2018年01月02日
もし電気が使えなくなったら!?(電磁パルス攻撃に備えた防災対策♪)
矢口 史靖監督の「サバイバルファミリー」を見ました。(アマゾンプライムビデオで見ました)
家族がいるお父さんお母さん、絶対に見ておいた方がいいです。。
以下、長文であらすじ(ネタバレ)及び感想です。(※ちなみに、下記Amazonリンクはただのリンクでアフィリエイトなどは一切ありません。)
「もしある日突然、電気が無くなったら」というテーマ。
最近、電磁パルス攻撃(上空で核爆弾を爆発させると広範囲で電気が長期間使えなくなる)の危機もメディアで取り上げられてますし、まったくの絵空事じゃないですよね。
感想。めっちゃおもしろい・・・。
映画一時停止→アマゾンで防災用品ポチ→映画→ポチの繰り返し(笑)
電磁パルス攻撃を受けた場合の脳内シミュレーションとして活用できました。。。
*****(以下ネタバレあり。でも以下読んでも十分映画楽しめると思います。)*****
まずは、深夜3時頃に突然電気停止。
主人公一家は、朝起きて目覚まし含めてすべての電気機器が使えないことに気づきます。
映画では描かれていないけど飛行機が落ちたり、病院では非常用電源も使えずにおそらく発生時から数時間で大勢の犠牲者が出ているものと思われ・・・。
結局その後、1週間経っても電気・ガス・水道が復旧せずに、(映画では1年以上、電気・ガス・水道が復旧しません)
@現金を下ろしに銀行に人が殺到
Aスーパーの食品が空っぽ
B自転車店で自転車が品薄に
といった事態が次々と起こるのですが。
以下、映画の展開(詳細な、あらすじメモ)です。
電気が止まってから1日目
家の様子
・深夜3時7分で目覚まし時計が止まる。
・目覚ましが鳴らず、日光で目を覚ます。
・電気は一切使えない(電池式も使用できず)、ガスも出ない、そして水道局のポンプも停止し水もチョロチョロ
・冷蔵庫が止まる→生魚を廃棄
・スマホ、固定電話も不通、ネット、テレビも一切不通。とにかく電気使うものはすべて使用できず。
マンションの様子
・マンションエレベータが停止、マンション高層階の人も階段で移動
電車
・電車不通、ホーム混雑、すべての車も電気系統がいかれて動かず。振替バスもなし。
道路
・信号機も停止、タクシー等も動かず。
行動(母)
・マンション下で井戸端会議。皆、スーパーにろうそくや食料品を買いに行く。
行動(父)
・会社に徒歩(2駅となり)通勤、会社ビルの自動ドア開かず。ガラスを割って入る。
・会社の電気もつかず。PCもつかず。
・同僚は「そのうち元に戻るでしょ」
・上司より、「今日はあがっていいぞ。暗くなる前に帰ってくれ」
・自転車屋、品薄。
行動(高校生娘)
・学校へ通学、ママチャリ(電動使えず重い)通勤の同級生。学校は先生が来られず自習に。
行動(息子)
・大学へ自転車通学。
行動(母)
・スーパー、総菜などはなく。水を買いだめする人を見て、水を買いだめ。
・スーパー、クレジットカード使えず。レジも使えないのでレジ係はそろばんで計算。ATMも使えず。
・母はレトルトで晩御飯購入、「料理が楽だ」とまだのんき。
高齢者
・ペースメーカ作動せず、階段に座り込む→後日他界。
家の様子(夜)
・ろうそくで晩御飯。ガスカセットで鍋。トイレ水ちょろちょろのため、お風呂の水でトイレ流す。
・ベランダから星がきれいに見える。
【感想】
まだ1日目はそれほど切迫感ないです。明日にでも電気戻るだろっという感じ。それでもスーパーでは皆、食料品調達に走り、品薄になってきます。確かに、2011年の3.11の時、私は中央区勝どき(トーキョータワーズミッドタワー)に住んでましたが、数日で水やおむつやら食料品が品薄になってたなあ。こういう有事な時に備蓄食品を買いまくると、需給のバランスが崩れて本当に必要な人(赤ちゃん、高齢者、体の具合が悪い方)に物資が届かないので、平時の備蓄が大事だと実感。
有事の買いだめは周りの人からも「自分のことだけ大事なのね」という冷たい目で見られますが、平時の備蓄品買いだめは、店の売上が上がるだけだし、次の日には発注増やしてすぐに在庫も回復するでしょうから善ですよね。ただし、カートに缶詰山盛りで歩くと「あの人、そんなに缶詰好きなのかしら」といった変な目でみられますが(苦笑)
気になったのは、医療機関の非常用電源が電磁パルス攻撃を想定しているかということ。災害時拠点病院では、非常用電源と一定量の燃料が備蓄されているかとはおもいますが、想定外の事態(電磁パルス、太陽フレア)で電気系統が使えなくなった時に、非常用電源は機能できるんでしょうか・・・。映画で出てきたペースメーカーを付けたおばあちゃんも、病院に搬送されて病院で電気系統が動いていれば大事はないと思うのですが・・・。(どなたか病院の非常用電源が電磁パルス攻撃に対応しているのか知っているかたがいれば教えてください)
米国では電磁パルス攻撃に備えた法整備が議論されているようですが、日本でもそのような議論が進んでいるのでしょうか。(米国では電磁パルス攻撃に備えた法整備は、太陽フレアによる大規模停電の備えにもなるということのようです。実際に1989年にはカナダで大規模停電も起きてますしね)
しかし、電磁パルスによる停電が起きると、電気だけでなく水道・ガスも止まってしまうというのは、この映画を見て改めて認識しました。電磁パルスによる停電の原因はすべての発電施設・送電施設の不能によるものなので、一部の発電施設・送電施設の故障や一部の送電網の寸断による停電よりも厄介なわけなんですね・・・。
電気が止まって3日目
家の様子
・洗濯物部屋干し。洗い物がたまる。
行動(高校生娘)
・学校行くも、自習のため帰宅。
行動(父)
・上司より「電気復旧するまで自宅待機」上司は妻と小学生の子供3人連れて、水が確保できるキャンプ場へ。上司「このまま東京にいたら危ないぞ」
街の様子
・自転車泥棒が発生
行動(大学生息子)
・埼玉の意中の大学のクラスメート(女子)の家に自転車で様子見。家族4人でキャリーケースで外出するところに遭遇。
行動(母)
・水給水場へ。給水場に水はあるが、ポンプが動かず給水不可。水道局員「飲み水でなければ、近くの公園に井戸あり」
行動(父)
・銀行が混雑。「現金の引き出しは一人10万まで。通帳と印鑑が必要」銀行に人が殺到し、パニック。父(小向)パニックに巻き込まれて鼻血出る。
【感想】
3日目は世の中の混乱が本格的に。飲み水や食べ物の確保が深刻な問題になってきます。クレジットカードが使えないので(電気が止まって端末が不能)、みんな現金を求めて銀行へ。家にもまとまった現金の保管、必要ですね。。。
電気が止まってから7日目
街の様子
・ひと気なし
・スーパーも食品はすべてない、休業状態。
マンションの様子
・住人で会合、「マンションに残って治安を守る。」等議論。しかし、灯油など資源は1か月持たない。続々とマンションから出ていく家族が続出。
家族の様子
・家族会議で東京から鹿児島の母方の祖父の実家に移動することに。
・現金をかき集める、母のへそくりが役に立つ。
・家族全員自転車で移動、羽田まで環八をまっすぐ。
街の様子
・500ML水が1,000円〜2,500円で販売。→母が他では500円で売っていたといって値切って購入。
・公園では浮浪者が、池の魚を捕まえて干物に。
・公園で公衆便所は汚くて使えない状況。
・羽田に人が集まるも飛行機飛んでおらず。混乱生じる。警察官に対する反感、治安の崩壊も。
・結局羽田近辺のビジホに一泊することに。1泊3万円とぼったくり。
・ろうそくが底をつく。
【感想】
1週間水も、電気もガスも止まると、いよいよヤバいですよね・・・。飲み水もない!食べ物も冷蔵庫のものは腐ってしまって、乾麺とか備蓄だと、特段備蓄食品のない普通の家庭では1週間くらいで底をつくのでは。主人公一家はここで、東京から妻の父がいる鹿児島に移動を試みます。そこで自転車で羽田に向かうわけですが、当然飛行機が飛んでいない。映画を見ている側としては、「飛行機飛んでるわけないだろっ」て思いますが、実際に当事者ならなかなか飛行機が飛んでるかどうか判断つかないですよね〜。テレビもラジオもない、情報源がないですからね。
映画では500mlの水ペットボトルが2,000円とかで売られているんですが、こんなことは起こるんでしょうか・・・。3.11大震災でもぼったくりの店があったと、ヤフー知恵袋にありましたが・・・。
ちなみに、ウチでは雨水とか川の水を飲み水に浄化できる浄水器SAWYER ソーヤー ミニを常備しております。
主人公一家は、お父さんが米屋で買ったボロ自転車、お母さんが荷台付きの三輪自転車、長男(大学生)、長女(高校生)はそれぞれ、通学用自転車で移動します。我が家の場合は、3人乗りのアンジェリーノと、2人乗りのハイディーUがあるので、子供(2人)をそれぞれ後ろに乗せて、残りの子供用イス(前)に荷物載せて、山登り用のおっきいリュックを私が背負って、、、子供の座るところには雨除けのレインカバーを付けて、風除けにして、、、いろいろ考えちゃいました。
電気が止まってから8日目
主人公一家は人気のなくなった街で物資調達しています。
街の様子
・店員がおらず、ドアの開いたブックオフ、地図はすでに在庫なし。
・米屋、物々交換。水か食糧とのみ交換可。ウイスキーなど酒が有効な交換手段に。
・自転車で移動するも、東京から鹿児島に行くにあたり、東名高速道路を使っていくことに。
・東名高速には東京方面から名古屋・大阪方面に行く方が徒歩や自転車で大移動。
・高速の蛯名SA。水を求める老夫婦。「水か食べ物と交換なら」といって 断る。
家族の様子
・SAの外で野宿。凍える夜、家族四人路上に横になる。レジャーシートを布団代わりにするも寒い。
・夜中に若いお父さんが、家族の水を泥棒。息子追いかけるも0歳児にミルクを飲ませるために父が泥棒していると知ってやるせない気になる(見逃す)。
道路(東名高速)の様子
・トンネル真っ暗。トンネル2キロ。
【感想】
とりあえず、このシーンを見てAmazonで、道路地図買いました・・・。今年の夏にキャンプ用に買った、テントやシュラフ、自転車に乗せていけるかな・・・。
0歳の赤ちゃん連れたお父さんがミルク用の水を盗むシーンがありました。大災害時でも一番大変なのは、高齢者や赤ちゃん、体の具合が悪い方。映画のような、国民全員が水も食べ物にも困る状況になって、立場が弱い方を助けられるかどうかは、有事の際の心がけも大事だけど、平時の備えこそが大事なように思います。一家に一台、さきほどの浄水器のSAWYER ソーヤー ミニがあれば、水に困ることはないのでは。
16日目
・川で洗濯
・マッチが底をつく。水も底をつく。
・川の水を飲んで下痢。
・強い雨風、自転車倒れ、荷物もぐちゃぐちゃ。眼鏡われる。タイヤもパンク。
・町で物資調達。ホームセンターでバッテリー液を入手し飲料水に代用、猫の餌も食べる。発煙筒入手。
【感想】
このシーンを見て、Amazonで火起こし器を買いました。まだ使ったことないんですが、有事には活躍間違いなし!?
22日目
・猫缶とバッテリー液を飲んでしのぐ。
・上手にサバイブしている家族(父親役、時任三郎、母親役、藤原紀香)と出会う。
母(藤原紀香)「干物にするとGOOD,雑草も地面からじかに生えているものはOK。セミも食べれる。芋虫も。」
父(時任三郎)「人間の生きるために必要なことの順番。体温の保持、水、火を起こせること。食べ物はその次」
【感想】
時任三郎演じる父の名言good! 体温の保持って大切なんですね。ちなみに、私の愛読書のベアグリルの本では、サバイバルに大事な順番は「PRWF」の順と書いてありました。P=身を守る(PROTECT)、R=救助される(RESCUE)、W=WATER、F=FOODとのことのようです。ベアグリルの「身を守る」には体温を保つ も入っているみたいなので、やはり一番は水でも食糧でもなく、身を守るということが大事なんですね。例えば、水をや食べ物を得ようとして危険な場所(例えば不衛生な場所や体温を保てないような川)に行ったりすべきではない、ということと私は解釈してます。
ちなみに、私はこのシーンを見て、食べていい雑草、ダメな雑草の本を買いました。映画みたいな状況になったら役に立つかも!?
43日目
・大阪着。家族でケンカ。水も食料も尽きる。
・炊き出し。水族館の魚などを捕まえて振る舞い。ただし、家族には回らず、父は「子供の分だけでも」と頭を下げるも食べ物は得られず。
【感想】
大阪に着いたものの、大阪でもライフラインは寸断。。家族みんなガックリ。これはキツイ・・・。
67日目
・ふらふらの状況。岡山着。豚を見つけて、捕獲。農家宅で豚集めを手伝い、身を寄せる。
・肉は燻製、野菜は近所の人が作ったものがあり、水は井戸、鳥を飼っており卵もあり。
・五右衛門ぶろを沸かす。久々の風呂。
・燻製。薪割。
【感想】
他の方のサバイバルファミリーに関するブログで、「農家最強」と書いてありましたが、まさにその通り・・・。農村では、食料があって、みんな助け合って食糧を融通しあう仕組みや、飲み水を井戸で賄うライフスタイルが出来上がっています。
その後も家族はふらふらになりながら、祖父の住む鹿児島まで西へ、西へ向かいます。途中命の危険もあり。
半端ない展開〜!
んでもって、この映画リアル!!
この映画、間違いなく「家族がいるお父さんは見るべき」映画でしょう。
んで、震災対策も踏まえてみなさん、備蓄しましょう♪
ちなみに、この映画を見ながら買ったもの(私のアマゾンの購入履歴)
・火起こしのためのマッチがなくなるシーンを見て
・飲み水がなくペットボトル(2リットル)が2,500円で売られているシーンを見て
・主人公たちが、廃墟と化したブックオフで地図を探すも、地図がないシーンを見て
・時任三郎、藤原紀香が演じる、イケてる「サバイバルファミリー」を見て
いやー、買った買った・・・。
それでは皆さん、また次回のブログでお会いしましょう。
家族がいるお父さんお母さん、絶対に見ておいた方がいいです。。
以下、長文であらすじ(ネタバレ)及び感想です。(※ちなみに、下記Amazonリンクはただのリンクでアフィリエイトなどは一切ありません。)
「もしある日突然、電気が無くなったら」というテーマ。
最近、電磁パルス攻撃(上空で核爆弾を爆発させると広範囲で電気が長期間使えなくなる)の危機もメディアで取り上げられてますし、まったくの絵空事じゃないですよね。
感想。めっちゃおもしろい・・・。
映画一時停止→アマゾンで防災用品ポチ→映画→ポチの繰り返し(笑)
電磁パルス攻撃を受けた場合の脳内シミュレーションとして活用できました。。。
*****(以下ネタバレあり。でも以下読んでも十分映画楽しめると思います。)*****
まずは、深夜3時頃に突然電気停止。
主人公一家は、朝起きて目覚まし含めてすべての電気機器が使えないことに気づきます。
映画では描かれていないけど飛行機が落ちたり、病院では非常用電源も使えずにおそらく発生時から数時間で大勢の犠牲者が出ているものと思われ・・・。
結局その後、1週間経っても電気・ガス・水道が復旧せずに、(映画では1年以上、電気・ガス・水道が復旧しません)
@現金を下ろしに銀行に人が殺到
Aスーパーの食品が空っぽ
B自転車店で自転車が品薄に
といった事態が次々と起こるのですが。
以下、映画の展開(詳細な、あらすじメモ)です。
電気が止まってから1日目
家の様子
・深夜3時7分で目覚まし時計が止まる。
・目覚ましが鳴らず、日光で目を覚ます。
・電気は一切使えない(電池式も使用できず)、ガスも出ない、そして水道局のポンプも停止し水もチョロチョロ
・冷蔵庫が止まる→生魚を廃棄
・スマホ、固定電話も不通、ネット、テレビも一切不通。とにかく電気使うものはすべて使用できず。
マンションの様子
・マンションエレベータが停止、マンション高層階の人も階段で移動
電車
・電車不通、ホーム混雑、すべての車も電気系統がいかれて動かず。振替バスもなし。
道路
・信号機も停止、タクシー等も動かず。
行動(母)
・マンション下で井戸端会議。皆、スーパーにろうそくや食料品を買いに行く。
行動(父)
・会社に徒歩(2駅となり)通勤、会社ビルの自動ドア開かず。ガラスを割って入る。
・会社の電気もつかず。PCもつかず。
・同僚は「そのうち元に戻るでしょ」
・上司より、「今日はあがっていいぞ。暗くなる前に帰ってくれ」
・自転車屋、品薄。
行動(高校生娘)
・学校へ通学、ママチャリ(電動使えず重い)通勤の同級生。学校は先生が来られず自習に。
行動(息子)
・大学へ自転車通学。
行動(母)
・スーパー、総菜などはなく。水を買いだめする人を見て、水を買いだめ。
・スーパー、クレジットカード使えず。レジも使えないのでレジ係はそろばんで計算。ATMも使えず。
・母はレトルトで晩御飯購入、「料理が楽だ」とまだのんき。
高齢者
・ペースメーカ作動せず、階段に座り込む→後日他界。
家の様子(夜)
・ろうそくで晩御飯。ガスカセットで鍋。トイレ水ちょろちょろのため、お風呂の水でトイレ流す。
・ベランダから星がきれいに見える。
【感想】
まだ1日目はそれほど切迫感ないです。明日にでも電気戻るだろっという感じ。それでもスーパーでは皆、食料品調達に走り、品薄になってきます。確かに、2011年の3.11の時、私は中央区勝どき(トーキョータワーズミッドタワー)に住んでましたが、数日で水やおむつやら食料品が品薄になってたなあ。こういう有事な時に備蓄食品を買いまくると、需給のバランスが崩れて本当に必要な人(赤ちゃん、高齢者、体の具合が悪い方)に物資が届かないので、平時の備蓄が大事だと実感。
有事の買いだめは周りの人からも「自分のことだけ大事なのね」という冷たい目で見られますが、平時の備蓄品買いだめは、店の売上が上がるだけだし、次の日には発注増やしてすぐに在庫も回復するでしょうから善ですよね。ただし、カートに缶詰山盛りで歩くと「あの人、そんなに缶詰好きなのかしら」といった変な目でみられますが(苦笑)
気になったのは、医療機関の非常用電源が電磁パルス攻撃を想定しているかということ。災害時拠点病院では、非常用電源と一定量の燃料が備蓄されているかとはおもいますが、想定外の事態(電磁パルス、太陽フレア)で電気系統が使えなくなった時に、非常用電源は機能できるんでしょうか・・・。映画で出てきたペースメーカーを付けたおばあちゃんも、病院に搬送されて病院で電気系統が動いていれば大事はないと思うのですが・・・。(どなたか病院の非常用電源が電磁パルス攻撃に対応しているのか知っているかたがいれば教えてください)
米国では電磁パルス攻撃に備えた法整備が議論されているようですが、日本でもそのような議論が進んでいるのでしょうか。(米国では電磁パルス攻撃に備えた法整備は、太陽フレアによる大規模停電の備えにもなるということのようです。実際に1989年にはカナダで大規模停電も起きてますしね)
しかし、電磁パルスによる停電が起きると、電気だけでなく水道・ガスも止まってしまうというのは、この映画を見て改めて認識しました。電磁パルスによる停電の原因はすべての発電施設・送電施設の不能によるものなので、一部の発電施設・送電施設の故障や一部の送電網の寸断による停電よりも厄介なわけなんですね・・・。
電気が止まって3日目
家の様子
・洗濯物部屋干し。洗い物がたまる。
行動(高校生娘)
・学校行くも、自習のため帰宅。
行動(父)
・上司より「電気復旧するまで自宅待機」上司は妻と小学生の子供3人連れて、水が確保できるキャンプ場へ。上司「このまま東京にいたら危ないぞ」
街の様子
・自転車泥棒が発生
行動(大学生息子)
・埼玉の意中の大学のクラスメート(女子)の家に自転車で様子見。家族4人でキャリーケースで外出するところに遭遇。
行動(母)
・水給水場へ。給水場に水はあるが、ポンプが動かず給水不可。水道局員「飲み水でなければ、近くの公園に井戸あり」
行動(父)
・銀行が混雑。「現金の引き出しは一人10万まで。通帳と印鑑が必要」銀行に人が殺到し、パニック。父(小向)パニックに巻き込まれて鼻血出る。
【感想】
3日目は世の中の混乱が本格的に。飲み水や食べ物の確保が深刻な問題になってきます。クレジットカードが使えないので(電気が止まって端末が不能)、みんな現金を求めて銀行へ。家にもまとまった現金の保管、必要ですね。。。
電気が止まってから7日目
街の様子
・ひと気なし
・スーパーも食品はすべてない、休業状態。
マンションの様子
・住人で会合、「マンションに残って治安を守る。」等議論。しかし、灯油など資源は1か月持たない。続々とマンションから出ていく家族が続出。
家族の様子
・家族会議で東京から鹿児島の母方の祖父の実家に移動することに。
・現金をかき集める、母のへそくりが役に立つ。
・家族全員自転車で移動、羽田まで環八をまっすぐ。
街の様子
・500ML水が1,000円〜2,500円で販売。→母が他では500円で売っていたといって値切って購入。
・公園では浮浪者が、池の魚を捕まえて干物に。
・公園で公衆便所は汚くて使えない状況。
・羽田に人が集まるも飛行機飛んでおらず。混乱生じる。警察官に対する反感、治安の崩壊も。
・結局羽田近辺のビジホに一泊することに。1泊3万円とぼったくり。
・ろうそくが底をつく。
【感想】
1週間水も、電気もガスも止まると、いよいよヤバいですよね・・・。飲み水もない!食べ物も冷蔵庫のものは腐ってしまって、乾麺とか備蓄だと、特段備蓄食品のない普通の家庭では1週間くらいで底をつくのでは。主人公一家はここで、東京から妻の父がいる鹿児島に移動を試みます。そこで自転車で羽田に向かうわけですが、当然飛行機が飛んでいない。映画を見ている側としては、「飛行機飛んでるわけないだろっ」て思いますが、実際に当事者ならなかなか飛行機が飛んでるかどうか判断つかないですよね〜。テレビもラジオもない、情報源がないですからね。
映画では500mlの水ペットボトルが2,000円とかで売られているんですが、こんなことは起こるんでしょうか・・・。3.11大震災でもぼったくりの店があったと、ヤフー知恵袋にありましたが・・・。
ちなみに、ウチでは雨水とか川の水を飲み水に浄化できる浄水器SAWYER ソーヤー ミニを常備しております。
主人公一家は、お父さんが米屋で買ったボロ自転車、お母さんが荷台付きの三輪自転車、長男(大学生)、長女(高校生)はそれぞれ、通学用自転車で移動します。我が家の場合は、3人乗りのアンジェリーノと、2人乗りのハイディーUがあるので、子供(2人)をそれぞれ後ろに乗せて、残りの子供用イス(前)に荷物載せて、山登り用のおっきいリュックを私が背負って、、、子供の座るところには雨除けのレインカバーを付けて、風除けにして、、、いろいろ考えちゃいました。
電気が止まってから8日目
主人公一家は人気のなくなった街で物資調達しています。
街の様子
・店員がおらず、ドアの開いたブックオフ、地図はすでに在庫なし。
・米屋、物々交換。水か食糧とのみ交換可。ウイスキーなど酒が有効な交換手段に。
・自転車で移動するも、東京から鹿児島に行くにあたり、東名高速道路を使っていくことに。
・東名高速には東京方面から名古屋・大阪方面に行く方が徒歩や自転車で大移動。
・高速の蛯名SA。水を求める老夫婦。「水か食べ物と交換なら」といって 断る。
家族の様子
・SAの外で野宿。凍える夜、家族四人路上に横になる。レジャーシートを布団代わりにするも寒い。
・夜中に若いお父さんが、家族の水を泥棒。息子追いかけるも0歳児にミルクを飲ませるために父が泥棒していると知ってやるせない気になる(見逃す)。
道路(東名高速)の様子
・トンネル真っ暗。トンネル2キロ。
【感想】
とりあえず、このシーンを見てAmazonで、道路地図買いました・・・。今年の夏にキャンプ用に買った、テントやシュラフ、自転車に乗せていけるかな・・・。
0歳の赤ちゃん連れたお父さんがミルク用の水を盗むシーンがありました。大災害時でも一番大変なのは、高齢者や赤ちゃん、体の具合が悪い方。映画のような、国民全員が水も食べ物にも困る状況になって、立場が弱い方を助けられるかどうかは、有事の際の心がけも大事だけど、平時の備えこそが大事なように思います。一家に一台、さきほどの浄水器のSAWYER ソーヤー ミニがあれば、水に困ることはないのでは。
16日目
・川で洗濯
・マッチが底をつく。水も底をつく。
・川の水を飲んで下痢。
・強い雨風、自転車倒れ、荷物もぐちゃぐちゃ。眼鏡われる。タイヤもパンク。
・町で物資調達。ホームセンターでバッテリー液を入手し飲料水に代用、猫の餌も食べる。発煙筒入手。
【感想】
このシーンを見て、Amazonで火起こし器を買いました。まだ使ったことないんですが、有事には活躍間違いなし!?
22日目
・猫缶とバッテリー液を飲んでしのぐ。
・上手にサバイブしている家族(父親役、時任三郎、母親役、藤原紀香)と出会う。
母(藤原紀香)「干物にするとGOOD,雑草も地面からじかに生えているものはOK。セミも食べれる。芋虫も。」
父(時任三郎)「人間の生きるために必要なことの順番。体温の保持、水、火を起こせること。食べ物はその次」
【感想】
時任三郎演じる父の名言good! 体温の保持って大切なんですね。ちなみに、私の愛読書のベアグリルの本では、サバイバルに大事な順番は「PRWF」の順と書いてありました。P=身を守る(PROTECT)、R=救助される(RESCUE)、W=WATER、F=FOODとのことのようです。ベアグリルの「身を守る」には体温を保つ も入っているみたいなので、やはり一番は水でも食糧でもなく、身を守るということが大事なんですね。例えば、水をや食べ物を得ようとして危険な場所(例えば不衛生な場所や体温を保てないような川)に行ったりすべきではない、ということと私は解釈してます。
ちなみに、私はこのシーンを見て、食べていい雑草、ダメな雑草の本を買いました。映画みたいな状況になったら役に立つかも!?
43日目
・大阪着。家族でケンカ。水も食料も尽きる。
・炊き出し。水族館の魚などを捕まえて振る舞い。ただし、家族には回らず、父は「子供の分だけでも」と頭を下げるも食べ物は得られず。
【感想】
大阪に着いたものの、大阪でもライフラインは寸断。。家族みんなガックリ。これはキツイ・・・。
67日目
・ふらふらの状況。岡山着。豚を見つけて、捕獲。農家宅で豚集めを手伝い、身を寄せる。
・肉は燻製、野菜は近所の人が作ったものがあり、水は井戸、鳥を飼っており卵もあり。
・五右衛門ぶろを沸かす。久々の風呂。
・燻製。薪割。
【感想】
他の方のサバイバルファミリーに関するブログで、「農家最強」と書いてありましたが、まさにその通り・・・。農村では、食料があって、みんな助け合って食糧を融通しあう仕組みや、飲み水を井戸で賄うライフスタイルが出来上がっています。
その後も家族はふらふらになりながら、祖父の住む鹿児島まで西へ、西へ向かいます。途中命の危険もあり。
半端ない展開〜!
んでもって、この映画リアル!!
この映画、間違いなく「家族がいるお父さんは見るべき」映画でしょう。
んで、震災対策も踏まえてみなさん、備蓄しましょう♪
ちなみに、この映画を見ながら買ったもの(私のアマゾンの購入履歴)
・火起こしのためのマッチがなくなるシーンを見て
ガーバー GERBER ベア・グリルス ファイヤースターター |
・飲み水がなくペットボトル(2リットル)が2,500円で売られているシーンを見て
SAWYER PRODUCTS(ソーヤー プロダクト) ミニ 浄水器 SP128 ブルー [並行輸入品] |
・主人公たちが、廃墟と化したブックオフで地図を探すも、地図がないシーンを見て
ライトマップル 全日本 道路地図 (ドライブ 地図 | マップル) |
・時任三郎、藤原紀香が演じる、イケてる「サバイバルファミリー」を見て
シルキー ゴムボーイ 万能目 240mm 121-24 ※薪とか必要な時にのこぎりいるかなと思いまして |
BAHCO(バーコ) Hatchet 手斧 HGPS-0.6-360 |
いやー、買った買った・・・。
それでは皆さん、また次回のブログでお会いしましょう。
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