理があるように感じませんか？

主要キャストのプチ情報！！

伊勢淳役の育乃介さんは未だウィキペディアがなく、現在は改名されている（育之介）
平一也役の藤原季節さんは、今作が芸能界デビュー（公式ＨＰより推測）
対馬瞳役の佐久間由衣さんは、今作が女優デビュー
柳川祐貴役の國島直希さんは、今作が俳優デビュー（役者としては舞台経験あり）

前作の「人狼ゲーム」と違い、新人が3名も起用されていました。
確かにセリフが少なかったが、キャリアを感じさせない演技だったのではないでしょうか。

「人狼ゲーム ビーストサイド」を見られた方は、樺山由佳の最後の嘘を見破れましたか？

由佳がついた最後の嘘

人狼ゲームの参加が３回目。この言葉に騙され（たフリ？）で美海は瞳を指名したと考えられます。

ゲーム参加者以外のキャスト紹介
え？いた？なんて思わないでください。
オープニングのナレーションが始まる前にいたでしょう？
羽交い絞めする男子生徒とされる男子生徒。斧を振り上げた女子生徒。
男子生徒１　井出寛人
男子生徒２　岩田碧
女子生徒　　原田冴

他のページを見られた方はピンと来るはず。そうです。その通りです
アミューズメントメディア総合学院の声優タレント学科の生徒さんです。

今作は３名だけなので、検索にも時間があまりかかりませんでした。

井出寛人さん・・・・・某声優事務所の準所属として登録されていました。（おそらく本人だと思われます）
岩田碧さん・・・・・・情報なし
原田冴さん・・・・・・某劇団の映画放送部に所属していたと思われるが、現在は不明。

原田冴さんに関しては、某大学の自主映画サークルでも名前が見つかりました。年齢的にも同一人物ではないかと思っていますが真偽はわかりませんでした。

スタッフ紹介
製作総指揮　吉田尚剛
　製作　　　永森裕二
　　　　　　小野寺廉
　　　　　　種子島幸
　　　　　　江副純夫
　原作　　　川上亮　「人狼ゲームBEAST SIDE」
（アミューズメントメディア総合学院AMG出版 / 竹書房文庫）
　脚本　　　山咲藍（前作は脚本協力として参加）
プロデューサー
　　　　　　平体雄二
　　　　　　飯塚達介
　　　　　　宮田幸太郎（前作はフリーのラインプロデューサーとして参加・スタジオブルー）
共同プロデューサー
　　　　　　藤田大輔（前作はプロデューサーとして参加）
　　　　　　近藤あゆみ
　撮影　　　松井宏樹
　照明　　　高坂俊秀
　録音　　　川本七平
　美術　　　山田智也
　　　　　　小林鉄郎
　衣装　　　宮本まさ江
ヘアメイク　岩本みちる
特殊造形　　石野大雅
　助監督　　玉澤恭平
製作担当　　谷村龍
監督助手　　大黒友也
録音助手　　川俣武史
衣装助手　　加藤愛美
ヘアメイク助手　
　　　　　　有路涼子
特殊造形助手
　　　　　　中嶋歩
照明応援　　佐藤武
ヘアメイク応援
　　　　　　杉山正子
　車輛　　　横山史朗
　　　　　　鶴井庸仁
制作進行　　緒方恵里奈
アクション　中村嘉夫
ガンエフェクト
　　　　　　遊佐和寿 (前作　劇中画面作成として参加)
キャスティング協力
　　　　　　根本亜矢子
　　　　　　石井咲
　　　　　　猪熊勇人
スチール　　須藤秀之
　　　　　　川野結季歌
メイキング　ＫＴ
タイトル画　矢野まり
劇中イラスト
　　　　　　新谷尚之
リゾルブ・アーチスト
　　　　馬渕愛
　　　　　　山下純
ＤＣＰエンコード
　　　　　　脇坂美緒
　　　　　　千木良保宜
ラボワーク統括
　　　　　　有田勝美
ラボマネージャー
　　　　　　逸見正彦
編集助手　　伊藤了太
　整音　　　古谷正志 （前作は録音として参加）
音響効果　　赤澤勇二
スタジオエンジニア
　　　　　　大野誠
ダビングコーディネイト
　　　　　　青木玲
　音楽　　　スパン子

　主題歌　　Verite（ＡＭＧ MUSIC）
作詞・作曲　坂本英三
　　唄　　　吉利麻里

　劇中歌　　全裸は私の制服
作詞・作曲・歌
　　　　　　土屋太鳳
作曲・ピアノ
　　　　　　熊坂出

　宣伝　　　松田英訓
　　　　　　鮫島康輔
宣伝ＷＥＢ制作
　　　　　　伊藤あやこ
宣伝美術　　福士孝幸（ＯＳＳＥ）
予告編制作　馬車馬企画

　協力　　　アミューズメントメディア総合学院
　　　　　　ＡＭＧ出版工房
　　　　　　ＡＭＧ　ＭＵＳＩＣ
　　　　　　東京現像所
　　　　　　映広
　　　　　　日活スタジオサービス
　　　　　　アルカブース
　　　　　　テックス
　　　　　　アラジンサービス
　　　　　　インフィニティ・サウンド
　　　　　　ワード・ロープ
　　　　　　スタジオヒゲメガネ
　　　　　　ショウビズクリエイション
　　　　　　三文社
　　　　　　レントシーバー
　　　　　　soup
　　　　　　ユープラスバルク
　　　　　　ノバリ
　　　　　　熊坂出事務所
ロケーション協力　
　　　　　　小山町
　　　　　　小山町フィルムコミッション支援課
ロケーション
　　　　　　御殿場
　　　　　　ホテルオレンジリゾート
　　　　　　くれたけイン御殿場インター
　　　　　　ＴＯＴＯ東富士研修所
　　　　　　金太君
　　　　　　アースワーカーズ
　　　　　　長田山荘キャンプ場
　　　　　　フラワースタジオM's
スペシャルサンクス
　　　　　　小野寺啓
　　　　　　今国智章
　　　　　　斎藤晃央
　　　　　　小川貴之
　　　　　　岡田順美
　　　　　　渡邊貴文
　　　　　　瀬島翔
　　　　　　高木規宏
　　　　　　稲垣隆治
　　　　　　大川伸介
　　　　　　片岡智

　製作　　　アミューズメントメディア総合学院
　　　　　　ＴＣエンタテイメント
　　　　　　tvk
　　　　　　サンテレビ
企画・配給　ＡＭＧエンタテイメント
制作プロダクション
　　　　　　スタジオブルー
監督・脚本・編集
　　　　　　熊坂出

前作【人狼ゲーム】と今作【人狼ゲーム ビーストサイド】では、大半のスタッフが同じだと分かりました。
なのに、【人狼ゲーム】はシリーズ中一番の駄作として、【人狼ゲーム ビーストサイド】はシリーズ中一番の傑作として評価されています。
違いは・・・・やはり脚本だったのでしょうか？

脚本の山咲藍さんを少し調べてみました。
山咲藍って？
1980年東京生まれ。
2005年某編集プロダクションに入社し、編集者・ライターとして映画関連の記事を手掛け、
2008年にスタジオブルーに入社（2019年現在も在籍）
2009年に『スラッカーズ 傷だらけの友情』（監督／渡邊貴文）で脚本家デビュー
2014年よりTwitter開始（しかし、非公開のため確認できず）

デビュー以降携わった映画
2010年『ラバーズ〜覆う女〜』（監督／渡邊貴文）
2013年『ジョーカーゲーム 脱出』（監督／芦塚慎太郎）
2013年『人狼ゲーム』（監督／熊坂出）（脚本協力）
2014年『人狼ゲーム BEAST SIDE』（監督／熊坂出）
ここまでは、ＡＭＧエンタテイメントも携わっていました。
2018年『たまゆら』（監督/土田ひろかず）（脚本協力）

映画だけではなくドラマにも携わっていましたが、割愛させていただきます。

前作【人狼ゲーム】にはなかった主題歌がありました。
となると、気になるのはアーチスト吉利麻里さんです。

吉利麻里って誰？

吉利麻里（よしとしまり）
1985年4月11日生まれ
インターナショナル・メディア学院を卒業していると思われます。
当時、プロダクション・エース所属（2019年現在退所？）
2014年10月よりTwitterを開設（1月まで別アカウントでやっていました）

以下はTwitterの情報より

本職は声優（キャリアも長いようです）ですが、ライブ出演も行っているようです。
鹿児島県出身
JOJOが好き（2014年販売の【オラオラオラブレスレット】を手に入れるほど好き）
お酒とＢＬと昭和歌謡が好き
好きなカクテルはブルームーンで、好きなキャラクターはミニオン
Twitterはどちらかというとプライベート的な呟きが多く、現在の所属や活動内容はわかりませんでした。

意外だと思ったのは、アミューズメントメディア総合学院の在校生でなかったということです。ただし、何らかの関係があったのではないかと思われます。

【人狼ゲーム】シリーズはアミューズメントメディア総合学院のプロジェクトの一環ですので・・・・

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