新規記事の投稿を行うことで、非表示にすることが可能です。
2020年05月09日
教員を目指す学生へ 教員の資質と準備しておくこと
久々の記事です。
このような時勢ですが、例年だとそろそろ教育実習が始まる時期ですよね!
今回は、そんな学生さん向けに記事を書きます。
まず教員の資質に関しては
- 生徒への愛がある
- 自分が1番ではないことを理解している
- 演技派である
このようなことが資質として必要だと思います。
生徒への愛は当然、必要なのですが愛ってなんだって話ですよね。
まぁ生徒への愛って「なんでもやってあげる」、「なんでも教えてあげる」のが愛なんじゃなくて
様々な手法を凝らし、生徒が取り組んでいる物事を「できるまで付き合っていく」ことをしてあげるのが愛だと思いますね。
意外とこっちの心が折れそうになることって多いですからね〜(笑)
あと、自分が1番の人はだめですね。
生徒にとっては支持率100%の先生なんて存在しないです。
自分が救えない生徒を救える先生がいる
自分ができないことをできる先生がいる
これを忘れてはだめですね
年配の先生じゃなければできないこともたくさんありますからね!
パソコンが苦手くらいで馬鹿にしている若い教員は身の程知らずもいいところですね(笑)
あとは演技派なことですね。
感情で怒るのはだめ!でも、時には叱るために怒ってるフリをしないといけないのです。
まぁ基本的に叱ることに意味ってないんで最終手段なんですけどね。
ただ感情的になって怒ると余計な一言を言ってしまったり、生徒の尊厳を傷つけたりするんですね〜
これは全教員が気をつける必要がありますね!
これも何点かあります。やることをやってから教員になると、常に焦らず広い視野で物事を見ていけます。
- 教材研究は入念に
- 教員になることではなく教員として何をするか決める
- 人としてしっかりした人間になる
「教材研究は前日」
これはもっともだめです。最低でも1週間前には終わっていないとその場凌ぎの授業になりがち。
それに、教員って不測の事態が起こる仕事なんです!
自分のクラスの生徒が登校時に事故に遭いました、急遽病院に行き、容態を確認して学校に戻り、残っている生徒に授業をします
なんてことも実際起こり得るんです。
そのときに来週までの授業準備が終わっていれば、その日の夜は改めてお見舞いに行く、保護者の方と話をする、など色々できますし、生徒の心に寄り添えますよね!
だから最低でも1週間前に授業準備をしていないとだめ!
ちなみに準備に関しては、指導案と板書計画も確実に立てること。
そして授業が終わるごとに良かったところ・悪かったところの振り返りをすること。
あとは教員になることが目標ではなくて、教員としてなにをするかを決めておかないと
教員になってあなたの目標は達成したのでもう終わりですよね。
最近の若い教員に特に多いので学生のみなさんは是非、教員になって何をしたいのか、今一度考えてみましょう。
最後は、人としてしっかりしておくこと。
完璧ではなくていいです!
だけど、時間、期限、約束はしっかり守りましょう。
人間だから失敗するかもしれない。
そうしたら生徒相手でも「ごめんなさい」
生徒が挨拶するかどうかは関係なく自分から「おはよう」や「こんにちは」
世間の当たり前を教えるのが日本の学校です
日本の学校で教員をやるなら自分が当たり前なことをできる人間になりましょう。
あとは実際教員になってみると、対象生徒によって必要なことが変わってくるのでその都度なにを準備するべきか、考えていく必要がありますね!
今は苦労の多い仕事ですが、いつの時代もやりがいはある仕事です。
生徒と目標を共有し達成したときの感動は一生ものです!
教員を目指す学生のみなさん、頑張ってください!
次回は少し重たい話で「いじめ」について書いていきます。
ではでは〜
単元指導計画 & 学習指導案で学ぶ 教育実習のよりよい授業づくり / 明星大学教職センター 【本】 価格:1,320円 |
教師をめざす学びのハンドブック 教職入門から教職実践演習まで[本/雑誌] / 木村裕/著 篠原岳司/著 杉浦由香里/著 原未来/著 福井雅英/著 価格:1,980円 |
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
2020年05月05日
小中高生の学習と大学生の学び 答えのある問いから答えなき問いへ(テスト対策まで考察)
またも久々の更新です。
緊急事態宣言の延長が決定し、各学校の先生方が今後の授業等について、またも色々と苦労される日々が続くようですね。
以前の記事にオンライン授業についてまとめた記事があるのでもし興味ある方はご一読ください。
さて、今日は小中高の学習と大学の学びの違いについて書いていきます。
まず小中高の学習についてです。
- 答えが決まっている
- 出題者に意図がある
- まずは問題に正解することが大切
小中高の学習といえばこのような感じですね。
まず、基本的に小中高の学習は答えが決まっています。
さらには、出題者の意図を考えてみると、数学では、
この問題はどの定理・公式を使わせたいのか
基本となる解法の何を使えばいいのかが
がわかれば問題は確実に解けます。
これは定期テストから大学入試まで共通して言えることです。
絶対に、問題を解く上で元となる知識が存在するんですよ。
なので、なんとなく問題を見て困ったときは、「出題者はなにを問いたいのか」を考えてみましょう。
学校の定期テストでは、担当の先生が決まった問題集を使って作問している可能性だってあるでしょう。
教員も人間なので、問題の傾向が必ず存在します。
それをテストごとに考えていくと、傾向と対策がたち定期テストをほぼほぼ攻略できます!
次に大学の学びについてです。
- 「学ぶ」というよりは「研究」する場所
- 1・2年生で身に付けた基礎知識をより高度な専門的な知識にする
- 答えのある問いではなく、答えのない未知の領域の研究
大体こんな感じですね。
大学は、答えのない問いが多数存在します。
もちろん入学当初は基礎知識の学習ばかりなので答えもはっきりしていますが、
3年生にもなると答えのない問いに対して
過去の研究や現在の情勢を元に自ら研究を行い、新しい考え方や可能性を模索していくのです。
数学でも、証明できない問題がありますし、何より数学界ではいまだに証明されていない問題も多数存在しますからね。
卒論では、過去の論文を元に、研究されていない分野を研究したり発展させていくのが普通ですからね。
なので大学生になると、自らの考えを論述し周囲を納得させる力(言い回しや文章力だけでなく検証データや研究結果など)を身に付ける必要がありますね。
以上が、小中高の学習と大学の学びの違いを簡単にまとめたものです。
今日は短めの記事でした。
次回のネタは決めていないので何か思いついたらまた書きます!笑
ではでは〜
大学生の学び・入門 大学での勉強は役に立つ! 有斐閣アルマ / 溝上慎一 【全集・双書】 価格:1,870円 |
2020年05月01日
学校本来の仕事 休校期間にどう学力を伸ばすか
先日、私の勤務する学校で来月の学校再開に関する方向性が打ち出されました。
この時期、どの学校も今後の方針について悩まれていることでしょう。
本日は学校の休校期間にどう学力を伸ばしていくのか、私なりに考えました。
- 学校は、教材の配布だけでなくまめな家庭連絡をして子供たちへのアプローチをする
- 家庭は、ただ学校に任せるのではなく学校と協力する姿勢を持つ
- やらない子供を簡単に責めない
各学校の先生方や様々な家庭の話を聞いていると、「一方的に課題を郵送して終わり」という先生が多いそうです。
それって普段の授業でやりますか?
子供たちが家にいるから「新しい単元の学習ができない」や「難しいことが出来ない」ではなく「家にいても効果的で持続可能な教育」を考えるのがプロフェッショナルですよ。
最近、教員の中で自身は「教育のプロフェッショナル」という意識の人が少ないですね。
人に教えることに関して、私たちはプロなんです。
プロ野球選手に素人が野球を教えられますか?
無理ですよね。
だから私たち教員が常に勉強して、素人に教育についてとやかく言われないようにしないとだめです(保護者の方々と意見交換や子供たちの成長に繋がる話は全然オッケーだと思いますよ!)
プロフェッショナルという気持ちになったときに、この環境だからできないなんて言ってる場合ではないです。
ICT機器がなくてもできることはたくさんあります。
例えば、生徒の家に電話して勉強の進捗状況や進路の面談をするだけでも子供たちの意識は変わります。
YouTubeを用いて、限定公開で授業を配信してもいいわけです(著作権など注意点もあり)。
YouTubeと聞いて、顔を出したくないからやらないという人がいますが、授業をやるのに顔を出さなくてもできる方法はありますよ!
工夫してみましょう。
それからICT機器があるなら、オンライン授業をライブ配信してもいいですよね。
これも、SNSなどの媒体を上手に活用すれば、生徒はスマホからでも参加できます。
Wi-fi環境が家庭にない生徒は苦労すると思いますが、各キャリアが学生のギガ数を優遇してくれる措置を取ってくれているのでそれらを利用すれば授業に参加できないことはないかと思います。
もちろんすべての教科でこれらのことができるとも思いませんし、環境によってできることできないことがあると思います。
ただ、環境のせいにして何もやらないのは教育のプロフェッショナルとしては恥ずかしいですね。
ICT教育の実践と展望 ディジタルコミュニケーション時代の新しい教育 [ 久保田賢一 ] 価格:1,760円 |
アクティブ・ラーニング授業実践の原理 迷わないための視点・基盤・環境 [ 藤井千春 ] 価格:2,090円 |
最近の保護者の方は、「勉強も生活態度もすべて学校が教えるもの」と認識の方がいますね。
何かあるとすぐに学校に連絡してきて学校の責任にするんですよ。
考えてほしいのが、高校に入学して卒業までで私たちは子供たちと3年間しか過ごさないのです。
それに比べて保護者の方々は、高校入学段階で子供と基本的には15年一緒に過ごしているんです。
それだけ長いこと一緒にいる子供が「勉強をしない」、「ちゃんと学校に行かない」という状況になったときに100%学校に責任を押し付けていいんですかって。
教科の専門的な指導は教員が責任を持って取り組むべきですが、勉学に対する姿勢を教えていくのは教員だけでなく家庭の協力が必要です。
自分の立場で出来ることをやらずに、何かあれば学校のせいばかりにする保護者の方は、子育てに責任を持っていない親です。
自分の子育てに責任を持っていない人間の子供を、私たちは必死こいて指導するわけですよ。
親以上に親心を持って。
この休校期間、学校にばかり不平・不満をぶつけようとしてませんか?
家で子供が取り組んでいる勉強に興味・関心を持っていますか?
オンライン授業に一緒に参加して、何気ない親子の会話を作っていますか?
多少でも頑張っている子供の姿勢を認めてあげてますか?
教員同様に、専門的な知識を教えろなんていいません。そこはプロフェッショナルに任せてください。
ただ教育は、「学校・家庭・地域」の三位一体によって良いものが作れるのです。
よくニュースで「休校期間の学力が心配」、「学校が何もしてくれない」と報道されていますが、学校にすべて任せるのではなく、親として出来ることをやってください。
「学校のせい」にするのではなく、互いに歩み寄って学校と保護者で子供の現状を情報交換しながら、その子に合った指導方法を模索して教育していくのがベストです。
文句を言うな、とは言いません。人間ですから言いたくなることもあるでしょう。
しかし、その前に自分が親としてどうアプローチしてるのか、自信を持って他人に伝えられるくらい何かをしてください。
そういった中で、学校にご意見して頂ければ、教員も「では学校ではこうします。家庭ではこうしていきましょう」となるわけです。
ひとつだけ誤解されたくないのですが、学校に意見を述べたり質問することは悪いことと思いませんよ!
だって大切なお子さんなんですから心配でしょうし、「こうしてほしい」や「なぜそのような指導をしたのか」という思いは絶対に生まれるでしょうから。
ただ、先ほども述べたように、「自分がやるべきことをやらず」にただ「文句を言う」のはやめましょう。
この時期の子供たちの勉強に対して、各家庭のあり方を見つめ直したらどうでしょうか。
勉強ができる子どもの家庭は何をしているか【電子書籍】[ 安河内 哲也 ] 価格:681円 |
知っておきたい家庭での勉強サポート。まずは関心を持つこと、そしてそれを伝えること【電子書籍】[ 葉月ニナ ] 価格:109円 |
子供たちは好きでこの環境での学習をしているわけではありません。
本当はちゃんとした環境で学びたくても学べないんです。
もちろん、勉強自体をしたくない子もいると思います。
だけど、この状況でやらない子供を責めるのは安易で良くないです。
せっかく保護者の方も学校の先生もいつもより時間があるので、責めるのではなく時間をかけて本質を探っていきませんか?
なぜやりたくないのか、なになら興味を持てるのか、どうしたら頑張れるのか。
色々話を聞く中で子供たちの本当にやりたいことを一緒に探して、努力するきっかけを作ってみてはどうでしょうか。
長くなりましたが、以上がこの休校期間に学力をつけるために大人が頑張るべきことだと思います。
「ローマは1日にしてならず」
「教育も1日にしてならず」
時間をかけてゆっくりでもいいから階段を登っていきましょう!
学校、家庭、子供たち全員で!
では、本日はこれにて。
次回は「小・中・高の学習と大学の学び」について書きます!
ではでは〜
2020年04月26日
高校総体中止が決定 現1・2年生に向けた自宅で出来るトレーニング
昨日の記事でも書いた高校総体中止が正式に発表されましたね。
昨日の記事では3年生へのフォローについて考えていかなければならないと書きましたが、今日は今後も競技生活が続く1・2年生に向けたトレーニングの紹介です。
以下の3つのトレーニングが自宅でも出来ておすすめです!!
- 自重を使ったトレーニング
- 爆発的な力を生むプライオメトリクストレーニング
- 近年有名になった体幹トレーニング
では1つずつ紹介していきます。
現在、筋力アップはウェイト器具を使用したトレーニングが主流になっています。
器具を使用したウェイトトレーニングは、部位を局部的に鍛えることが出来ますし、負荷のかけ方によって付ける筋肉の質を変えることが出来るなど様々なメリットがあり、トレーニングとしては非常に効果的ですが、今の社会情勢では当然ウェイトトレーニングをすることは難しいです。
そこで家でも出来るのが自重トレーニングです。
自重のトレーニングにも様々なメリットがあります。
まず、ウェイトに比べて怪我のリスクが下がります。
また、自重トレーニングは自分の身体を使うため、ボディコントロールが身に付きます。
筋肥大をさせることはウェイトより難しくなりますが、美しくしなやかな筋肉が付きやすいのも特徴です。
自重トレーニングについてまとまっているサイトがあるので紹介しておきます。
https://smartlog.jp/49946
是非参考にしてみてください。
価格:1,815円 |
エバニュー EVERNEW エクササイズマット1 ETB222 ダイエット 健康リラックス マッサージ用品ストレッチグッズ 価格:4,208円 |
聞きなれない方もいるかと思います。プライオメトリクストレーニングは爆発的な瞬発力が付きます。
しっかりトレーニングすることで、短い時間で最大筋力を引き出すことが可能になります。
例えば、走るときに最大速度にするのが早い人と遅い人、ボールを蹴るときに力を長く溜めて強く蹴れる人と短い溜めで強く蹴れる人、などの差が生まれるわけです。
プライオメトリクストレーニングにも様々な方法があり、以下に詳しく書かれているサイトや本、必要な器具などを紹介しておきます。
ちなみに、知らない人も多いのですが、プライオメトリクストレーニングのみを行うより、大きい筋肉(スクワットなどで使用する筋肉)に負荷をかけて、大きい筋肉を簡単に使えない状態にしてからプライオメトリクストレーニングを行うと、より効果的です。
また、ジャンプボックスなどの器具は結構高いので、女性や小さいお子さんは工事で使うU字溝でも代用可能です(そこそこ高さもあり頑丈ですし、価格も安く済みます)。
https://activel.jp/articles/aFWHy
↑ トレーニングメニューがまとまっているサイト
DVD>爆発的パワー養成プライオメトリクス (<DVD>) [ J.C.ラドクリフ ] 価格:4,180円 |
↑ トレーニングについての本(DVD付き)
ジャンピングプライオBOX【BODYMAKER ボディメーカー】陸上競技トレーニング プライオメトリクストレーニング用ボックス プライオボックス ジャンプボックス 下半身 踏み台 価格:28,000円 |
エバニュー ソフトプライオメトリクスボックス ETB643 1台 価格:60,682円 |
プライオボックス 2 高さ 30cm T6904A 10%OFF!! NISHI ニシスポーツ トレーニング プライオメトリックス 価格:36,630円 |
↑ 各種ジャンプボックスです(値段は結構高いです)
ソフト・メディシンボール【3kg】マニュアル付属 筋トレと体幹トレ同時に鍛錬 陸上・球技・格闘技・フィットネスにも 価格:4,260円 |
ソフト・メディシンボール【5kg】マニュアル付属 筋トレと体幹トレ同時に鍛錬 陸上・球技・格闘技・フィットネスにも 価格:4,770円 |
↑ ソフトメディシンボールです。全身運動が可能です。トレーニングメニューつきで個人的には結構おすすめです。
コンクリート U型側溝 U字溝 幅150 本体 バーベキューコンロ BBQ コンロ 自作 DIY 価格:1,320円 |
コンクリート U型側溝 U字溝 240 本体 バーベキューコンロ BBQ コンロ 自作 DIY 価格:1,980円 |
コンクリート U型側溝 U字溝 300B 本体 バーベキューコンロ BBQ コンロ 自作 DIY 価格:2,640円 |
【送料無料】NXstyle(ネクスタイル) 軽量桝 本体 内寸300mm|ガーデニング・園芸用品 エクステリア・屋外資材 コンクリート資材 タメマス・メガネ石 価格:5,070円 |
↑ U字溝や園芸用マスです。高さが様々なので近くのホームセンターに見に行くといいと思います。
使用の際は安全面に注意して使用してください。
サッカーの長友選手などが取り組んで一躍有名になったのが、体幹トレーニングです。
体幹トレーニングを行うと、上半身と下半身の連動性が増したり、ボディバランスが向上したり、怪我の防止に繋がったりします。
もちろん、体幹だけやっても肝心の大きい筋力がなければ根本的に身体が動かないので、筋肥大のトレーニングとあわせて行うといいでしょう。
また、体幹トレーニングは初期の段階では動きがないもので構いませんが、競技中は常に動きの中でボディバランスが求められるので、慣れてきたら動きの含んだ体幹トレーニングを行うと良いでしょう。
これらも下記のサイトや書籍を参考にしてみてください。
https://smartlog.jp/55970
↑ トレーニングメニューが書いてあります。
https://www.athlete-collection.com/workout/core-training/
↑ こちらも同様にトレーニングメニューが書いてあります。
価格:1,100円 |
↑ 長友さんの体幹についてです。DVD付きなのでわかりやすいです。
体幹力を上げるコアトレーニング/木場克己【1000円以上送料無料】 価格:1,078円 |
↑ 有名な木場さんの本です。こちらは読んで実践すれば確実に競技力が向上します。
以上が、自宅でもできるトレーニングまとめです。
もちろん、トレーニングの前後にはストレッチやアップを忘れずに行ってください。
また、その他にも縄跳びやラダーなど、気軽に出来るトレーニングは数多く存在します。
学生のみなさんはしっかりトレーニングをすることで、今後競技が再開したときに以前と同様のパフォーマンスが発揮できたり、練習中の怪我防止につながるので是非何かしら取り組んでください。
人との接触は控えるべきですが、一人でも出来ることはたくさんあるので継続的に取り組むようにしましょう。
本来であれば各競技にあわせたトレーニングや部位毎の鍛え方など書きたいのですがキリがないので終わりにします。
私自身トレーニングが大好きで部活に指導にきてくれているトレーナーさんからよく話をきくので話し足りないです(笑)がそれではまた〜
2020年04月25日
高校総体中止の方向性 新しい目標を子供たちへ
全国の高校総体が中止になる方向性のようです。
ちなみに私が勤務している県はすでに高校総体の中止が決定しており、このままいくと3年生はもう公式戦を迎えることないため高校での競技を引退することになります。
私も一人の監督として部活動を取り仕切っていますが、今回の高校総体中止は子供たちの安全を考えれば当然の決断だと思います。
一切否定の予知もないです。
ただ、私が監督をしているチームは関東大会や全国大会に出場しており、子供たちは高校を決めるときに競技を中心に決めた子ばかりです。
そして中学時代と同じ悔しい思いをしないために、毎日「勝ちたい」と強く思い練習に励んできました。
1年生のときと比べると、競技力も高くなり最後のインターハイ予選を子供たちも私もとても楽しみにしているところでした。
しかし、今年の高校総体は中止です。
私の担任しているクラスは、ほとんどの生徒が部活動に所属しています。
今回の高校総体中止で子供たちは不完全燃焼な気持ちになり、目標を失った状態となってしまうでしょう。
私はかなり早い段階から県の高校総体中止を知っていたため、子供たちに中止の事実は言えませんでしたが、「どうなるかわからないから部活動が引退になってしまうことも考えて次の目標として進路を考えよう」という話をして、新しい目標を持てるような取り組みを継続してきました。
その成果もあり、生徒の中には「大学で競技を続けるために勉強を頑張る」という子や「早いうちから大学受験の準備ができるから頑張る」という子が出てきてくれました。
その反面、「学校行く意味がほぼなくなった」や「今までの努力が無駄になってしまった」と考えている子もいます。
そのような子供たちに対して、新たな目標を持ってもらえるようにすることが教員の責務だと考えています。
うまく気持ちを切り替えて勉強を頑張れる子、最後の総体がなくなったことで大学でも競技を続けることを決めて頑張れる子はいいでしょう。
しかし目標を失い行き場をなくした子達は、悪い方向に進んでしまう子もいるかもしれません。
そのようなことにならないよう、先生方は力を合わせて子供たちの気持ちを全力でフォローし、やりきれない思いは汲んであげながらも、この時勢なので仕方ないことを話しながら前を向いていくしかないのです。
正直、私も悔しい思いでいっぱいです。
私のチームには、入学したときから関東、全国クラスのスター選手はいません。
高校3年間の努力をしてそのステージに上がっていくのです。
そしてその成功体験が人生の宝物になり、生涯の財産になっていくのです。
そのような場を失ってしまったことは非常に残念ですが、命には代えられません。
今回の決定を嘆くのではなく、そうなったからこそ今何が出来るのかを考え、前向きに乗り越えていきましょう。
頑張ろう、全国の高校生!!そして学校の先生!!
今日は私の思いを書くだけの内容になってしまいました(汗)
では本日にこれにておしまいです。
ではでは〜
2020年04月24日
通常授業とオンライン授業 学校休校による教育改革
現在、私も生徒向けにオンライン授業を実施しており、実際に2ヶ月近く取り組んでみた感想をまとめました。
- アプリとネット環境さえあればいつでもどこでも授業に参加できる
- 教員側は授業中に生徒の顔が見えない不安さがある
- どのような環境でも学びを止めることなく少しずつでも継続した学びが可能になる
- 社会性を育むことは難しいかも
- いつもとは違う授業スタイルが展開できる
- 授業中のコミュニケーションを取るためには教員側の工夫が必要
大体このような感じですね。では具体的にひとつずつの項目について簡単に説明していきます。
これがオンライン授業の最大のメリットでしょう。
私はZOOMというビデオ通話が出来るアプリ、ロイロノートという授業の資料の共有や提出物の管理が出来るアプリ、MetaMoji Noteというノートアプリを使用しています(他にも学校の黒板やホワイトボードも使用します)。
基本的にはZOOMで授業をします。黒板などを使い、通常授業のように授業をする場合もありますし、ZOOMでは自分の画面を共有して相手に見せることも出来るのでノートアプリで問題の解説などをして、それを投影し授業をすることもあります。
その辺は対象生徒の学力やモチベーションなどで何が1番効果的かを考えて実施します。
ちなみに、事前に授業動画を撮影し、その動画と授業で使うプリントなどを配信して予習をさせてから実際の授業を行う「反転学習」も取り組んでいます。
とりあえず授業をやることに関しては、最悪ZOOMさえ使用できる環境であればいつも通り「トーク&チョーク」の授業ができます。
問題点としては、生徒の自宅にWi-fi環境が整っていないといけないという点とアプリを使用するためのスマホやタブレットが必要なところです。幸い、私の勤務する学校は生徒全員がiPadを持っているのでオンライン授業はやりやすいです。
いつもの授業であれば顔を見て授業をするため、「わかっているな」「集中しているな」「ちょっと疲れているな」など細かな変化に気付きやすいですが、生徒がZOOMで顔を映してくれない場合は一方的な授業になるため、最初はかなり不安になります。
先生方で特に心配なのが「しっかり理解できているか」、という点ですよね。
私は基本的に授業中は生徒側の音声は切らせており(ミュート状態)、向こうからの声は聞こえないようにしています。
質問がある場合のみ音声をオン(ミュート解除)にして発言させたり、チャット機能があるのでチャットで質問を送るように伝えています。
これからオンライン授業を行おうと考えている先生方で注意が必要なのは、強制的に顔を映させることはやめたほうが良いということです。
もちろん顔を出しても良い生徒は出してくれますよ。でも自分の家を友達に見られたくなかったり、顔を出すのが恥ずかしい生徒を無理矢理、画面に映させてしまうと、授業に集中出来なくなったり授業に参加したくなくなってしまいます。
多岐に渡る子供たちの家庭環境を考えるとそこは強制せず、気軽に授業に参加できる環境づくりが大切です。
なお、理解度のチェックということに関しては、1週間おきにアンケートを取っています。
「授業は理解できているか」、「進む早さは大丈夫か」、「授業中に困ることはないか」、など生徒の本音を聞きます。
もちろん生徒がどのようなことを書いてきても怒ることも腹立つこともないです。
このような状況になってしまってお互い不慣れな中で授業をしているので、少しでも歩み寄ってより良い授業を作ることが最優先事項だからです。
あとは1週間に1回小テストを実施して理解度チェックを行っています。
勉学は学び続けることが大切です。やはりこの休校期間の取り組みの差は大きなものになると思います。
先ほども書いたように、突然のオンライン授業なので不慣れで上手くいかないこともあります。
黒板の端がカメラに映ってなかったり、生徒が上手くログインできなかったり色んなことが起こるんです。
オンライン授業をスタートした当初は、通常授業の半分くらいの成果しか挙げられませんでした。
でも普段の50%の成果でも「学んだ」か「学んでない」かは大きな差なんですよね。
しかも私のように試行錯誤して2ヶ月くらいオンライン授業を行っていくと、通常授業と同等かそれ以上の教育成果を挙げられている感じがします。生徒は、他の生徒の目を気にすることなくチャットで気軽に質問してくれますし、生徒に質問を投げかけたときに音声での返答を求めると、普段の授業より色んな子が返答してくれます。
生徒曰く、一人の空間で集中して取り組んでいるので、感覚的には個別指導でマンツーマンしてもらっているような感じらしいです。
ちなみに、私は慣れてきたら独り言のような雑談も入れるんですが、後日聞くと意外と面白く聞いててくれてるんですよね。
その辺も慣れてくるうちに出来るようになってきましたね。
ここで学校の役割を考えると、学校は学力を伸ばすだけの場ではありません。
様々な人と集団での生活をしていく中で、社会性や協調性を身に付けることも学校に意義です。
しかし、人と顔を合わせなくなる、授業中もチャットで他者を気にせず質問ができる、我慢する必要性が減るなどの点から人間性を成長を促していくのはとても難しくなります。
もちろん、ビデオ通話で顔を合わせてコミュニケーションを取ることもできますが、目の前に実際の人がいるのといないのとでは、緊張感も変わりますし、視野も狭くなっていきます。
これはこの時勢なので仕方のない部分もありますが、教員としては卒業後や社会が通常通りになったときに「人として」気配りや目配りが出来るかが心配です。
いつもならチョークと黒板で自分が話すだけの授業をする先生も家に黒板やホワイトボードがなければ同じことはできません。そこで新しい発想が必要になります。
日本人は失敗しないようにする人が多いため、オンライン授業も後ろ向きの先生が多いです。
しかし、「初めてのことなので失敗して当たり前」、という気持ちでどんどんチャレンジしてください。そして、子供たちにより良い教育の提供が出来るよう、皆さんで協力して様々な方法を模索していきましょう。
私も、今回のようなことになり、様々なアプリを導入しました。すべてが成功ではなく1度きりで使用を終えたアプリもあります。けどその積み重ねが良い授業だと考えていますし、今の時代に必要なことはそこです。
先生方、いくらでもやれることはありますよ!!是非、オリジナリティ溢れる授業を展開してください。
慣れない環境での授業は生徒も同じです。上手くできないことや失敗してしまうこともあるでしょう。
でも、そこを責めてしまえば子供たちのやる気は減退する一方です。
今一番大変で不安なのは子供たちです。子供たちが顔も見えない状況でも心を開いてくれるように、気長に指導していくしかないんですよね。
以上がオンライン授業のまとめです。
ちなみに私は、クラスの生徒と1対1の面談をしていますが、ほぼ全員1対1だと顔を出して本音で話してくれます。
進路の話などもなぜか学校で面談するより本音が出てきます。
家だとリラックスできるからでしょうか。おそらく家の人と話をする時間もしっかり取れているのだと思います。
ピンチはチャンス。この期間を逃すと先生方も生徒の皆さんももったいないです。
時間を大切にし、有意義な在宅生活を送りましょう。
それでは今日はこれにて終わりです。
ではでは〜
2020年04月22日
2020年度大学入試改革B 学校推薦型選抜(現在の推薦入試)
推薦入試といえば指定校推薦やスポーツ推薦、課外活動推薦など様々な推薦がありますが、それらの総称が「学校推薦型選抜」に変わります。
また、学校推薦型選抜の名称は「公募制一般推薦選抜」(間口が広く募集定員も多い)、「公募制特別推薦選抜」(スポーツや文化活動で顕著な成績を収めた人)、「指定校制推薦選抜」(現在の指定校推薦)に分かれます。
学校推薦型選抜は以下のような生徒さんにおすすめです。
- 学業やスポーツに特化している人物
- 学校ごとの指定校推薦の基準を満たしている
- 大学が求める人物像に当てはまる
まず1つ目の、「学業やスポーツに特化している」ことに関しては、従来の推薦入試のように、学業に秀でており学校の評定平均値も高く、資格なども有している生徒さんやスポーツの競技実績が優れており、大学側からのスカウトをもらえる学生さん向けです。
現在、推薦入試の出願資格に実用英語技能検定(英検)を取得していることが記載されている大学も増えてきました。
また、スポーツ推薦においても競技実績だけでなく、評定平均値をある一定以上求める大学が大半です。
大学は学ぶ場所ですので、学業をしっかりと継続して努力できることをしっかり大学側に伝えられるようにしなければなりません。
2つ目の「学校ごとの指定校推薦の基準を満たしている」は、書いてある通りですがいくつか注意が必要です。
まず、自分が希望する大学がその年も指定校推薦の枠を学校側に用意してくれるのか。
出願資格が前の年と変わる可能性がある。
学内での選考にもれる可能性がある
という点です。
これは私が高校3年生の担任をしているときに実際にあったことです。
数年前に私が勤務する学校から指定校推薦で大学に入学した生徒がいたのですがその生徒が大学を中退してしまったんです。
そうしたらその大学から指定校推薦の枠がなくなってしまいました。
そこの指定校推薦をモチベーションに勉強してきた生徒の進路変更をするのに一苦労しました。
また、前の年にはなかった「英検○○級以上取得者」という文言が出願資格に追加されていて出願できなかった生徒もいます。
さらに、私が勤務する学校では指定校推薦の基準を満たしている生徒の中で試験を行い、上位の生徒がその大学の指定校推薦の受験資格を得るのですが、その結果によっては苦労している生徒もいました。
これは学校によって異なるので学校の先生に確認することが必要です。
これらの点は指定校推薦を考えている学生さんには注意をしてもらいたいです。
3つ目は「大学が求める人物像に当てはまる」かどうかです。
例えば、出願資格を満たしている学生の中で、大学ごとの求める人物像に当てはまる高校生活を送ってきたのか(高校生活で取り組んできた事柄やそれらの実績等)を判断されます。
希望する学部・学科にあわせた活動、資格の取得、評定値を取れているのかが重要になりますね。
以上が、学校推薦型選抜について簡単にまとめたものです。
ちなみに、大学は一昔前と違い、募集人数以上の合格者を出しづらくなってしまいました(助成金がカットされるので)。
そのため、推薦入試では優秀な学生さんに合格を出します。
もちろん、優秀というのは学業や課外活動だけでなく人柄も含まれます。
また、学校推薦型選抜の出願資格が変更になったり、指定校推薦の枠が減少していくことも懸念されるので、学生さんは1・2年生のうちから安易に推薦受験を考えるのではなく、しっかりと学力を身に付け一般受験をするくらいの気持ちで学業を頑張っておいた方がどのようなことにも対応できます。
勉学と課外活動の両立はとても大変ですが、一般受験の難化や大学入試改革で一般受験を避ける学生が多いからこそ倍率も下がりライバルが減る分、一般受験でチャレンジしてもいいのかと思います。
特に今年は大学入試改革の影響で浪人生が少なくなっているため、ある意味チャンスです。
是非、将来を決める上で大切な進路選択です。慎重になるのもそうですが妥協せず、最後まで粘り強く受験に立ち向かってください。
何か質問があればコメント欄に気軽にどうぞ!!
ではでは〜
まるまる使える入試面接合格ナビ 推薦入試・AO入試対応 [ 和田圭史 ] 価格:1,045円 |
本番で勝つ!樋口裕一の小論文 大学入試 / AO入試・推薦入試 シグマベスト / 樋口裕一 【本】 価格:1,155円 |
2020年04月21日
2020年度大学入試改革A 総合型選抜(現在のAO入試)
今日は総合型選抜(現在のAO入試)について書いていきます。
センター試験が廃止され大学入学共通テストに変更になることについては、前回の記事をご覧ください。
https://fanblogs.jp/teacherdiary/archive/3/0
↑ 2020年度大学入試改革@ センター試験から大学入学共通テストへ
さて、それでは総合型選抜(現在のAO入試)まとめです。
- 3年間の様々な学校生活の取り組みが評価される
- 調査書も点数化される(一部の大学に限る)
- 大学入学後の目標も明確化する必要がある
まず、今までのAO入試同様、「高校生活で何に力を入れてきたのか」、「それが希望する大学の学部・学科とどのような関わりがあるのか」、また「大学入学後に学びを継続していけるのか」を判断されます。
ただし、今までのAO入試では学科試験を課すことはほとんどの大学でありませんでした。
しかし、総合型選抜では大学によっては学科試験を実施する大学もあります。
また、AO入試というと小論文や面接、プレゼンテーション、高校時代の様々な実績を評価されるというイメージが強いと思います。
そこは、総合型選抜でも変わりませんが、より具体的に志望校の学部・学科で何を学び、将来どういう大人になりたいのかを見据えた高校生活であったかが評価されます。
例えば、史学科を希望する生徒がいて
という生徒と
という生徒がいたらどちらが具体的に夢に向けて行動してきたと思いますか?
当然、後者ですよね?
「好き」とか「頑張った」とかだけでなく、具体的な取り組みが大学側への印象を大きく左右します。
さらに、なぜその事柄に興味を持ったのかを説明出来たり、大学合格後の残りの高校生活の過ごし方や大学入学後のビジョンをしっかり持っているかも重要になります。
学生のみなさんにやってもらいたいこととしては
- 自分史をまとめ、その大学の学部・学科を希望する理由を明確にする
- 志望動機をしっかりと書けるようにする
- 将来の夢や目標に向けて、具体的な体験・参加型のコンテストやボランティア、職場体験などに参加する
- 大学入学後から卒業までの学習計画と卒業後の就職希望の職種をはっきりとさせる
というところです。
ただし、将来のことについてはっきりと決まっていない人も多いと思うので、少しでも興味があることには積極的に取り組んでみてください。大学受験に何が活きて何が活きないかはその時にならないとわかりませんが、長い人生において言えば様々な体験・経験をしておくことは確実にプラスになります。
また、実際に取り組むことで「意外と面白い」ということや「思ったより興味ないな」ということが見えてきたりします。
食わず嫌いをしないで積極的に様々なことに取り組み、将来につながる進路選択ができるようにしましょう。
以上が、今年予定されている総合型選抜に向けたまとめです。
これを読んでくれている学生さんは、付け焼刃の大学受験が通用しない時代になっていくことだけは念頭に置き、早め早めの進路決定をしてもらいたいです。
一昔前のように部活動だけ頑張り、受験のときだけ勉強を頑張るのではなく、部活動をやりながら進路実現のための努力をしてください(一部の驚異的な実績を残せる学生さんは別ですが、今の時代、競技の戦績だけで合格を出してくれる大学は減っており、評定も大切になります)。
また、学校の先生で読まれている方がいれば、可能なときはオープンキャンパスや職場体験などに行かせてあげてください。
競技の指導が大切なのはわかります(私も部活動の監督として関東大会や全国大会に出場しています)が、生徒の人生はそれだけではありません。
競技を頑張り進路を決められる子もいればそうでない子もいることを踏まえて、柔軟な対応をしてあげてほしいです(大会シーズンなどは部活動中心でいいと思いますよ)。
まぁ1日休んで勝てないような指導をしている先生なんていないと思います。自分の指導に自信を持ち、子供たちを送り出してあげましょう。
後半は、説教じみた感じになってしまいすみませんでした(汗)
それでは次回は「学校推薦型選抜(現在の各推薦入試)」について書いていきます。
ではみなさん、また明日〜
AO入試の赤本改訂新版 2020年教育改革で変わる大学入試 (YELL books) [ 小杉樹彦 ] 価格:1,650円 |
何を準備すればいいかわからない人のためのAO入試・推薦入試のオキテ55 [ 鈴木鋭智 ] 価格:1,100円 |
螢雪時代臨時増刊 全国大学 推薦・AO入試 合格対策号 2019年 07月号 [雑誌] 価格:2,970円 |
ゼロから1カ月で受かる 大学入試 志望理由書のルールブック [ 神崎 史彦 ] 価格:1,210円 |
2020年04月20日
2020年度大学入試改革@ センター試験から大学入学共通テストへ
子供たちは休校ですが私たち職員は在宅ワークにならず勤務をしているので・・・
さて、今日は2020年度の大学入試改革について話をしていきます。
ちなみに今回は、センター試験から大学入学共通テストに変更することで何が変わるのかについて書いていきます!!
まず大学入学共通テストのポイントは以下の通りです。
- 知識の活用(思考力や読解力)が求められる
- 出題の傾向や配点が変わる
- 数学TAは試験時間が70分になる
1つ目の知識の活用(思考力や読解力)が求められると書きましたが、これがとにかく重要です。
例えば・・・
「国語」
資料を読み解きそこから答えを導く問題。
「数学」
文章を読み、そのシチュエーションから問題を解く問題。
「英語」
問題文が英文で書かれている。
などの変更点が現在公表されています。
今までのように「知識」と「過去問や定型的な問題」から答えを導き出して点数が取れる試験というより、
問題文を正しく読み解き、自らの知識をどう活用すれば良いのかを考え、答えを導く
といったところでしょうか。
それから知識を表面的に覚えるのではなく、本質的な理解が必要になります。数学で言えば、公式や定理を暗記するというより、どのような証明から成り立っているのか、どのような問題に対して活用できるのか、を理解する必要があります。
ただ、文科省の問題例や様々な業者のプレテストなどを見ると、文章題の余計な部分を省いていき、本当に必要なところだけにしていくと、問われている知識は実にシンプルで、今までのセンター試験と同じようなことを聞かれています。
数学に至っては、計算の難易度は下がっているようにも感じます。
それから、今までのように単発の知識だけで解く問題だけでなく、複数単元の融合問題や教科横断型の問題も出ます。
「暗記型の問題解決」から「知識の有効的な活用により問題解決をする力」を身に付ける必要があります。
2つ目の出題の傾向や配点が変わることに関しては、英語のリスニングの配点が100点に変わる、発音・アクセントや文法問題がなくなり長文読解が中心になる、国語の資料読み取り問題、数学の文章読み取り問題などが挙げられます。
ここに関しては、共通テスト発表当初、記述問題を出題すると公表していたものが記述問題の出題がなしになったり、英語民間試験の成績を利用する予定が、制度の不備で取り消しになったりと、スタートから変更していることが多いため、今後も変更点が出てくる可能性が高いと思います。
常にアンテナを張り情報収集することが大切です。
3つ目は、数学TAは試験時間が70分になります。
問題の読む量が増えるので、時間が長くなるのは当然かと思います。
しかし、他の教科は従来通りの時間なので教科や科目によっては苦しい試験になることは間違いないでしょう。
特に数学UBは毎年問題の難易度というより時間との勝負になってくるので、そこは今年度の受験生も苦しめられそうです。
以上が簡単に大学入学共通テストをまとめたものですが、正直なところ今の段階では多くのことは語れません。
なぜならまだ一度も実施されていない試験ですし、文科省も色々考え検証しながらの問題作成を現在行っているからです。
そのような中ですが、プレテストや対策問題集などがあるのでいくつか紹介しておきます。
(私もすべての問題集を解ききったわけではないので、実際解いた方がいましたらコメント欄に感想など頂けると有難いです。)
まぁ一度も実施されていない試験の問題集っていかがなものなのか、というのが本音ですが様々な問題に触れるという点では学力の向上につながると思うので是非みなさんも解いてみてはいかがでしょうか。
価格:1,210円 |
大学入学共通テスト スマート対策 国語(古文・漢文) [ 教学社編集部 ] 価格:1,210円 |
大学入学共通テストスマート対策数学1・A【合計3000円以上で送料無料】 価格:1,210円 |
大学入学共通テストスマート対策数学2・B【合計3000円以上で送料無料】 価格:1,210円 |
価格:1,210円 |
大学入学共通テストスマート対策英語リスニング (Smart)[本/雑誌] / 教学社 価格:1,210円 |
大学入学共通テスト スマート対策 日本史B (Smart Startシリーズ) [ 教学社編集部 ] 価格:1,210円 |
大学入学共通テスト スマート対策 世界史B (Smart Startシリーズ) [ 教学社編集部 ] 価格:1,210円 |
大学入学共通テストスマート対策物理【1000円以上送料無料】 価格:1,210円 |
大学入学共通テスト スマート対策 化学 (Smart Startシリーズ) [ 教学社編集部 ] 価格:1,210円 |
大学入学共通テスト スマート対策 生物 / 教学社編集部 【全集・双書】 価格:1,210円 |
https://www.dnc.ac.jp/daigakunyugakukibousyagakuryokuhyoka_test/pre-test_h30_1111.html
↑ 平成30年度試行調査 問題・正解等
https://www.dnc.ac.jp/daigakunyugakukibousyagakuryokuhyoka_test/pre-test_h29_01.html
↑ 平成29年度試行調査 問題・正解等
次回は総合型選抜(現在のAO入試)について書きたいと思います。
ではでは、みなさん新型コロナウィルスには十分注意して実りある在宅生活を送ってくださいね〜。
2020年04月19日
数学(だけじゃないけど) 大学受験や定期テストに向けたおすすめ学習方法
先日、第1回目の記事で大学受験に向けた数学のおすすめ参考書・問題集を紹介しました。
まだご覧になっていない人は是非ご一読ください!!
https://fanblogs.jp/teacherdiary/archive/1/0
さて、今日は大学受験や定期テストに向けたおすすめ学習方法を紹介します。
この方法で私も学生時代は定期テストの全教科の平均点は毎回80点を超えていました(テストが簡単だったのかもしれませんが・・・)
ちなみにクラスの生徒にこの方法を紹介したところ、取り組んだ生徒は定期テストの点数がほぼ全員上がりました。
ちなみに紹介する学習方法はとても当たり前のことなのですが、いざ実践となると甘えが出るのでそこは心を鬼にして頑張ってください!!
- テストまでの計画表とテストで達成したい目標をたてる
- 教科書や参考書・問題集は3周解き直す
- わからないところはすぐに他人に聞かず、まずは自分で調べる
- 勉強は時間で区切らず量で区切る
- 解答・解説を読み何行目まで理解できるか
- 出来ないまま、わからないままでOKという気持ちを捨てる
6つのポイントを書き出しました。
これが意外と難しいです。もちろん計画を立てずにテストで良い点数を取れる人もいます。でもそれは一部の天才と言われる人だけです・・・
大学受験などの長いスパンの試験になると、「いつまでにどの単元をマスターする」、「何月の模試でどれくらいの偏差を出す」という目標から逆算して学習計画を立てないと、気付いたらセンター試験(今年度からは大学入学共通テスト)1ヶ月前なんてことがざらにあります。何事も計画的かつ目標を決めて取り組むことが大切です!!
人間の記憶はいい加減なもので1回目の学習では30%、2回目の学習で65%、3回目の学習でようやく90%覚えることが出来ます。
また、数学に関しては公式や定理を覚えることは野球の投手でいう「ピッチングフォーム」を覚えたにすぎません。
やはりフォームを覚えたら精度を上げていくために何度も反復練習をするのと同様で、正確さや速度を向上させるためにも反復学習は必要になるでしょう。
ただし注意が必要で、100回解いたら100回解ける問題に取り組む必要はありません。それはとても時間の無駄です。少し不安な問題やまだまだ精度をあげていける問題を取り組みましょう。
みなさん、好きなアイドルの名前やキャラクターの名前はすぐに覚えられますよね?
それは興味・関心があるため、受動的ではなく能動的に覚えようとしているからです。
勉強も同じで人に与えられた受動的なものより、自ら調べた能動的なことの方が記憶に残ります。
インターネットでいくらでも調べられる時代になったので是非自分で調べて学習してみてください。
おすすめのサイトのURLを2つほど記載しておきます。興味のある人は是非目を通してみてください。
http://www.geisya.or.jp/~mwm48961/koukou/index_m.htm
↑ 高校数学の基本問題(基本的な問題とその解法が載っています)
https://examist.jp/category/mathematics/
↑ 受験の月(数学の基本的な問題から受験で必須となる有名問題など多数掲載)
ひたすら時間をかけても、大して集中せず問題集1ページしか解いていないのではまったく意味がありません。
「何時間勉強する」のではなく「何ページ(何問)取り組む」といったほうが確実に勉強が身に付きますし、先ほど挙げた2つ目の「範囲を3周する」ための学習計画も立てやすいです。
例えば数学の問題でわからないところがあり、解答・解説を見たところわからないところが1〜2行程度の問題は調べたり、人から教えてもらうことですぐに出来るようになる問題です。積極的に取り組みましょう。
わからないところが5行を超える問題は、今の学力ではまったく歯が立ちません。まずは、それ以前の問題を解けるようにして基礎学力を向上させてからもう一度トライしてみましょう。
自分のレベルが正しく上がっていればわからない行の数が減るはずです。
最近の学生は、「わからないけどいいや」ということを口にしますがテストに出る可能性があるのにわからないまま放っておける精神が良くないです。大人になっても、仕事でわからないことがあったときに「わからなくていいや」という気持ちで仕事をすれば大きな損害につながります。
絶対に「わかるまでやる」、「できるまでやる」というマインドが成功への道です。
以上がおすすめの勉強方法です。とにかく計画と目標を立てて、試験で必要なことを最低3回は学習してください。
あとよくある質問で、「書いたほうが良いのか」「読んだほうが良いのか」「書いてまとめるときはどうしたら良いのか」などの質問を受けますが、人それぞれ覚え方や学習のスタイルは違うのでそれは自分にあった方法を模索して見つけてみてください。自分の合ったスタイルなら点数が上がりますし、合っていないスタイルなら点数が上がらないので点数で判断していいと思います。
また、得意・不得意もあり好きな教科と嫌いな教科の習得率も異なるのでそれぞれ自分にあった学習方法を探すのも大切なことです。
ちなみに私は、「声に出して読む(内容を意識しながら)」「覚えられないことはひたすら書く(理系科目なら演習する)」という学習をしていました。
長くなりましたが、おすすめ学習方法についてのまとめでした。
最後に何事においても目標がないと頑張れないと思うので、大学の資料請求を行えるサイトのURLを貼っておきます。
次回は、2020年度の入試から大学入試改革が始まるのでその辺について書きます。
是非次回もお読みください。