2015年10月26日
中世の街並みがそのまま残るローテンブルク
楽しみにしていたローテンブルク、やっと行ってきました。
評判そのままの、テーマパークみたいな街でした。
これが、テーマパークの入口。入場料金はいりません(笑)
駅から10分ほど歩いたところにあるレーダー門です。
ローテンブルクは街の周囲を城壁で囲った要塞都市で、四方に門があります。この門は、街への入口であるとともに、敵の侵入を防ぐための要塞でもあったそうです。ドラクエの世界ですね。
ホテルでもらった地図が見やすかったです。地図右側のPが今入ったレーダー門。そのまま、まっすぐ進むと街の中心、マルクト広場へ。
左側の建物が市庁舎。
イタリアに行ったときは、街の真ん中に教会があって、それを中心に街が広がっていましたが、ドイツでは市庁舎が中心みたいですね。
広場からすぐのホテルに泊まりました。Eisenhut、鉄カブトという名前のホテルで、看板もカブト。
この建物も中世のもので、昔はこの街のお金持ちが住んでいたお屋敷みたいです。さりげなく置いてある家具もアンティークで素敵でした。
さっそく街の探索へ。さっき入ってきたレーダー門とは反対側の西に向かって歩いていきます。
これはブルク門。この外側は、今はブルクガルテンという庭園になっていますが、1100年代にはお城があったそうです。
その後、城主はいなくなりましたが、城の近くに移り住んで来た商人たちの自治都市が、要塞都市の始まりだそうです。
やっぱりお城って、どうしても高台に建てたいもんなんですね(笑)
街中の売店でビールを飲んでひと休みした後は、中世犯罪博物館へ行ってきました。
用途を知りたくもないような、恐ろしげな拷問道具が展示されていました。興味深いのは、当時、自治都市であったこの街では、犯罪や争いが起きたときの解決方法も自分たちで決めないといけなかった、という点。街の有力者たちが相談して、ある程度民主的に決められていたとは言え、人権という概念もまだなかったであろう時代。
これは、魔女裁判にかけられた人が座らされた針の椅子。
身持ちが悪い女性(どういうこと?!)が入れられたという、内側に針のついた鉄の入れ物もありました。
おしゃべりな人、のんべえの人などが辱めのためかぶらされたマスク。
悪いことをすれば子どもでも体罰を受けさせられました。
いやー、現代に生まれて良かった―、と思いかけたけど、女性と子どもの人権がまだまだ低い国は、日本を含めて、たくさんあるのよねー。
むつかしいことを考えておなかがすいたので、日本語メニューがあるというレストランへ。フランケン地方の料理のメニューもあったんですが、このレストランではソーセージとザワークラウトという、わたしたちがミュンヘンで毎日のように食べている料理だけだったので、違うものにしました。
ポークフィレのマッシュルームソースがけと、ドイツ風うどん。
サラダがお皿に山盛り(笑)と、レバー入りのハムステーキ。
ローテンブルク、まだまだ面白いところが、たくさんありました。次回、またお伝えしますね。
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