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2024年07月18日
【汗っかきさん注目!!】夏山登山での汗対策
みなさん、山渡ってますか?
夏山登山の3大ストレスをご存じですか?
それは
汗、紫外線、虫
です。
その中で、春から秋にかけて少し動いただけでも汗が止まらない方に
お勧めのアイテムと対処法を伝授します。
もくじ
@汗のメカニズムを知ろう
A汗はこまめに拭くのが良い?
B登山における汗のリスク
Cおススメ!汗冷え対策
Dまとめ
汗をかく動物は意外と少なく、しかも暑い時や運動した時に汗をかく動物はヒトとウマくらいだそうです。
汗は、ヒトが森の住民から草原へ活動範囲を広げていく進化の過程で獲得した体温調整機能です。
肌表面を守る体毛は薄くなりましたが、汗をかくことによって太陽の下での暑い中でも長時間活動ができるようになりました。体毛の濃い動物では同じ環境下では体温の上昇を止められないため長時間の活動はできません。
汗をかくメカニズムは体温や肌表面温度の上昇を調整するために発汗する場合と、緊張や興奮といった精神的に発汗する場合があります。
体温調整の場合は、大部分の体表面から発汗しますが、特に頭部と背中の発汗量は多くなります。これは、脳が熱に弱いためで、生命維持ののため脳や脊髄神経のある個所に多く汗をかくようになっています。
精神的な発汗はワキや手のひら、足裏といった局所的ですが、特に手汗はヒトがサルだったころの名残だそうで、
獲物ととらえたり、敵から逃げる際に木から滑り落ちないように手足を湿らせていたそうです。
登山は、運動強度としては7メッツといわれ、ジョギングやサッカーなど同様の運動となります。
また、ハイキングは歩行とジョギングの組み合わせやバスケットボールと同じ運動強度の6メッツです。
したがって、登山で汗をかくのは当たり前、特に夏山は汗が止められません。
汗は乾く際に発生する気化熱によって肌表面の体温の熱を奪ってくれます。
それによって上がってしまった体温を下げるのです。
ということは、汗をかいてすぐに拭きとってしまうと、気化熱が発生しませんのでなかなか体温が下がりません。逆に拭けば拭くほど汗が噴き出るといった経験はしていませんか?
汗は汗疹など肌に影響もありますで、放置もアレかと思いますが、あまり早くこまめに拭くのも汗の機能を最大限に活かしていません。
登山における「汗の処理」は、汗で濡れてしまった衣類の対処です。濡れたまま放置すると必要以上に体を冷やしてしまうことがあります。
その為汗の効果的な処理は、すぐに乾いたタオルなどでゴシゴシ拭くのではなく、濡れた衣類の水分を吸い取って服を乾かすことを優先させます。
ですので、汗を拭くタオルや手ぬぐいを汗で濡れたシャツに押し当てて汗を吸い取るようにしましょう。
肌表面は、触ってほてりが抜けてからふき取っても遅くはありません。
先にも挙げたように、登山での汗のリスクはニオイでも汗疹などの肌疾患ではありません。
汗冷えによる体調不良や低体温症の発症です。
体を濡らすことは、雪や雨、水しぶきなどありますが、登山では雨具の漏水によるものか、汗によるものがほとんどです。
そして濡れた衣服をそのままにしておくと、外気温が下がってきたり、強風に当たってしまうと急激に体温が奪われてしまいます。
特に、平地の気温25℃の状況と標高2000m付近の気温10度前後の状況では冷え方が違います。
ウェアは、夏だからと言ってTシャツ一枚だけというのはおすすめしません。
確かに涼しそうですが、登山は運動強度が高いの生地が薄かろうと厚かろうとでほぼ発汗します。
その為、できるだけ汗をたくさん吸っても冷えないように下着(アンダーウェア)を着用しましょう。
特にポリエステル素材の吸汗速乾機能のある下着を着用しましょう。
また、ウールを混紡したアンダーウェアも冷たくならないのでおススメです(個人差でチクチクする場合もあります)。
一番のおすすめはPPF製のメッシュアンダーです。これについては別記事に説明していますので、そちらを参考にしてください。
個人的には汗冷え対策の中で最強です!
リュクのバックパネル(背中が当たるパッド部分)は背中と密着しているので発汗時に乾きにくい部分です。
更に、脊髄付近は生命維持のために温度に敏感で、ここが冷えてこない限り発汗は止まりません。
しかし、一度発汗してびしょぬれになった際汗冷えを強く感じるのも背中です。
そこで、パックパネルがトランポリンのように浮かせているモデルがあります。
背中がバックパネルと密着せず、風の通りが良くなるので汗のべたつきをかなり緩和してくれます。
特におすすめは、
●グレゴリー ズール(メンズモデル)
●グレゴリー ジェイド(レディスモデル)
●ドイター フューチュラ(メンズモデル)
●ドイター フューチュラSL(レディスモデル)
です。
また、愛用しているリュックのバックパネルの密着感を薄くするアイテムが、このメッシュパッドです。
意外と効果はあります。
聞いた話ですと、自衛隊では人工芝パネルを使用しているとか。。
使い方は、リュックのバックパネルに合わせてカットし、結束バンドで固定するそうです。
確かにコスパ最強ですね。
汗を拭くものとして、タオル、バンダナ、手ぬぐい、リストバンドなどがあります。
タオルはある程度厚手なので速乾使用がお勧めです。長時間乾かない状態ですと逆に不快感が勝ってしまいますよね。
ハンカチ、バンダナ、手ぬぐいは一枚生地なので、吸水量は低いかもしれませんが乾きは早いので、意外と役に立ちます。
特に手ぬぐいは、簡単に裂くことも出来ますので緊急時に便利です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
運動で汗をかくのは気持ちいいですが、汗っかきさんにとってはその異常な汗の量が気になってしまいます。
特に登山では「汗冷え」というリスクがありますので、適切なケアをすることでリスク回避できると思います。
今回の記事がそのお役に立てればと思います。
それでは、ご安全に!!
夏山登山の3大ストレスをご存じですか?
それは
汗、紫外線、虫
です。
その中で、春から秋にかけて少し動いただけでも汗が止まらない方に
お勧めのアイテムと対処法を伝授します。
もくじ
@汗のメカニズムを知ろう
A汗はこまめに拭くのが良い?
B登山における汗のリスク
Cおススメ!汗冷え対策
Dまとめ
@汗のメカニズムを知ろう
汗をかく動物は意外と少なく、しかも暑い時や運動した時に汗をかく動物はヒトとウマくらいだそうです。
汗は、ヒトが森の住民から草原へ活動範囲を広げていく進化の過程で獲得した体温調整機能です。
肌表面を守る体毛は薄くなりましたが、汗をかくことによって太陽の下での暑い中でも長時間活動ができるようになりました。体毛の濃い動物では同じ環境下では体温の上昇を止められないため長時間の活動はできません。
汗をかくメカニズムは体温や肌表面温度の上昇を調整するために発汗する場合と、緊張や興奮といった精神的に発汗する場合があります。
体温調整の場合は、大部分の体表面から発汗しますが、特に頭部と背中の発汗量は多くなります。これは、脳が熱に弱いためで、生命維持ののため脳や脊髄神経のある個所に多く汗をかくようになっています。
精神的な発汗はワキや手のひら、足裏といった局所的ですが、特に手汗はヒトがサルだったころの名残だそうで、
獲物ととらえたり、敵から逃げる際に木から滑り落ちないように手足を湿らせていたそうです。
登山は、運動強度としては7メッツといわれ、ジョギングやサッカーなど同様の運動となります。
また、ハイキングは歩行とジョギングの組み合わせやバスケットボールと同じ運動強度の6メッツです。
したがって、登山で汗をかくのは当たり前、特に夏山は汗が止められません。
A汗はこまめに拭くのが良い?
汗は乾く際に発生する気化熱によって肌表面の体温の熱を奪ってくれます。
それによって上がってしまった体温を下げるのです。
ということは、汗をかいてすぐに拭きとってしまうと、気化熱が発生しませんのでなかなか体温が下がりません。逆に拭けば拭くほど汗が噴き出るといった経験はしていませんか?
汗は汗疹など肌に影響もありますで、放置もアレかと思いますが、あまり早くこまめに拭くのも汗の機能を最大限に活かしていません。
登山における「汗の処理」は、汗で濡れてしまった衣類の対処です。濡れたまま放置すると必要以上に体を冷やしてしまうことがあります。
その為汗の効果的な処理は、すぐに乾いたタオルなどでゴシゴシ拭くのではなく、濡れた衣類の水分を吸い取って服を乾かすことを優先させます。
ですので、汗を拭くタオルや手ぬぐいを汗で濡れたシャツに押し当てて汗を吸い取るようにしましょう。
肌表面は、触ってほてりが抜けてからふき取っても遅くはありません。
B登山における汗のリスク
先にも挙げたように、登山での汗のリスクはニオイでも汗疹などの肌疾患ではありません。
汗冷えによる体調不良や低体温症の発症です。
体を濡らすことは、雪や雨、水しぶきなどありますが、登山では雨具の漏水によるものか、汗によるものがほとんどです。
そして濡れた衣服をそのままにしておくと、外気温が下がってきたり、強風に当たってしまうと急激に体温が奪われてしまいます。
特に、平地の気温25℃の状況と標高2000m付近の気温10度前後の状況では冷え方が違います。
Cおススメ!汗冷え対策
1.ウェア
ウェアは、夏だからと言ってTシャツ一枚だけというのはおすすめしません。
確かに涼しそうですが、登山は運動強度が高いの生地が薄かろうと厚かろうとでほぼ発汗します。
その為、できるだけ汗をたくさん吸っても冷えないように下着(アンダーウェア)を着用しましょう。
特にポリエステル素材の吸汗速乾機能のある下着を着用しましょう。
また、ウールを混紡したアンダーウェアも冷たくならないのでおススメです(個人差でチクチクする場合もあります)。
一番のおすすめはPPF製のメッシュアンダーです。これについては別記事に説明していますので、そちらを参考にしてください。
個人的には汗冷え対策の中で最強です!
【公式】 ミレー (Millet) ドライナミック メッシュ ノースリーブ クルー DRYNAMIC MESH MIV01248 / アンダーウェア メンズ あす楽 価格:5538円 |
2.リュック
リュクのバックパネル(背中が当たるパッド部分)は背中と密着しているので発汗時に乾きにくい部分です。
更に、脊髄付近は生命維持のために温度に敏感で、ここが冷えてこない限り発汗は止まりません。
しかし、一度発汗してびしょぬれになった際汗冷えを強く感じるのも背中です。
そこで、パックパネルがトランポリンのように浮かせているモデルがあります。
背中がバックパネルと密着せず、風の通りが良くなるので汗のべたつきをかなり緩和してくれます。
特におすすめは、
●グレゴリー ズール(メンズモデル)
グレゴリー GREGORY ズール45 バッグ トレッキングバッグ(30L~50L) 価格:33000円 |
●グレゴリー ジェイド(レディスモデル)
グレゴリー GREGORY ジェイド43 バッグ トレッキングバッグ(30L~50L) 価格:33000円 |
●ドイター フューチュラ(メンズモデル)
ドイター deuter フューチュラ 32 リーフ×インク バッグ トレッキングバッグ(30L~50L) 価格:27500円 |
●ドイター フューチュラSL(レディスモデル)
ドイター deuter フューチュラ 30 SL フォレスト×ジェード バッグ トレッキングバッグ(30L~50L) 価格:27500円 |
です。
また、愛用しているリュックのバックパネルの密着感を薄くするアイテムが、このメッシュパッドです。
意外と効果はあります。
ハイマウント(High MOUNT)(メンズ、レディース)MV9202 エアーメッシュパネルM 52561 バックパック アクセサリ 価格:1950円 |
聞いた話ですと、自衛隊では人工芝パネルを使用しているとか。。
価格:148円 |
使い方は、リュックのバックパネルに合わせてカットし、結束バンドで固定するそうです。
確かにコスパ最強ですね。
3.小物
汗を拭くものとして、タオル、バンダナ、手ぬぐい、リストバンドなどがあります。
タオルはある程度厚手なので速乾使用がお勧めです。長時間乾かない状態ですと逆に不快感が勝ってしまいますよね。
ハンカチ、バンダナ、手ぬぐいは一枚生地なので、吸水量は低いかもしれませんが乾きは早いので、意外と役に立ちます。
特に手ぬぐいは、簡単に裂くことも出来ますので緊急時に便利です。
Dまとめ
最後までお読みいただきありがとうございました。
運動で汗をかくのは気持ちいいですが、汗っかきさんにとってはその異常な汗の量が気になってしまいます。
特に登山では「汗冷え」というリスクがありますので、適切なケアをすることでリスク回避できると思います。
今回の記事がそのお役に立てればと思います。
それでは、ご安全に!!