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パーキンソン病のスライム
物理教師。 今は特定疾病のため 自宅療養中。 病気に負けず エロを追求するぞ!
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2009年04月12日
入院生活の仲間たち
肺炎が完治してリハビリのために
入院した病院は平均年齢90の世界
初めての本格的な入院生活

若いねえ〜なんて
どの職員も言うけど
この中で
若く見えなかったら
おかしいくらいいだ。

初日の夕食のとき
あるテーブルに1人で座って食事をするじいさんがいました。
名前をKさんとしましょう。
あんな広いテーブルに
1人はぜいたくだな。
またいつもみなより
先に食事を始めます。

しばらくして
なぜかわかりました。
食事のとき
むせてご飯をまわりに
とびちらかすから
誰も座りたがらないのです。

じぶんは新患なので
Kさんの真向かいにすわりました。
食事を始めたとたんに
飛び散るご飯の洗礼を受けました
でも職員も看護師さんも
声をかけるわけでもなく
なにごともないように
食事はすすみます。

あまりにまわりが何事もなかったような
態度だったので
また飛び散ったご飯が入った
自分のご飯をとりかえすようすもなく。
食事は進みます。

自分も最初は気にしていたが
最後はこんなことも平気になりました。

まわりのひとで
何でお前は何も言わんと
いうひともいたが
自分は気にせず

出来るだけKさんに話しかけた。
Kさんはことばもうまくしゃべれない。

ある日薬の効きが悪くて
食事がはじまったのに
じぶんはずっと動けないで
うずくまっていたとき

Kさんはそれをみて
周りの人に知らせようと
う〜う〜としゃべってくれた。

じぶんはKさんに
自分の病気は薬が効かないと動けないから
効いてくれば大丈夫だよ
Kさんはうなずいたようにみえた。

奥さんが食事介助にみえたときのことだった
いつものように先に食事をおえたKさんが
かえりがけに自分にてをあげて
『お先に」にみたいにう〜といって
車椅子で食堂からでていった。
奥さんは今まで人に声をかけるようなことなんてなかったのに
おどろいていて、でもうれしそうだった。
周りの職員も合図したよとおどろいていた。
奥さんは自分に会釈して出て行った。

このとき
自分のせいでかわっていったようなきがして
少しいい気分になった。

年をとるということは
まわりから無視されることが多くなって
孤独になっていくんだろうなと思った。

聞いているのか聞いていないのか
わからないが自分がしゃべりつづけたことが
Kさんにはよかったのだろうということだけは
じぶんにも理解できた。
入院の食事にときに感じたことだった。


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