すみっちの徒然日記

人妻の恋は罪でしょうか？・・・

『紫匂う』（葉室 麟）　読了。

面白かった〜!!

実は、時代小説は、これが２冊目。
恥ずかしながら、歴史小説・時代小説って、
登場人物やら年代やら何々の戦やらってのが複雑で、
途中で、

わからん！

と、投げ出してしまい、
私には高尚すぎる・・・
と、ずっと敬遠してきたのです。
しかし、最近、時代小説に目覚めた息子が、
「意外とハマれる」
と言うので、再び挑戦してみた！

目覚めた！ハマった！
ここには、私たち日本人の心のルーツがある。

心極流の達人ながら、おとなしく凡庸に見える夫・蔵太と２人の子供。それなりに穏やかに暮らす妻・澪。
その澪の前に、１度だけ契りを交わしたかつての想い人が現れ、澪の心は揺れ始める・・・・

と、まあ胸キュンなお話なのだが、
この凡庸に見えていた蔵太というのが、実に大人ないい男なんである。
ああ〜、器の大きい男って、こ〜ゆ〜人のことを言うのね。
自分に自信のある男って、全てに余裕があるから静かで優しいのよね。
こんな男性がいたらなあ〜と、ため息が出てしまうような理想の男子。

独身女性がこれを読んだら、求めるレベルが上がり、婚期が遠のく危険があります。
ご主人に不平不満をお持ちの方は、心の亀裂が決定的になるやもしれません。

ご注意を！
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