2013年12月14日
【第43沼】珍しい壊れ方のsuper-Takumar 55mm F1.8 (後期型)分解修理
毎度お馴染みsuper-Takumar 55mm F1.8後期型です。この個体はPENTAX SPUについていたのでかなり、新しいみたいです。外観も綺麗でレンズも分解しなくても前後のレンズ面を拭いただけで綺麗になった。分解してないからレンズ内部のチリもない。でフォーカスリングを回してたら・・・あれ、距離の表示部が回ってない。普通ならフォーカスリングと同じようにまわるはずが動かない。つまりフォーカスリングに一体でくっついているはずが外れてしまっている。珍しい壊れ方してる。今回はレンズの部分には触らないで外れた距離表示リングを修理する。
化粧リングを外してマイナスビス3本を外してフィルターブラケットを外す。
さっき外したマイナスビス3本のとなりのマイナスビス3本も外すとレンズ部分全体が外れる。
外した、化粧リング、フィルターブラケットとレンズ部分。
レンズ部が抜けてどんがらの筒になった、
フォーカスリングを固定しているマイナスビス3本を外す。これ外すのも難しかったけど再組立てする時が最高に難しくてかなり手間取った。
3本ビスを外したらフォーカスリングが外れます。多分距離表示の部分は接着してあって、剥がれてしまったみたい。
フォーカスリングの切り欠き部の端が本体のネジにあたって回転が規制されている。
フォーカスリングが外れた本体。
で、これが帯状の距離表示部。
無限の位置をさっきの切り欠き部端に合わせてフォーカスリング下部に巻いて瞬間接着剤で接着。しばらく指で押さえてちゃんと接着されるのを待つ。後は、順に元通りに組み直していく。そして出来上がり。
ヘリコイドは外してないし無限も出て問題なし。壊れてないところは分解しない。これがたっちゃん的分解修理。
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posted by たっちゃんのレンズ沼2 at 17:52| カメラとレンズ