昔、今のちょうど中国とモンゴルの境界あたり塞(さい)という国にあるおじいさんが住んでいました
おじいさんは村人誰もが知る平常心の持ち主でした
ある時、台風で飼っている馬の柵が壊れ、愛馬が高原に逃げ出してしまいました
”おじいさん、今回は大変だったね?”
”んにゃ、たいしたことないよ”
それから数日たったある日、逃げ出した愛馬が高原の馬の群れを連れて牧場の水飲み場に帰ってきました
村人たちはおじいさんの肩をたたき
”おじいさん、良かったね!” と言いました
”んにゃ、たいしたことないよ”
そして、その野生の馬を乗りこなそうとしていた息子が馬に振り落とされ、足を骨折してしまいました
”おじいさん、これは困ったことになったね”
”んにゃ、たいしたことないよ”
おじいさんは動じません
そうこうしていると、国境付近で戦争が始り、国中の若者は全員、兵士として戦地に送られてしまいました
おじいさんの息子は足を折り不自由にはなりましたが
戦争に行かず、おじいさんと一緒に平常心で仲良く暮らせましたとさ
平常心
言葉で言えてもなかなかそれを持ち合わせることは難しいかもしれない
イメージがどんどん沸いてきます
このまま、絵本になりますね(イラストレーターがいれば!)
画像はカラオケの背景にも使えるんじゃないでしょうか?
お金がなくて、楽しめない人はお金を手にいれても楽しめない
誰も行かない、道を切り開く
中国には
愚翁、山を移す
ということわざがあります
2017年03月14日
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