滅びゆく日本〜グローバリストの手口
6日
↑アケビ25個を収穫。重いよ。
7日
↑山寺の便所にヤモリ。そういやこの寺でものすごく不思議な・・・でも全然不思議じゃない経験(?)をしたことがあるんだけど、それはまた機会を見て話そうと思う。
8日
↑小さなテングタケ科の何か。おそらくタマゴタケだとは思う。でもこの段階でそう判断して採って食っちゃうのは危険。タマゴタケは柄の部分がだんだら模様になる。けっこう情熱的なだんだらなので特徴的だが、このかわいらしいきのこの柄はのっぺりしている。タマゴタケよりは有毒のベニテングダケに似るが、しかしベニテングは白樺と密接な関係があるきのこなので、ここに出ることはない。おそらく成長とともに柄のだんだら羽織がはっきりしてくるものと思われる。
14日
↑ヒラタケ。ここは毎年収穫できる。今年はかなり雨による水分を含んでおり、ずっしりと重い。行きに採っちゃうとたいへんなことになるので、帰りに収穫。このヒラタケの奥の崖をよじのぼった上にもヒラタケがたくさんあるが、事情により、写真は後に掲載する。
↑カラカサタケ。毒々しいが可食。しかもけっこううまいんだよこれ。成長するとすごく大きくなるので、もうちょっとでかかったら収穫したかったんだけどね。
ヒラタケありそうだなーと思っていたら、お!と思わず声を出してしまった。このきのこがあったからだ。
↑シメジ。やったーーーー!!!!
いやね、ヒラタケはおいしいですよ。1年でこの時期が一番楽しみなのも、毎年大量に発生して私や家族の口および胃袋に入ってくれるからだ。でもね、やっぱシメジなんだよなーーー。私マツタケ1本採れたとしてもそこまでうれしくないけど、シメジとなるとかなりうれしい。
ちなみにこのシメジはシメジ一族のなかでも最もポピュラーな「ハタケシメジ」という種類。シメジの一族はホンシメジを筆頭に、どれもかなりうまいっすよ。これから出るシモフリシメジなんてまじうまいから。
とはいえシメジって、実は私みたいな初心者向けのきのこではないんだよね。上級者とは言わないけれど、中級くらいかなという印象は正直ある。というのも、ファミリーまで裾野を広げると、かなり凶悪な有毒種を多数含むから。軽い毒なら、おそらく毎年誰かしら絶対に誤食するはずのクサウラベニタケがそう。ハタケシメジともかなり似てるんだよ。実際ここに来る途中クサウラは何本もやり過ごしてきたのだ。
フウセンタケ(アブラシメジ)の一族には、この辺でもたまに採れ、なかなかにうまいクリフウセンタケ(ニセアブラシメジ)がある。採ったことはないがムラサキフウセンタケ、カワムラフウセンタケなど同じ一族。ただこの一族は猛毒を数多く含むので、ひじょーに怖い。だからシメジファミリーはなかなか要注意きのこなのだ。まあハタケシメジみたいなわかりやすいのだと助かるんだけどね。
↑あーヒラタケだー。沢に落ちた倒木に発生。これ去年出た木かな。帰りに収穫した。
↑おーやったー!またあった。うれしー・・・というのを5回くらい繰り返し、トータルで2kgほどの収穫になった。毎年この半分くらいは収穫するきのこではあるけれど、ここはまだまだこれから出るね。例年より少し遅いけれど、これだけ広いエリアに点在するとなると、大発生の可能性が俄然高まったと思える。だからこそ、ホントうれしいし、楽しみ。
↑さっき大発生していたヒラタケの上の部分。この地点の数メートル手前に来たところで、ボキボキ!っつー不吉な音がしたかと思うと、やおら木が倒れてきた。真ん中のが倒れたてほやほやの木。ほぼ間違いなくヒラタケによる腐食が原因、ヒラタケが出るとほんとに木の寿命が縮まる。ナラタケ(モドキ)も同じ。しかし出るエリアはナラタケ系のほうが広いので、だからナラタケの発生は山にとって深刻なのだ。
15日
↑猛毒のタマシロオニタケ。テングタケの一族。これに似たので、毒があるとかないとかイマイチはっきりしないシロオニタケっていうのもある。ツボ(柄の最下部)の部分が玉、もしくは土台のような形状をしたシロオニタケがタマシロオニタケ。シロオニタケはそこらへんに出まくる。
まあ猛毒とはいっても、これ食欲出るきのこじゃないんでね。誤食もないとは思うんだけど、実際これで死んだ人がいるっつーからおもしろ・・・あ、いや、不思議なものだ。いくら目が悪いやつでもこれ間違えねーだろさすがに。
採ったシメジはその晩煮びたし、翌朝シメジご飯、その昼シメジうどん、その夜(今夜)もシメジのなんかを食おうと思っている。いやほんとうまいっすわーシメジ。
あのね、これ読んで「あーシメジかー、うまそうだなー。ブナシメジでも買ってくるかなー」なんて思ってるアナタ。それはおやめなさい。ブナシメジとシメジはまったく別物です。シメジは「湿地」とか「占地」とか書くらしい。湿った地面に生えるからってのがその理由(シモフリシメジなんかはそうでもないけど)。
あるいは、地面の大半を占めるように発生するからという理由もあるらしい。まあたしかにハタケシメジはそんな感じだし、ニオウシメジなんつったら地面どころか空間まで占める始末。ブナシメジは「ブナ」、すなわちコナラだとかその近辺の広葉樹に発生するきのこで、栽培可能。まったく違うんですよ。
シメジは原則栽培不可。最近研究されて栽培も少しずつできるようになってるらしいが、やっぱ地面に生えるきのこはそう簡単ではないんじゃねえのかな。
そして何より違うのが、その味だよ。昔ヒラタケがヒラタケシメジとして売られた時代もあったそうだが、なんでそういう悪知恵が働くかなぁ。きのこは名前や特徴をしっかり覚えろとかえらそうに言ってるくせに、売り物でインチキこいちゃダメだろうよ。
そしてブナシメジ・・・もういい加減にしろよというレベルで別物。まああれはあれでうまいのかもしらんけど、シメジを名乗るのはダメでしょ・・・と思うねあたしゃ。
【優れたyoutuberが解説】日本の、世界のほんとうの姿