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2023年09月22日
ちょっとだけMリーグ#219
今回もMリーグの一局だけを掘り下げていきます。
今日の主役は堀 慎吾プロです。
まずは動画からご覧ください。
https://youtu.be/8FESG1OhYPE?si=ADRoXQ43MdHw2Edn
※最初に堀さんインタビューがあるのでネタバレが嫌な方は0:39〜が本編なのでスキップして見てください。
2020年10月13日 第1試合
南2局
東家 勝又 健志 35500
南家 堀 慎吾 37100
西家 瑞原 明奈 6700
北家 黒沢 咲 20700
(敬称略)
トップ目・堀さんは二着目と1600差でテンパイ・ノーテンでも入れ替わる微差。
二着目・勝又さんはこの親で他家を引き離したい。
三着目・黒沢さんは上2人へ満貫直撃か満貫ツモ以上ならまだトップが狙えます。
ラス目・瑞原さんは三着目と跳満ツモ差とかなりラス率が上がっているので素点回復目標か?
動画の都合上、4巡目・西家から見ていきます。
最初に西家・瑞原さんの手は
ドラ瑞原手牌
アンコのドラが浮いている2シャンテン。
瑞原さんは浮いているドラをいつ切るのか、それとも重なるのを待つのかの決断が必要です。
ツモツモ切り
次に北家・黒沢さんは
ドラ黒沢手牌
789三色同順や引き純チャンもあります。
これならリーチして跳満も望めそうです。
ツモ打
続いて親・勝又さんの手は
ドラ勝又手牌
ドラトイツのある1シャンテン。
あとはドラポンできるかどうかがこの手最大の問題で、ポンできなければ山にありそうな待ちでリーチで良いでしょう。
ツモ打
最後に南家・堀さんの手は
ドラ堀手牌
、、、のターツ部分はほぼ決まっているタンヤオ3シャンテン。
タンヤオ・赤2なら3900なのでアガリを見て進めます。
ツモ打
嬉々としてPUBGを語る多井さんを軽く受け流す桃さん。
流石、多井さんの扱いは手馴れたものです。
次巡、瑞原さんは
打ドラ瑞原手牌
受け入れの1シャンテンに取るドラ切り。
ピンズ一気通貫やピンズ三面張とマンズ受け入れ、どれも切りたくない手に見えます。
このドラを勝又さんがポンして打テンパイ、待ち。
ポンドラ勝又手牌
待ちは山に1枚、は2枚の計3枚。
勝又さんが切ったを堀さんがチーして打。
チードラ堀手牌
タンヤオ・赤2の2シャンテン。
を持っているのはを切っている親に通りそうなのとは黒沢さんの現物だからのようです。
ここにを引くと四連形になり、マンズ2メンツになりやすい形に変化します。(上家から、チーもできる)
同巡、黒沢さんは
ドラ黒沢手牌
ツモ打と勝又さんの当たり牌を引いた789三色1シャンテン。(受け入れ)
次巡、瑞原さんは
ツモツモ切りドラ瑞原手牌
テンパイするを引きますがツモ切り。
おそらく瑞原さんは一気通貫かピンズ好形待ちを見ているようです。
同巡、黒沢さんは
打ドラ黒沢手牌
打してオリ模様。
勝又捨牌
ピンズターツ切りして、以外の待ちはなさそう。
ソウズはより下、マンズが1枚も切られず、待ちがあるならマンズかソウズの可能性が高そうです。
それに親の勝又さんは・ドラ3、12000〜が見えています。
放銃するとラス目の瑞原さんと2000点差でラス率が一気に高まります。
2巡後、瑞原さんは
ドラ瑞原手牌
テンパイ即リーチ!待ち。
待ちは山に1枚、は3枚の計4枚。
リーチ一発目、勝又さんは無スジをプッシュ。
次巡、堀さんは
チードラ堀手牌
ここから1枚切る場面。
瑞原捨牌
堀さんに現物がありますが、瑞原さんの切りが早く、からの打やターツ以外はソウズは持ってなさそうです。
堀さんは打。
次巡、堀さんは
チードラ堀手牌
ツモ打の現物切り。
タンヤオを見ている堀さんはどのみち受け入れは必要ありません。(形式テンパイでもいいなら残し)
同巡、黒沢さんがを引き瑞原さんのアガリ牌はあと3枚。
次巡、堀さんは
チードラ堀手牌
が重なった2シャンテン。
同巡、黒沢さんは
ドラ黒沢手牌
受け入れの1シャンテン。
次巡、勝又さんは
ツモツモ切りポンドラ勝又手牌
多井さんの解説通り三面張変化もあるので現物のスジ打もありますがツモ切り。
堀さんはこのをチーしてどちらかのトイツを切る場面。
場に3枚切れでリャンメン待ちとカンチャン待ちはワンチャンス、4枚切れでペンチャン待ちを否定、2枚見えでシャンポン待ちはかなり薄く、タンキ待ちも薄くなっています。
そして2枚切れでリャンメン待ちとカンチャン待ちはツーチャンス、3枚見えでシャンポン待ちを否定、タンキ待ちはかなり薄くなっています。
どちらかと言うとよりの方が通りそうです。
堀さんは打。
チーチードラ堀手牌
次巡、堀さんは
チーチードラ堀手牌
待ち満貫テンパイ。
ですが待ちは山に0。
同巡、黒沢さんは
ドラ黒沢手牌
瑞原さんの当たり牌を引き、手牌の内7枚が当たり牌。()
次巡、黒沢さんは
ドラ黒沢手牌
3人の共通安全牌がありません。
、、、、はなさそうですが、、、、、、、は残っています。
黒沢さんは打。
これが堀さんの当たり牌。
ロンチーチードラ堀手牌
タンヤオ・345三色同順・赤3の満貫、8000点。(リーチ棒+1000)
今回のまとめ
・親の高打点は可能な限り防ぐ
親の打点は子の1.5倍で親4000オールツモは16000点差が縮まりこれは子跳満ツモと同程度。
8000オールツモなら子役満の点差がひっくり返るから親アガリで逆転が起こりやすい。
南2局
東家 勝又 健志 35500
南家 堀 慎吾 37100
西家 瑞原 明奈 6700
北家 黒沢 咲 20700
親とトップ目は1600点差だが12000でもアガられると決定打にもなりかねない。
ポンドラ勝又手牌
親は・ドラ3の12000〜が見えている。
12000アガられると残り3局で自分も12000アガる必要が出てくる。
こんな時に1000や2000仕掛けの子には差し込みを考えてもいい。
・オリる時に見るポイントを決めておく
@染め手かどうか(混一色、清一色なら現物以外の染め色と字牌は切らない)
A通ったスジを確認(鳴いた人の上家が切った牌にも注目)
B手牌と場を合わせて見える枚数を確認(4枚見え→3枚見え→2枚見え)
C手牌に2枚以上あるものは1枚通れば枚数分切れるから候補になる
D何も頼れなくなった時に初めて現物のスジを候補にする
勝又捨牌
堀捨牌
瑞原捨牌
黒沢捨牌
、、、、はなさそうだが、、、、、、、は残っている。
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