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自由主義社会のすばらしいところは、大多数の共通の意見に対して、たった一人だとしても自由に反論することができることだと思う。

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おすすめ度:☆☆☆☆☆(星5つ)
「十二人の怒れる男」(96分)
監督:シドニー・ルメット
脚本:レジナルド・ローズ
出演者:ヘンリー・フォンダ ほか

↓↓↓予告はこちら↓↓↓
【ニコニコ動画】『十二人の怒れる男』 予告編

上の予告は英語で分かり難いかもしれませんので、
こちらはリメイク版の予告になりますが、一応リンクつけておきます^^
【Youtube】『十二人の怒れる男』 予告編

以下、(たぶん)テレビでの映画紹介程度のネタバレ含みます。
あらすじ
 父親殺しの罪に問われた少年の裁判で、陪審員が評決に達するまで一室で議論する様子を描く。

 法廷に提出された証拠や証言は被告である少年に圧倒的に不利なものであり、陪審員の大半は少年の有罪を確信していた。全陪審員一致で有罪になると思われたところ、ただ一人、陪審員8番だけが少年の無罪を主張する。彼は他の陪審員たちに、固定観念に囚われずに証拠の疑わしい点を一つ一つ再検証することを要求する。

 陪審員8番の熱意と理路整然とした推理によって、当初は少年の有罪を信じきっていた陪審員たちの心にも徐々にある変化が訪れる。
(Wikipediaより引用)

感想
 これは絶対観るべきです!

12人の陪審員が、
扇風機の壊れた夏の暑い一室で、一人の男の罪について97分間ディスカッションをするという話。
ずっと一室で話しが進んで行くだけなので、制作費は約35万ドルという超低予算、
撮影日数はわずか2週間ほどの短期間で製作されたらしいです(笑)
ですが、ホントに面白い。お金をかけなくても、素晴らしい作品は素晴らしい。

まず、それぞれの登場人物の個性が強い。
臆病な人だったり、高圧的な人だったり、差別的な人だったり、意見がコロコロ変わる人だったり・・・
色々なタイプの登場人物が居るということは、感情移入しやすい、ということ。
自分の嫌いなタイプもいれば、同情しちゃうタイプ、共感するタイプもいる。
すぐに作品に引き込まれました。

そんな強い個性を持った様々な登場人物の中でも際立っているのが、
ただ一人だけ少年の無罪を主張する、陪審員8番です。

全員が有罪で一致すれば、話し合いは終了。すぐに自分の生活へ戻れる。
なのに、陪審員8番のせいで、誰も帰れない。
最初はイライラする他の陪審員達。でも、気づかないうちに議論に夢中になっていく。

次第に議論に熱くなっていく男達からは目が離せません!
間違いなく、家にコレクションしておきたい作品です!

ちなみに、私は意見がコロコロ変わる陪審員12番が好きです(笑)


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リメイク版もあるみたいですね。
私はまだリメイク版を観ていませんが、なかなか評価は高いみたいですよ。
パッと見た感じ、私はリメイク版のカラーより元の白黒のほうが作品に合ってる気がしますけど・・・


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