2010年01月04日
さぁ、仕事初め!!
2010年最初の取引日。
私にとっても仕事初めになります。今年も頑張りますので、どうぞよろしくお願いします。
さぁ、大発会の東京市場のドル/円は、米金利の上昇を受けて円安となった年末〜年始の海外市場の流れを引き継ぎ、東京市場でも約4カ月ぶりとなる1ドル=93円台を一時回復しました。その後の上値は重く、92円台後半での小動き。ただ、この日朝方の最安値92.70付近に近づくと反発しているので、目先は底堅いのかなという動きです。
今日これからの為替市場の注目としては、24:00発表の米国「ISM製造業景況指数」がメインとなっていますが、現在の金融市場の最も大きな焦点は、今週末に予定されている「米国の雇用統計」の内容ですので、大きなサプライズは無いように思います。
さて、今週注目の8日に発表される12月の米雇用統計ですが、11月の米雇用統計では、非農業部門雇用者数が1万1000人減と、減少幅が市場予想を大幅に下回りほぼ2年ぶりの低水準となりました。
失業率は10.0%と小幅に低下し、雇用市場の回復期待が高まっています。
12月の雇用統計では非農業部門雇用者数が増加に転じるとの予想も出ており、米国がまた一歩出口に近づいたとの認識が高まれば、ドル買いが進む公算が高いと思います。
しかし、上記を鵜呑みにできない懸念があるのは事実で、市場では米雇用統計と米ADP雇用報告の乖離を指摘する声も多く、米雇用市場の判断材料としては雇用統計が不適切との見方も出てはじめています。
「より広いサンプルから集計され、信頼性の高いADPデータと、非農業部門雇用者数の小幅マイナスという結果は明らかに矛盾しており、しかも乖離の程度は次第に顕著になってきている」という指摘があるくらいです。
又、私の友人である米国の経営者は、実際の失業率はもっと深刻で回復は数字ほどではなく、末端まで考えると、先月発表の数字プラス5%〜7%位(実質は15%〜17%)が妥当だと思うとも言ってました。
私としても、現状は雰囲気でドルが上昇している感は否めないと思っており、ドル離れという構造変化が続く中、それはあくまで短期のドル買いではないかと思っています。
さらに、市場の期待が楽観に傾いている分、予想より内容が下振れた場合のネガティブ・サプライズは大きなものになるので、昨年の89円水準まで一気の下げもあると考えています。
1月初旬はあくまでも長期トレンドが出るまでの過渡期、もしくは長期トレンド出現のきっかけの月だと思われるので、上下に不安定な値動となる可能性が高いので注意が必要です。
短期のトレンドをつかむトレードに徹し、自分の考えに固執しすぎず、柔軟なトレードを心がける一週間だと考えています。
私にとっても仕事初めになります。今年も頑張りますので、どうぞよろしくお願いします。
さぁ、大発会の東京市場のドル/円は、米金利の上昇を受けて円安となった年末〜年始の海外市場の流れを引き継ぎ、東京市場でも約4カ月ぶりとなる1ドル=93円台を一時回復しました。その後の上値は重く、92円台後半での小動き。ただ、この日朝方の最安値92.70付近に近づくと反発しているので、目先は底堅いのかなという動きです。
今日これからの為替市場の注目としては、24:00発表の米国「ISM製造業景況指数」がメインとなっていますが、現在の金融市場の最も大きな焦点は、今週末に予定されている「米国の雇用統計」の内容ですので、大きなサプライズは無いように思います。
さて、今週注目の8日に発表される12月の米雇用統計ですが、11月の米雇用統計では、非農業部門雇用者数が1万1000人減と、減少幅が市場予想を大幅に下回りほぼ2年ぶりの低水準となりました。
失業率は10.0%と小幅に低下し、雇用市場の回復期待が高まっています。
12月の雇用統計では非農業部門雇用者数が増加に転じるとの予想も出ており、米国がまた一歩出口に近づいたとの認識が高まれば、ドル買いが進む公算が高いと思います。
しかし、上記を鵜呑みにできない懸念があるのは事実で、市場では米雇用統計と米ADP雇用報告の乖離を指摘する声も多く、米雇用市場の判断材料としては雇用統計が不適切との見方も出てはじめています。
「より広いサンプルから集計され、信頼性の高いADPデータと、非農業部門雇用者数の小幅マイナスという結果は明らかに矛盾しており、しかも乖離の程度は次第に顕著になってきている」という指摘があるくらいです。
又、私の友人である米国の経営者は、実際の失業率はもっと深刻で回復は数字ほどではなく、末端まで考えると、先月発表の数字プラス5%〜7%位(実質は15%〜17%)が妥当だと思うとも言ってました。
私としても、現状は雰囲気でドルが上昇している感は否めないと思っており、ドル離れという構造変化が続く中、それはあくまで短期のドル買いではないかと思っています。
さらに、市場の期待が楽観に傾いている分、予想より内容が下振れた場合のネガティブ・サプライズは大きなものになるので、昨年の89円水準まで一気の下げもあると考えています。
1月初旬はあくまでも長期トレンドが出るまでの過渡期、もしくは長期トレンド出現のきっかけの月だと思われるので、上下に不安定な値動となる可能性が高いので注意が必要です。
短期のトレンドをつかむトレードに徹し、自分の考えに固執しすぎず、柔軟なトレードを心がける一週間だと考えています。