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2016年06月26日

橋本愛&高良健吾ら、慈善上映の輪に感動・・熊本映画出演で「橋渡しの一部になれた」



 女優の橋本愛、俳優の高良健吾、行定勲監督が26日、都内で行われた国際短編映画祭『ショートショートフィルムフェスティバル&アジア(SSFF&ASIA)2016』のクロージングセレモニーに出席した。

【写真】SSFF&ASIAクロージングセレモニーにの模様

 橋本ら出演の映画『うつくしいひと』(行定勲監督)は、観光復興という観点で最も創造性、振興性、話題性を含んだ作品に贈られる「第5回観光映像大賞(観光庁長官賞)」を受賞。同作は昨年10月に熊本県内で撮影。熊本地震により被害を受けた熊本城や阿蘇が登場する地域映画で、上映時間39分。

 同県出身の行定監督が、同郷のキャスト陣をそろえて撮影を敢行。震災前の熊本を舞台に描かれており、震災後には全国各地の映画館でチャリティ上映が実施された。行定監督は「どこに行ってもチャリティ上映が満員だった。映画ってやはり人が集まって、一つのモノを観て、一つの心になるということを改めて観客に教えてもらった」と感慨深げ。

 震災直後から被災地へ足を運ぶなど、精力的に活動していた高良は「震災前の熊本の映像を残せたことはすごいよかったこと」と作品としての価値を再確認し、橋本も「一番思うことだと(復興への)物理的なお手伝いができてよかった。この映画がなかったら私自身、手も足も出なかった。こうやって各地を回って、皆さんに観てもらって、お金を頂いて、それを熊本に届けられる橋渡しの一部になれるのは、光栄でありがたいこと」と被災地を取り巻く、復興への強い絆に改めて感動している様子だった。

 セレモニーには政治学者の姜尚中、俳優の米村亮太朗らも出席し、そのほか「ミュージックShort部門 優秀賞」を『人生のソリューション』(監督・永田佳大/楽曲・クラムボン)、「ミュージックVideo部門 優秀賞」を『花瓶に花』(監督・松居大悟/楽曲・石崎ひゅーい)が受賞。MCは別所哲也、LiLiCoが務めた。


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