2018年12月11日
景浦(映画:永遠の0)
出て行けって言ってるだろ!考えても見ろ 宮部が臆病者ならなぜ特攻にいった?
「俺は 空戦が好きだった」(景浦の声)
「空のうえこそ 俺の生きる世界だと思った たとえ敵に撃たれて死んでも悔いはない 乱戦になればなるほど 俺の血はたぎった」
【敵戦闘機の後ろにぴたりと付く 景浦】
「かつての剣豪のようにおれは生きたかったのだ」
【操縦席の景浦がにやりと笑う】
【空を行く編隊 煙を上げる機体もある】
「だがその戦いのただ中で 必ず無傷で帰ってくる男がいた」
【景浦が宮部機をにらむ】
「そいつは明らかに戦いを避けていた そのくせそいつは凄腕の搭乗員だった 俺はそんな奴の存在そのものが許せなかった」
「ようやく家族の元へ帰れるような そんな目をしていた」
【髭をそった宮部 穏やかで澄み切った顔】
「その生き残りがどこの誰なのか知りたいか?」
「もし御存命なら会ってみたいです その時の様子がどんなだったか聞いてみたいんです」
「名簿だ」
【茶封筒を差し出す】
「ありがとうございます」
「礼を言われることじゃねえ 俺の話はこれで終わりだ」
【立ち上がる景浦 健太郎の前に来る】
「若いもんに送らせよう」
「あっ いえ 姉が迎えに来てくれるそうです」
「そうか」
「はい」
【景浦が突然 健太郎を抱きしめる】
【背中をたたく】
「俺は若い男が好きでな」
【景浦を見送る 健太郎 口元をぐっと引き締める】
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