惑星セルポは約30億歳、2つの太陽を有しており地球に比べると気温の高い星です。
EVEたちがこの星に移住してから約5000年とのことです。
かつてEVE人が住んでいた星は、極端な火山活動により危機的な状況にありました。
そのため、約5000年前に故郷の星を離れなくてはならなかったのです。
そしてこのセルポにたどり着いたということです。
EVEたちの文明自体は約1万年の歴史があるそうです。
惑星セルポに移住してから2000年が過ぎたころ、ほかの惑星の種族との間で戦争が起こります。
この戦争で数千人の仲間が亡くなってしまいます。
戦争自体は敵を駆逐し、EVEの勝利で終わりました。
その後は平和が続いています。
約2000年前から、彼らは宇宙探索を始めます。
最初にEVE人が地球にやってきたのもこの頃のようです。
EVE人の文明
惑星セルポの人口は約65万人です。
EVE人の男性は皆伴侶がいます。
地球人と同じ生殖方法で子孫を残しています。
ただし、産んでよい子供の人数は2人までという厳格なルールが存在しています。
実際にも3人以上子供がいる夫婦はいませんでした。
EVE人の社会的構造は適切に配分され、構築されています。
そのために産児制限は非常に計画的に行われていました。
EVE人の子供は地球人に比べて早く育ちます。
子供の成長を観察していましたが、驚異的なスピードで成長していました。
また、EVE人には科学者も医者も各種専門家も存在しています。
惑星には一つの教育施設があります。
子供たちはそこで最も自分に合う技術を学び仕事とするのです。
判断基準が明確ではないのですが、EVE人の知能指数は平均165ぐらいだと思います。
EVE人の世界には大統領のような人はいません。
知事の委員会というようなものが存在し、この会議で惑星のあらゆることを決定しているのです。
この会議のメンバーはほとんど変更がないように見えます。
EVE人の見た目が年をとっても変化がなく、何歳であるのかが判断できませんでした。
地球人よりも長寿であるようです。
EVE人の村
惑星セルポには約100の村のようなものがあります。
この村は用途により細かく分けられていました。
惑星の僻地で鉱物を採掘し、惑星の南部の水源の近くには巨大なプラントを作っていました。
このプラントはある種の水力発電設備のような働きを持っていると思われます。
EVE人たちの世界には、何種類かのタイプの異なる電気式推進システムが存在します。
しかし、このことについてはEVE人から詳しく聞くことができませんでした。
そのシステム自体が我々にとって理解不能な構造をしていたからです。
真空を利用して、その真空から大量のエネルギーを得ることができました。
チームが移住していた建物には、小さな箱のようなものがあり、そこから供給がされていました。
チームがっ地球から持ってきた電気機器は、その小さな箱のみで作動できました。
EVE人の死にも遭遇しました。
それは事故や自然死によるものでした。
チームが見たのは2機の航空機を巻き込んだ事故でした。
EVE人も彼らの遺体を墓のようなものに埋葬していました。
EVE人が朝の時間に教会のような場所で、祈りをささげていました。
彼らの神は宇宙の施行の存在であったようです。
チームは約9ヶ月かけてセルポに来ました。地球に帰還するときには新型の宇宙船だったので約7ヶ月で帰還することができました。
惑星セルポの地質学情報
チームの中に2人の地質学者がいました。
彼らは同時に生物学者としての訓練も受けていました。
まず初めに、セルポを4分割にして北半球、南半球、赤道を設定しました。
最後に、北極と南極の極軸を確定しました。
ほとんどのEVE人は赤道近くに住んでいました。
それぞれの地域にコミュニティーが存在していました。
北極、南極にはそれは存在していません。
南半球の大半は砂漠で、雨も降ることがなく不毛の地でした。
火山岩で覆われた一帯もあり、最南端は岩砂漠でした。
南極付近の気温は32度から57度ほどです。
南極から少し北へ向かうと噴出岩を見つけました。
これはこのエリアで火山活動があることを示しています。
実際に、いくつかの活火山を見つけることができました。
また、このエリアで地表の亀裂から水が噴出しているのを見つけました。
この水には高濃度の硫黄、亜鉛、銅およびほかの道の化学薬品が含まれていました。
そこから東へ向かうと大体同じような火山岩地帯が広がっていました。
さらに北へ進むと、アルカリの平地を見つけます。
このアルカリの平原は、砂漠か乾燥した土地に流れ込む水流によって形成されます。
ここにアルカリ塩基によっておおわれた固い泥の層を見つけました。
そこにある種の植物が育っていました。
さらに進むと不毛な大地にまばらに植物がある、まっすぐな深い渓谷のような場所がありました。
その渓谷の深さは、約900メートルでした。
この地区で初めて原生と思われる生物に遭遇しました。
アルマジロのように見えるその動物はとても凶暴で、チームに数回攻撃してきました。
ガイドのEVE人がそのアルマジロのような動物を、音波式の銃のようなもので脅して追い払いました。
赤道の近くまで移動します。
何か所かの掘り抜き井戸のような穴から水が噴出しています。
この水には若干の未知の化学物質が含まれていましたが、飲んでみると新鮮でおいしい水でした。
EVE人もその水を飲んだり、様々な用途に使っていました。
その水に培養試験を実施してみると、未知のバクテリアが検出されたので煮沸して飲み水にすることにしました。
北半球に向かうと、気候も景観も南とは大きく違っていました。
チームの一人がその場所を「リトル・モンタナ」と名付けました。
この土地には地球の常緑樹のような樹木があります。
EVE人はこの樹木から抽出した白色の液体を飲んでいました。
他にもこの地域には様々な植物が自生していました。
地表や穴から水が噴き出しているところがいくつかありました。
また、湿地帯も見られます。
巨大な植物は、この湿地帯で育っています。
EVE人はこの植物を食用にしていました。
この植物の球根はとても大きくメロンのような味がしました。
さらに北に進むと、気温は9度から26度ほどでとても快適に過ごせ、日陰も十分にありました。
EVEたちはチームのためにここに住居を建設してくれました。
残りの地質調査はここを起点にして行いました。
あまりに熱い南半球の調査はあきらめさらに北を探索します。
標高4572mの山脈や海抜0mっ地点より深い渓谷を見つけました。
球根を持つ草が一面に覆い茂った場所を見つけ「クローバー・フィールド」と名付けました。
もちろん、この植物はクローバーではありません。
この後、放射能レベルを調査しました。
赤道付近や南半球よりも北半球の方が低いようでした。
北半球では寒い季節でもあったために、この惑星で初めての雪を見ることができました。
雪は北極の周囲に広がっていて、最も深いところでは6mありました。
ここの気温は0度を保っていて、ほとんど変化はありませんでした。
EVE人は寒さに弱く、ガイドのEVE人もヒーターの内蔵された宇宙服のようなものを着ていました。
このような場所に長時間いると、EVE人は停滞温床になってしまうのだそうです。
この時に採取した多くのアイテムをチームは地球に持ち帰りました。
惑星セルポの動物との遭遇
セルポには様々な種類の動物が生息しています。
最も奇妙だと感じた動物は、大きな雄牛のような動物でした。
その動物はとても臆病で攻撃的ではありませんでした。
また、首の周りに長い毛皮のあるアメリカライオンのような動物もいました。
南半球には、人間の目とよく似た目を持つ大きな蛇のような生き物もいました。
この動物は凶暴で危険なので注意するように言ってきました。
この蛇のような生物は、チームがゆういつ武器を使って殺した動物でした。
そのことに対しEVE人ガイドは、殺したことよりも武器を使用したことに驚いていました。
チームが使った武器は、米軍制式の物で4丁の45口径コルト拳銃と、4丁のM2カービン銃でした。
チームは殺した蛇のような生き物を解剖してみましたが、内臓は実に奇妙で地球の蛇とは全く異なっていました。
全長約4,5m、胴の直径約45cmです。
チームが1番興味を持ったのが目です。
人間の眼球に似ており、虹彩があり、その後ろには視神経とつながる束があり、脳は地球の蛇よりも大きかったのです。
チームはこの生物の肉は食べられるかと尋ねると、EVE人は「だめです。」と答えました。
セルポという惑星
今回は、惑星セルポの地上の様子を見てみました。
チームが語るセルポの情景は頭に浮かんできましたか?
ふたつの太陽があるために、地球より熱い星のようです。
また、夜はなくずっと昼間が続くために、EVE人は時間を決めて休むようです。
1日の単位も1年の単位も違うため、地球から来たチームは時間の感覚がおかしくなってしまったようです。
そして10年の間、12名のチームはセルポで様々な調査をしながらやがて帰還してきます。
12名のうち実際に地球に帰還したのは8名でした。
帰還しなかった4名のうち2名はセルポで死亡、ほかの2名はセルポにとどまることにしたそうです。
帰還した8名も今は皆亡くなりました。
最後の生存者が亡くなったのが2002年ということです。
実際にこのようなプロジェクトがあったのかはわかりません。
このようなことをリークされたということが起き、そのメールが現存しているという事実だけです。
この世界には私たちが知らないことがたくさんあります。
すべては闇の中だとすると、その一部分には真実が隠されているのかもしれません。
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