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2022年05月05日

あのコロナにしてた?

綿矢りさ さん
あまり読んだことはないのだけど
この本のタイトルに惹かれてしまった。

ひと様の記録なのに、まったく自分の事のよう。
みるみるその時の思いがよみがえってきた。
ジワジワ迫ってくる謎の病の恐怖
海外のロックダウンの状況やパニック
百や二百の感染状況で驚愕していたこと…。

災害の後すぐは目にしたくない事が多いけれど
コロナに関しては昨年のことでも
十年前のことのように遠くに感じる

あっというまの二年だったのに
濃厚な二年。
世界中の人たちの心の一喜一憂が
コロナに凝縮されて
いつもの何倍も全人類が時間を共有していたような気がする。

3.11も9.11も
あの日、あの時間、自分が何していたか
思い出すことができるのだけど

コロナはここ数年という長期戦
“あのころ”を思い出すのは難しい

どうしてかというと
コロナに対する感じ方が日に日に変わっていくからで

怖ろしさからうっとうしさへ

拒絶や根絶から、共有へ

希望から、ある意味あきらめへ

コロナ前に戻ることはないと悟り

これから、まだまだ変わっていくことを考えると

未来は…まあ、明るい
posted by sora at 08:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅と本
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