現在2012年11月6日に執行される予定のアメリカ大統領選挙が始まっているが、
アメリカと言う国は常に強いイメージを求めている国民性もあり、大統領に対しても
自信家で揺るぎない信念を感じさせる候補が好まれているようだ。
日本はと言うと、調和と安定に重きを置く候補者が多いようだが
そんな日本にも強いイメージの政治が訪れようとしている
現東京都知事 石原慎太郎氏が新党を立ち上げ国政に名乗りを上げた。
『石原 慎太郎』1932年 (昭和7年) 9月30日生
兵庫県神戸市須磨区で生まれ湘南高等学校、一橋大学法学部卒業。
一橋大学では社会心理学の南博ゼミに所属。
大学在学中の1956年 (昭和31年) に文壇デビューをする
デビュー作である『太陽の季節』が第34回芥川賞を受賞
作家としては他に芸術選奨文部大臣賞、平林たい子文学賞などを受賞し
『「NO」と言える日本 -新日米関係の方策-』や裕次郎を題材にした『弟』が
ミリオンセラーとなっている。
ベトナム戦争を取材した経験から政治家を志し、1968年 (昭和43年) に
参議院議員選挙に全国区から出馬し初当選しその後、衆議院に鞍替え出馬し当選
以後当選8回を果たす。
衆議院議員時代1973年 (昭和48年) 渡辺美智雄、中川一郎、浜田幸一らと憲法改正や
金権政治の打破を謳ったタカ派集団「青嵐会」を結成。
1976年 (昭和51年)環境庁長官に就任。
1987年 (昭和62年) 運輸大臣に就任。
1989年 (平成元年) には自民党総裁選に立候補し、海部俊樹に敗れ1995年 (平成7年)
議員勤続25年を祝う永年勤続表彰の場で、突如議員辞職を表明している。
1999年東京都知事選挙に出馬し初当選する。以後、2003年東京都知事選挙では
史上最高の得票率で再選し、2011年東京都知事選挙で4選を果たしている。
東京都が尖閣諸島買収する発言はまだ記憶に新しい、この問題は中国との外交問題に
亀裂を生じさせたと言われているが、石原氏が動いたから前進した話にすぎず
なにかと問題を先延ばしにしたがる風潮の国会議員に一石を投じた結果だと思う。
いずれにせよ石原氏の国政復帰は国の内外問わず注目される話題だろう。