午後から夜にかけてはサッカーを楽しんでいます
サッカー発祥の国、イギリスでは夫婦が離婚すると、男の子は父親に引き取られるケースが多いそうです
飲んだくれの親父であっても、週末にサッカー場に連れて行ってくれるから
子供の希望や意向も加味されるそうです
そして、ヨーロッパではサッカーとかスポーツが生活に深く根付いています
私は中学、高校、大学と10年間バレーボール部に所属していました
インカレまで出場し、大学入試の時には関東の大学から合宿にお誘いまでいただきました
しかし、テレビでバレーボールの中継があると、私一人テレビの画面に向かって
”フェイント!”
”打てー!”
”ワンタッチ!”
と声を出し、家族から不思議な顔をされてしまいます
バレーボールをある程度やった人ならわかるのですが
経験者はどうしても声が出てしまいます
しかし、私はバレーボールを10年間続けてきたのに、楽しい思い出が一つくらいしかないのです
大学時代のリーグ戦で三つ巴の上位争いをしている最後の最後で先輩のセッターに逆らい
時間差のサインを出し続けたことです
当初、先輩は目で違うと威嚇してきました
後輩の私は目を合わせず、ひたすら時間差(B-前)というセンタープレイヤーの前に
入り込んでノーマークでスパイクを打つという
ある意味、決まればかっこよく、ギャンブル的な攻撃でした
ゲームの終盤になり一進一退の点の取り合いが続きます
先輩に目を合わさず、時間差のサインを出し続ける私にボールは回ってこず
いよいよジュースカウントにまで展開がもつれこみました
ボールも先輩のセンタープレイヤーがボールを集め点を決めていたので
相手のブロックもセンタープレイヤーをマークしていました
そして、ジュースで何点か点を取り合った後にその瞬間がやってきます
私はいつか必ずトスは上がって来ると確信して準備をしていました
サーブカットからボールがきれいにセッターに入ります
私はオープンに開いて大きな声でボールを呼びます
そして、先輩がBクイックに飛び、相手のセンターブロックもそれに釣られてジャンプします
そのBクイックに飛んだ先輩に届かないトスが小さく上がります
味方のベンチから、監督やコーチ、マネージャーの悲鳴が上がります
そのブロックのいない無人のボールを相手チームのど真ん中にスパイクを叩き込んでやりました
よく、再現フィルムでスローモーションでボールが転々とするシーンがありますが
今でもそのシーンは鮮明に脳裏に焼き付いており
一瞬の静寂が歓声に変わります
祝福に集まる先輩たちからひどく叩かれ
結局その試合は勝ち
三つ巴のもう一つのチームは得失点差で3位となり、観客席から舌打ちをしながら引き上げていきました
それから何十年かが経ちバレー部の同窓会がありました
私が酔っぱらってこの話をすると
同期のピンチレシバーは、それはいいよ
”俺なんか、未だに合宿でしごかれてる夢で夜中に腕がピクンとなり目がさめると寝汗でぐっしょりだぜ”
と焼酎を飲みながら酩酊しています
2020年に再び東京にオリンピックがやってきます
人々が一生スポーツで楽しめるそんな社会環境になればいいなと思いながら
今日は何故か?
ロシア人が歌う 原宿の歌が頭の中に流れています
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