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2014年07月10日

それは誰が決めるのか







    強い者と 戦う時は
    ただただ ひたすら 自分を信じればいい

    弱い者に真実を語る時は 少しだけ気をつけろ
    裏目裏目に 愛が転がる

    誰かの弱さを ひき上げたいなどど
    うぬぼれた己れの 恥を知ったなら

    夕暮れが青春を まっさかさまに ずり堕ちて行く前に
    事実を どてっ腹で 受けとめろ

        長渕 剛 『 JAPAN 』(1991,東芝EMI株式会社)
        「JAPAN」(詞・曲:長渕剛)より一部抜粋。


 その人のためと思って力になっても,次第に相手の依存度が高くなり、そのうち負担になってもの別れに終わっ てしまう。 逆に、ひどい仕打ちを受けることもある。

その人は実際「弱い者」だったのかもしれない。
けれど,自分は「強い者」だったのだろうか。

「ひき上げたい」と思った時点で、自分の心の位置は、その人の高さにないということに、ひとは気づいていなけ ればいけない。

ところが相手がそのわりに感謝をしない。ろくなお礼も言ってくれない。そんな時,人間はどう思う?

「あんなに世話をしてやったのに...」
「あんなにつくしてやったのに...」と思う。
そしてその後はぐち(愚痴)が出る。

こうなると、世話になった方にも言い分がある。
「少しぐらい世話をしたからといって恩に着せるなら、してくれない方がいい」 なんてことになる。

    人間関係がまずくなるのは大体において、この「のに」と「ぐち」
    の出る時だ。

        相田みつを『にんげんだもの』(文化出版局)より一部抜粋。


    人の為 と書いて
    いつわり と読むんだねえ

        相田みつを『おかげさん』(ダイヤモンド社)より一部抜粋。

ひき上げるだけの強さ、最後まで投げ出さずにつき合う覚悟がない限り、簡単に「人のため」で行動してはいけな い。
あるフリースクールの先生の言葉が強く心に残る。

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