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2016年09月05日

10月スタート「べっぴんさん」主人公の口癖は「なんか、なんかな」・・主演は「芳根京子」



10月から始まる次のNHK連続テレビ小説「べっぴんさん」の第1週の試写会が5日、東京・渋谷のNHKで行われた。

主演の芳根京子は、「とと姉ちゃん」の「どうしたもんじゃろのう」のようなヒロインの口癖の有無を聞かれると、「『なんか、なんかな』というせりふを積極的に取り入れています」と明かした。

劇中、このせりふが何度も出てくるそうで、芳根は「周りの人たちが『この子はこの後、何を言いだすのだろう?』と思う言葉」と説明。

「(そのフレーズを)『台本でここに入れられるかな?』と思って、隙間を見つけると監督に『言っていいですか?』と聞いています」と話し、ヒロインの口癖として印象付けたい様子だった。

今作で芳根が演じるのは、神戸市の裕福な家庭に生まれながら戦争で財産を失い、戦後に子供服作りに取り組むヒロイン・坂東すみれ。

芳根は役作りの一環として、撮影が始まる前から「裁縫と所作、関西言葉の稽古」を続けてきたという。

このうち裁縫については、「亡くなった祖母がお裁縫の先生をしていて、夏休みの自由研究で一緒に縫いぐるみや巾着を作ったことがあった。

ゼロから始めたわけではなかったのが、すごく心強かった」。稽古の中では、手作りのルームシューズを共演者にプレゼントしたといい、「その時に初めて、思いを込めて作り上げた物を贈って相手が喜ぶ顔を見るという経験をした。

物作りはすてきだなと強く思った」と振り返った。

一方、3カ月余りが経過した撮影に関しては、「何より現場が楽しくて、心の底から『つらい』と思う日は1日もない」と、充実ぶりをうかがわせた。

試写会には、すみれの幼少期を演じた渡邉このみ、父親役の生瀬勝久も出席した。放送は10月3日から。



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