”おっちゃ〜ん!”
”くそっ、間に合わないか!”
青年は京王線で
向かいに座っているご老人が
停車駅でよろよろと立ち上がり
電車から降りた時に
老人が座席にカバンを忘れていることに気づいた
素早く立ち上がり
カバンを手に
電車を降りた老人に
声をかけました
しかし
その時
列車の発車のベルが鳴り
プシューっと
ドアが閉まり始めました!
閉まり始めた
ドアの隙間から
青年はカバンを
ホームに投げ出しました
お年寄りは気づかず
階段を手すりを頼り
折り始めました
ところが
今度は
ホームにいた青年が
眼の前に
ザザ―つと
投げ出された
カバンを拾い
それを
階段を降り始めている
ご老人に
届けていました
動き出した
電車の車内で
自然と歓声と拍手が
青年に向けられました
行きの電車で
映画かコマーシャルのワンシーンのような
リアルな素敵な
魂が発動し伝搬する瞬間を
見せられた私は
お気に入りのスタバでも
新作のエルサルバドルを
頂き
望んでいた買い物もでき
ルンルンな気持ちで
帰宅の路に着くことが
出来ました
今日もラッキーでハッピーな一日をあなたと
おもいやリッチセンター
タニピーでした
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