2018年12月10日
春日高男『悪の華』
『クソ虫男』
『凄惨な黒歴史』
『おかっぱな男子高校生』
『体育着ドロボウ』
・趣味は読書、中でもボードレールの『悪の華』がお気に入り。成績は芳しくなく、自身の内面と現実社会との隔たりに鬱屈(気が晴れずふさぎこむこと)を深めている。自意識過剰な性格に加え、内向的かつ潔癖症気味で、対人関係にも壁を作りがちな傾向にある。クラスメイトからの評判はあまり良くない。
・体育着を捨てようとしたが、人に見られていると思い捨てれなかった。
・一番の健全になるから、追従型に。中村に追従。
(おい、春日何点だ何点)
「・・・お前に見せる筋合いはねえ」1
(ん?なにこれ、悪?漢字間違ってんぞ)
「旧字体なの、返せよばか!お前には価値のわかんねー本だよ!」1
「え?何言ってんの山田。何で上から目線なんだよ。お前となんか誰も付き合ってくれねーよ」1
(人のこと言えんのか?お前も同じようなもんだろ)
「違うね!俺は本を読んでいる!」1
(よーよー春日よー)
「うるさい!今ちょっと話かけるな!」1
「はぁーー、なにやってんだろ。俺・・・・」1
「ちょ・・・ちょっと待てよ!俺はただ状況を客観的に考察した結果・・・・・」1
「あーそう・・・・そうですか・・・」
(・・・フン!フン!気にするな!物語に没入しろ!没入しろ!)1
「わ・・・わたくしと純粋にプラトニックなお付き合いをしてください・・・・っ!」2
「違う・・・違うんだ・・・俺はただ・・・佐伯さんにふさわしい人間になりたいんだ・・・きれいな正しい人間に。俺は・・・俺は・・・普通になりたいんだよぉ・・・!」2
「僕は・・・この町の中に「向こう側」をつくるんだ・・・!!中村さんのために・・・!それが僕の生きる道なんだ!」5
「どけ・・僕は・・・中村さんが・・・好きだ・・・!」5
「考えろ・・・考えろ・・・もう一度・・・中村さんを笑わせる術を・・・」6
「お父さん、お願いだから行かせて。確かに僕には間違ってるかもしれない。でも・・・・今やらないなら行かないなら・・・僕は死んだほうがましだ。このままクソムシとしてこの町で生きるなんて、そんなことは無理だ!僕は生き延びたいんだ!邪魔しないでよ!お父さん!!」6
「僕に悪の華を読ませたのはお父さんじゃないか!「他のくだらない奴らの知らない本当のこと」を教えたのは・・・!どうして!?どうして世間体とおかあさんの機嫌しか気にしないんだよ!?・・・何が「悪の華」だよ!?何が文学だよ!?
お父さんはなぜおかあさんと結婚したの!?どうして僕らを養ってるの!?妥協したから!?お父さんはクソムシだよ!!離せよクソムシッ!!!」6
「常盤さんこっちへ来て。僕と生きてくれ。僕がきみの幽霊を殺す。下りようこの線路から。きみが好きだ。」9
「もう逃げたくない。このままずっと常盤さんにはずっと・・・何も言わないでおこうって思ってた。常盤さんには関係ないことだって、それを押し付けるのはエゴだって。でも過去は消せない。めぐりめぐって僕の前に立ちふさがる。」10
「僕はまだ中村さんから離れられないでいる。好きとか嫌いじゃない。抱きしめたいのか殺されたいのかわからない。もう一度会いたい。中村さんに合いたいきみと生きるために」10
【心の声】
(バカ、やめろ、何考えてるんだ俺!)
(遠くへ行きたいどこか遠くへ。俺は罪びとだ。ごめん、佐伯さんごめん。俺は一生この罪を背負っていくよ。老人になってもずっとあがなうよ。でも行くとこなんてどこにもないんだ。この町にも僕にも・・・周り全部山に囲まれているこの町には逃げ場なんてどこにもありゃあしないのさ。ボートレールを理解する人間がこの町に何人いる?なぜ全ての鉄が錆びてるんだ?)1
(なぜ、なぜこんなことになった)1
(佐伯さんの体操着は僕の肌に張り付いてしっとりと悪の香りを放っていた)1
(中村さんのにおい・・・まだ残ってる・・・・。中村さんは何がしたいんだろう?中村さんにとって俺は何者なんだろう?)1
(多分、中村さんはもしかしたら俺と同じような思いで生きてきたのかも・・・・いや・・・でもおれは変態じゃない!それでも佐伯さんへの思いは・・・想いだけは・・・こんなに純粋なのだから・・・)1
(くそ・・・何であんなこと言っちゃたんだ俺・・・あんな奴らむしすりゃよかった・・・俺としたことが、どいつもこいつも間抜けでだらしない。おっとせいの群れだ!だから今までずっと教室の中では貝のように閉じてきたのに・・・ああ・・・佐伯さんも俺を変な目で見てた・・・。中村さんのせいだ。・・・中村さんのえいで俺は今まで通りにできなくなっちゃったんだ)1
(やっぱり怒ってる・・・何に・・・俺に・・・!?も・・・もしかして・・・嫉妬してる?中村さんはもしかして・・・俺のことが・・・)
(僕は、僕らの先には何があるんだろう。・・・・破綻・・・?・・・破滅・・・?いや、違う。)
「僕は本当のバカになるんだ。ただ行くんだ。中村さんと一緒に。この町の中でただひたすらまっすぐ・・・」5
『凄惨な黒歴史』
『おかっぱな男子高校生』
『体育着ドロボウ』
価格:648円 |
・趣味は読書、中でもボードレールの『悪の華』がお気に入り。成績は芳しくなく、自身の内面と現実社会との隔たりに鬱屈(気が晴れずふさぎこむこと)を深めている。自意識過剰な性格に加え、内向的かつ潔癖症気味で、対人関係にも壁を作りがちな傾向にある。クラスメイトからの評判はあまり良くない。
・体育着を捨てようとしたが、人に見られていると思い捨てれなかった。
・一番の健全になるから、追従型に。中村に追従。
(おい、春日何点だ何点)
「・・・お前に見せる筋合いはねえ」1
(ん?なにこれ、悪?漢字間違ってんぞ)
「旧字体なの、返せよばか!お前には価値のわかんねー本だよ!」1
「え?何言ってんの山田。何で上から目線なんだよ。お前となんか誰も付き合ってくれねーよ」1
(人のこと言えんのか?お前も同じようなもんだろ)
「違うね!俺は本を読んでいる!」1
(よーよー春日よー)
「うるさい!今ちょっと話かけるな!」1
「はぁーー、なにやってんだろ。俺・・・・」1
「ちょ・・・ちょっと待てよ!俺はただ状況を客観的に考察した結果・・・・・」1
「あーそう・・・・そうですか・・・」
(・・・フン!フン!気にするな!物語に没入しろ!没入しろ!)1
「わ・・・わたくしと純粋にプラトニックなお付き合いをしてください・・・・っ!」2
「違う・・・違うんだ・・・俺はただ・・・佐伯さんにふさわしい人間になりたいんだ・・・きれいな正しい人間に。俺は・・・俺は・・・普通になりたいんだよぉ・・・!」2
「僕は・・・この町の中に「向こう側」をつくるんだ・・・!!中村さんのために・・・!それが僕の生きる道なんだ!」5
「どけ・・僕は・・・中村さんが・・・好きだ・・・!」5
「考えろ・・・考えろ・・・もう一度・・・中村さんを笑わせる術を・・・」6
「お父さん、お願いだから行かせて。確かに僕には間違ってるかもしれない。でも・・・・今やらないなら行かないなら・・・僕は死んだほうがましだ。このままクソムシとしてこの町で生きるなんて、そんなことは無理だ!僕は生き延びたいんだ!邪魔しないでよ!お父さん!!」6
「僕に悪の華を読ませたのはお父さんじゃないか!「他のくだらない奴らの知らない本当のこと」を教えたのは・・・!どうして!?どうして世間体とおかあさんの機嫌しか気にしないんだよ!?・・・何が「悪の華」だよ!?何が文学だよ!?
お父さんはなぜおかあさんと結婚したの!?どうして僕らを養ってるの!?妥協したから!?お父さんはクソムシだよ!!離せよクソムシッ!!!」6
「常盤さんこっちへ来て。僕と生きてくれ。僕がきみの幽霊を殺す。下りようこの線路から。きみが好きだ。」9
「もう逃げたくない。このままずっと常盤さんにはずっと・・・何も言わないでおこうって思ってた。常盤さんには関係ないことだって、それを押し付けるのはエゴだって。でも過去は消せない。めぐりめぐって僕の前に立ちふさがる。」10
「僕はまだ中村さんから離れられないでいる。好きとか嫌いじゃない。抱きしめたいのか殺されたいのかわからない。もう一度会いたい。中村さんに合いたいきみと生きるために」10
【心の声】
(バカ、やめろ、何考えてるんだ俺!)
(遠くへ行きたいどこか遠くへ。俺は罪びとだ。ごめん、佐伯さんごめん。俺は一生この罪を背負っていくよ。老人になってもずっとあがなうよ。でも行くとこなんてどこにもないんだ。この町にも僕にも・・・周り全部山に囲まれているこの町には逃げ場なんてどこにもありゃあしないのさ。ボートレールを理解する人間がこの町に何人いる?なぜ全ての鉄が錆びてるんだ?)1
(なぜ、なぜこんなことになった)1
(佐伯さんの体操着は僕の肌に張り付いてしっとりと悪の香りを放っていた)1
(中村さんのにおい・・・まだ残ってる・・・・。中村さんは何がしたいんだろう?中村さんにとって俺は何者なんだろう?)1
(多分、中村さんはもしかしたら俺と同じような思いで生きてきたのかも・・・・いや・・・でもおれは変態じゃない!それでも佐伯さんへの思いは・・・想いだけは・・・こんなに純粋なのだから・・・)1
(くそ・・・何であんなこと言っちゃたんだ俺・・・あんな奴らむしすりゃよかった・・・俺としたことが、どいつもこいつも間抜けでだらしない。おっとせいの群れだ!だから今までずっと教室の中では貝のように閉じてきたのに・・・ああ・・・佐伯さんも俺を変な目で見てた・・・。中村さんのせいだ。・・・中村さんのえいで俺は今まで通りにできなくなっちゃったんだ)1
(やっぱり怒ってる・・・何に・・・俺に・・・!?も・・・もしかして・・・嫉妬してる?中村さんはもしかして・・・俺のことが・・・)
(僕は、僕らの先には何があるんだろう。・・・・破綻・・・?・・・破滅・・・?いや、違う。)
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