2018年12月10日
涼宮ハルヒ『涼宮ハルヒの憂鬱』
価格:204円 |
価格:540円 |
異名
『SOS団団長』
『すがすがしいぐらいの活動力』
『暴君系ヒロイン』
☆『ヒトコト』知識―――
「他」との繋がり(コネクション)
名言〜
小学生の、六年生の時。家族みんなで野球を観に行ったのよ球場まで。
あたしは野球なんか興味なかったけど、着いて驚いた。見渡す限り人だらけなのよ。
野球場 の向こうにいる米粒みたいな人間がびっしり蠢いているの。
日本の人間が残らずこの空間に集まっているんじゃないかと思った。
でね、親父に聞いてみたのよ。ここはいったいどれだけ人がいるんだって。
満員だから五万人くらいだろうって親父は答えた。
試合が終わって駅まで行く道にも人が溢れていたわ。それを見て私は愕然としたの。
こんなにいっぱいの人間がいるように見えて、実はこんなの日本全体で言えば
ほんの一部にすぎないんだって。
私はまた愕然とした。私なんてあの球場にいた人ごみの中の、たった一人でしかなくて、あれだけたくさんに思えた球場の人たちも、実は一掴みでしかないんだってね。
それまで私は、自分がどこか特別な人間のように思ってた。
家族といるのも楽しかったし、何よりも自分のクラスは世界のどこよりも面白い人間が集まってると思ってたのよ。でも、そうじゃないんだってその時気づいた。
私が世界で一番楽しいと思ってるクラスの出来事も、こんなの日本のどの学校でもありふれたものでしかないんだ。
日本全国の全ての人間から見たら、普通の出来事でしかない。そう気付いた時、私は急に私の周りの世界が色褪せたみたいに感じた。
夜、歯を磨いて寝るのも、朝起きて朝ご飯を食べるのも、どこにでもある、
みんながみんなやってる普通の日常なんだと思うと、
途端に何もかもがつまらなくなった。そして、世の中にこれだけの人がいたら、
その中には普通じゃない面白い人生を送っているひとがいるんだ。そうに違いないと思ったの。
それが私じゃないのは何故?
小学校を卒業するまで、私はずっとそんなことを考えていた。考えていたら思いついたの。
面白いことは待っていてもやってこないんだって。
中学に入ったら、あたしは自分を変えてやろうと思った。
待ってるだけの女じゃないことを世界に訴えようと思ったの。
実際あたしなりにそうしたつもり。でも、結局は何もなし。
そうやって、あたしはいつの間にか高校生になってた。少しは何かが変わるかと思ってた。」
「とうぜんよ。私が選んだんだから。」
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