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モバイル界での革新は、これまでとは逆に、デスクトップに対して影響を与えているのだろうか？

　ソフトウェアの配信については、間違いなくそう言えるようだ。Apple は16日、『iPhone』および『iPad』向けで人気となっている『App Store』の『Mac』版をオープンする計画について、さらなる詳細を明らかにした。

　Apple の CEO (最高経営責任者) Steve Jobs 氏は10月、新型『MacBook Air』を発表したイベントのなかで、『Mac App Store』の計画を明らかにしていた。Mac App Store は、同社 OS の次期版である『Mac OS X Lion』に搭載されることになっている。Lion のリリース予定は2011年夏だが、Jobs 氏によれば、Mac App Store は Lion のリリースに先がけて1月から無償でダウンロード提供されるという。Apple は16日、その提供開始日を正式に発表した。

　「App Store はモバイル アプリケーションに革命をもたらした。Mac App Store により、パソコン向けアプリの検索や購入を簡単で楽しいものにすることで、パソコン向けアプリでも同様の革命を起こしたいと思っている。1月6日のオープンが待ちきれない」と Jobs 氏は声明のなかで述べている。なお、Mac App Store はオープン当初から90か国で提供される。

　MacBook Air は光学ドライブがないため、デジタル ソフトウェアをオンラインで購入できるアプリストアは、MacBook Air のユーザーには特に役立つかもしれない。

　モバイル版 App Store と同様、Mac App Store でも、オンラインストアで販売されたアプリの売上が7対3で分配され、70％が開発者の収入となる。一方の Apple は30％の取り分で、ホスティングやマーケティングの費用、およびクレジットカード手数料を負担する。