私もそんなに詳しくは知りませんが、北欧、アメリカでは実験的に行っているようです。
日本でもベーシックインカムを始めようという動きは政府内で議論されています。
そもそもベーシックインカムとは何でしょう。
ベーシックインカムとは?
簡単に言えば、政府が国民に一律毎月お金を支給するという制度です。
日本では、一律7万円を支給という案が出ています。
まだ、議論の途中ですし、他国でも実験的にやっている状況で、この政策が人間にどんな影響を与えるのかの統計を取っています。
お金をなぜ支給するのか?
世界の労働を担ってきたのは人間です。
しかし、近未来それは人からロボットへと移行していきます。
そのため、人間の働く場所は限られていきますね。
日本でも進めている政策「ムーンショット計画」にもつながるのが「ベーシックインカム」なのです。
未来は人間がやってきた肉体労働をロボットが代わりにやることで、その浮いた報酬を国民で均等に分けて暮らそうというわけです。
税金が上がるだけではないのか?
ベーシックインカムに反対している人ももちろんいます。
世の中には様々な意見がありますし、何か新しいことを始めるときには、苦労もありますから嫌がる人もいます。
それは当然でしょう。このベーシックインカムは決まったわけではなくそういう論議が始まったばかりなのが現在です。国民に配るお金をどこから捻出するのかが大きな課題の一つでしょう。
そのお金をねん出するために税金が上がるのではないかと危惧する人もいます。
しかし、税金を吸い上げてそのお金をねん出するのではベーシックインカムの意味が失われてしまいます。
取り上げるなら、配ることに意味がないですし、逆にお金がかかるだけで無駄な労力になってしまいます。ですから、税金で賄うはずはありません。
先ほど言ったように、AIやロボットなどを使い人間が働いていたことを代わりにやってもらうことで報酬が生まれます。その報酬を配るというのが基本的なものになるでしょう。
また、初めのうちは少ない金額から始めるのではないかと考えます。
つまり、すぐに働かなくても生活できるレベルまで行くには紆余曲折があるだろうということです。
最低限の生活費
何が起きるかわからないのが人生です。時には病気や何かで働くことができないこともあるでしょう。
しかし、最低限の生活費が国から支給されるとしたらどうでしょう?
「安心」が手に入ります。生きていくだけならそのお金だけでも暮らせるなら、不安がなくなりませんか?しかも支給されるのは一家庭に7万ではなく、個人に7万です。
夫婦なら二人になりますから14万ですよね。子供がいたら3人家族で21万円です。
月それだけもらえるなら、最低限の暮らしは成り立ちます。
もちろんそれだけでは足りませんから、人は働くでしょう。
しかし、社畜のごとく働く必要はなくなります。
趣味や好きなことをする時間ができます。
それにより、人の精神的な向上が見込めるという見解をする人もいるのです。
最低限の生活費があれば、心の余裕も出てくるでしょう。
それが人間社会にどのように影響するかが実験の目的でもあるのです。
まとめ
これからの未来は、かつての人間が経験していない時代がやってくるのです。
働かなくては生きていけなかった時代から、働かなくても生活ができる時代へ。
それはAIなどの技術の進化の先にあるわけです。
メタバースという考えもこの流れの中にあります。
50年、100年後の人間の世界はどのようなものになっているのでしょう。
その未来が良いものとなるように、一人一人がしっかりと考えなくてはいけない課題だと感じます。