2019年04月02日
詰将棋カラオケで出題された伊藤果八段の作品
先日ニコニコで放送された詰将棋カラオケは楽しかったですね。こんなに笑えて、かつプロ棋士の思考の凄さを垣間見ることができる番組はなかなかないのではないでしょうか。
詰将棋はどうしても堅苦しいイメージがつきものですから、こういった楽しい企画で多くの人に親しんでもらえるのは非常に嬉しい限りですね。
この番組で出題された詰将棋は伊藤果八段による作品で、かなり難解なものが多かったですね。その作品の中の1つを紹介したいと思います。加藤一二三九段が短時間で見事に正解した問題で、手数は13手となります。
（伊藤果八段作・2019年3月30日放送東西対抗詰将棋カラオケより）
正解手順
▲１二歩 △同玉 ▲１三馬 △１一玉 ▲１二馬 △同玉 ▲２四桂 △１一玉
▲１三飛成 △同桂 ▲１二歩 △２一玉 ▲３三桂 まで13手詰め
シンプルな形ですが、意外と厄介な問題です。
3手目に▲１三馬と体当たりする手が見えづらいですが正解で、△同桂なら▲２四桂から早く詰みます。よって△１一玉と下がるしかありませんが、以下馬の押し売りで２四の地点に空間を作り２四桂の形を作るのがポイントです。
9手目の▲１三飛成が打ち歩詰め打開の決め手となり、あとは簡単な詰みとなります。
きれいにまとまった形から大駒を捨てて鮮やかに詰ますという美しい手順で、非常に解後感のよい良作でしたね。
詰将棋はどうしても堅苦しいイメージがつきものですから、こういった楽しい企画で多くの人に親しんでもらえるのは非常に嬉しい限りですね。
この番組で出題された詰将棋は伊藤果八段による作品で、かなり難解なものが多かったですね。その作品の中の1つを紹介したいと思います。加藤一二三九段が短時間で見事に正解した問題で、手数は13手となります。
（伊藤果八段作・2019年3月30日放送東西対抗詰将棋カラオケより）
正解手順
▲１二歩 △同玉 ▲１三馬 △１一玉 ▲１二馬 △同玉 ▲２四桂 △１一玉
▲１三飛成 △同桂 ▲１二歩 △２一玉 ▲３三桂 まで13手詰め
シンプルな形ですが、意外と厄介な問題です。
3手目に▲１三馬と体当たりする手が見えづらいですが正解で、△同桂なら▲２四桂から早く詰みます。よって△１一玉と下がるしかありませんが、以下馬の押し売りで２四の地点に空間を作り２四桂の形を作るのがポイントです。
9手目の▲１三飛成が打ち歩詰め打開の決め手となり、あとは簡単な詰みとなります。
きれいにまとまった形から大駒を捨てて鮮やかに詰ますという美しい手順で、非常に解後感のよい良作でしたね。
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