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2018年05月16日

地震保険の相場を知っておいた方が良い

地震保険というのは政府保険で、大地震があった場合にも確実に支払われる仕組み。
意外にこの政府の後ろ盾があるということを知らない人は多い。
金額は、
補償額1,000万円あたり、年3万6,300円
誤解のないようにしたいのは、
正確には保険金額=支払われる保険の額であり、建物の値段ではない。
地震保険の場合は火災保険の保険金額の50%までしか設定できないので、保険金額が1000万円ということは、建物の値段は2000万円ということになる。
つまり、2000万円の家だとして、火災保険は2000万円の保険金をもらえる設定ができるが、地震保険ではその半分の1000万円の保険金しか設定できないということだ。
従って、建物の値段(正確には火災保険で出る保険金額)が3000万円であれば、
1,000万円あたり年3万6,300円であれば、地震保険の負担は年間1.5倍の5万4,450円となる。

とは言え、このことで地震による火災についても保証が付く(ただの火災保険では地震火災にには0円しか支払われない)ことや、津波による被害にも対応(津波は地震が原因と相場が決まっている)していることを考えれば、ローンを組んでいる人は自動的に火災保険に入らされるのと同様に、義務だと思って入った方がいい。
ちなみに木造は耐火ではないので、鉄筋コンクリートの家にして耐火建築物とすれば地震保険は半額だ。
竜巻や放射能にも強い。
家を建てる時には木造だけに拘らず、鉄筋コンクリート+内装は木造という考え方もありだ。

参考)地震保険基準料表
https://www.giroj.or.jp/publication/earthquake_table.html
あらまし←分かりやすい。ただし、保険金額=建物価格ではなく建物価格×1/2なのに注意
(よく読めば分かります)
https://www.giroj.or.jp/publication/pdf/overview_SFR_earthquake.pdf

Yahoo!より、
荻原博子さん解説「大地震でも保障される地震保険」はどれ?
4/13(金) 16:02配信 女性自身
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180413-00010008-jisin-soci
記事より、
・東京都がショッキングな発表を行なった。旧耐震基準で建てられたビルなどを調査したところ、震度6強以上の地震で、倒壊の危険性が『高い』建物は18%、危険性が『ある』建物は11%。合わせて29%に当たる251棟が、大地震で倒壊の恐れがあると判明
・「地震に備えておきたい方は多いと思いますが、加入率は約3割です('16年度・日本損害保険協会)。あまり広まっていかないのは、保険料が原因といわれています」と、経済ジャーナリストの荻原博子さん
・保険料がもっとも高い東京、千葉、神奈川、静岡にある木造住宅だと、補償額1,000万円あたり、年3万6,300円かかる。これは地震保険部分だけ
・地震保険は、「政府の後ろ盾が重要」だ
・耐震診断の等級による割引もあります。免震建築なら、保険料は半額です。割引制度をうまく利用して、加入したら長く続けましょう。やめた後で被災すると、悔やんでも悔やみきれません
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