2017年07月29日
【メジャーを振り返る】松山英樹参戦の2017 全英オープン 最終日
スピースが完全優勝でメジャー3勝目 松山英樹は14位
*******************************************************************************
◇海外メジャー◇全英オープン 最終日(23日)◇ロイヤルバークデールGC(イングランド)◇7156yd(パー70)
*******************************************************************************
3打差の首位から出たジョーダン・スピースが1イーグル4バーディ、5ボギーの「69」で通算12アンダーとし、2015年の「マスターズ」と「全米オープン」に続くメジャー3勝目を挙げた。初日からの首位を守りきる完全優勝。同じ最終組のマット・クーチャーとデッドヒートを繰り広げたが、上がり5ホールで5ストローク伸ばし、振り切った。
史上6人目のキャリアグランドスラムに王手をかけ、8月の「全米プロゴルフ選手権」に臨む。
前半は「37」(パー34)と3ストローク落とし、一時はクーチャーに逆転を許した。後半13番では、ティショットをマウンドとなった右のラフに打ち込みアンプレヤブルとしたが、練習場から放ったドラマチックなリカバリーショットでボギーにとどめた。14番でバーディ、15番で20m近いイーグルパットをねじ込んで再浮上。16番で約8mのバーディパットを決め、17番でも伸ばして、逃しかけた勝利を得意のパットで引き寄せた。
クーチャーは通算9アンダー2位。「63」をマークした李昊桐(中国)が通算6アンダーの3位、ロリー・マキロイ(北アイルランド)とラファ・カブレラベロー(スペイン)が通算5アンダーの4位だった。
約30分近くのトラブルだったスピース
7打差5位から日本人初のメジャー制覇を狙った松山英樹は「72」とスコアを落として、通算2アンダーの14位で終えた。
スコア詳細はコチラ↓
一瞬の出来事…松山英樹、出だしの1打で優勝争い脱落
日本人初のメジャー優勝を目指した松山英樹は、スタートホールの1打目を右へのOBとしてトリプルボギー発進。その後は3バーディ、2ボギーと盛り返したが、「72」で通算2アンダー。優勝したジョーダン・スピースとは10打差の14位タイに終わった。
一瞬の出来事だった。7打差を追い掛けて、最終組の2組前からティオフした松山の第1打。左からのアゲンストの中、3Wで放ったショットは右サイドの柵を越えてOBゾーンへと消えていった。「きょうは練習場もすごく悪かったし、とりあえずフェアウェイ方向に打っておこうみたいな感じだった。気を遣う風だったけど、やっぱりうまくいかなかった」。打ち直し後の4打目はグリーン左手前のバンカーに捕まって、5オン2パットのトリプルボギー。わずか1ホールで、優勝を目指すには絶望的な10打差となった。
「まあ、残念な一週間です」と、大きく息をはき出した松山。その目は宙をさまよって、何かを必死に探し続けているようでもあった。「もうちょっと落ち着いてから考えたいです――」。
一瞬の出来事…松山英樹、出だしの1打で優勝争い脱落
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/6538086
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック