「5分」でわかる名著要約

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以前の記事で「いつまで」に「いくら」欲しいのかという話をしました。

今回はそれに関連するお話

前回は老後2000万円を例にお話しました。

さて老後に2000万円用意できたとして、あなたは何がしたいですか？

仮に2000万円が自由に使えるとしたら何がしたいでしょうか？

お金を増やして増やして行き着く先はどこでしょうか？

古代ギリシャの哲学者セネカの言葉に次の言葉があります。
「目指すべき港がなければ、どんな風も追い風とはならない」

社会に貢献したいとか、寄付をするといったお手本のようなものでなくてもいいと思います。

世界をを旅したい、ボランティアをしたい、毎日美味しいものを食べたいなど、なんでもいいんですがポイントは具体的にイメージできること。

私の場合は世界一1周の船旅に行くこと、カエサルがポンペイウスを追った軌跡を辿ること、ジョエル・ロブションに行くこと、自分経験を伝えることなど考えています。

お金にならなくても必要とされる仕事はたくさんあると思いますし、結果お金になればいい。
時間と経済的な自由があれば本当にやりたいことができるようになると思います。

なにがしたいのか考えること。
これは日々取り組むべきことだと思います。

投資というとまずなにを思い浮かべるでしょうか。

不動産、株、金、fx、現物、蒐集品…
様々なものがあると思います。


さてそのなかで「いい」投資はどれでしょう？「いい」投資の基準とは？

調べてみればどれもオススメされていると同時にデメリットに関する情報も沢山出てきます。

結局全部が「いい」投資でありデメリットもあるんです。

そこでまず考える必要があるのは「いつまで」に「いくら」欲しいのかということです。

以前老後2000万円問題がありました。
それを例に考えてみましょう。

一旦積み立てや複利は無視して単純に考えます。

65歳時点で2000万が目標だとします。
40年で2000万が必要ということです。
あなたが25歳であれば1000万円を年利5%(複利だと約2%)で運用すれば達成可能です。
これなら適切な時期にインデックスファンドを買って放っておけば問題なく達成出来そうですね。

これが40歳から始める場合、25年で1000万を2000万にしたいとすると年利8%必要になります。
低リスクでこれを実現しようと思うとかなり厳選しないと達成不可能です。

年利5%と8%ではもちろん投資対象や手法も変わってきます。

逆に言えば元手さえあれば老後2000万円用意するのにfxやデイトレードのように毎日1%のリターンも必要ないということになります。

投資は乗り物と言われることもあります。
「いつまで」に「いくら」というゴール地点まで運んでくれるからそう呼ばれているようです。

投資対象・手法を検討する前にまず「いつまで」に「いくら」必要か1度考えてみてはいかがでしょうか。