2018年04月15日
化粧品のCMソングを調べて聴いてみた【'75〜'77】編
懐かしさからつい思いつきで始めてしまった企画でございます。
が、いざ始めてみると「調べて、聴く」は意外と骨の折れる作業で、正直心まで折れかけました。
でも乗りかかった舟なので、とりあえずいけるところまでいってみることにしました。
それではさっそく70年代からスタートです。
曲の批評・解説等ではございません。あくまでもボヤキにも近い個人的感想です。なにとぞご容赦くださいませ。
りりィ 「春早朝」(1975)
資生堂 '75 春 キャンペーンソング
1975年発表シングル「しあわせさがし」のカップリング曲。
ワルツ調の陽気なシャンソン風の歌。
CMのキャッチコピーは「彼女はフレッシュジュース」だったようですが、フレッシュジュースというよりは、常温の赤玉パンチといった風情。ポップな場末感がたまりません。
アラン・シャンフォー 「ボンジュールお目、目さん。」(1975)
カネボウ '75秋 キャンペーンソング
ソフトロック調のさわやかな曲。アラン・シャンフォーという、なかなかイケメンなフレンチお兄さんが歌ってます。日本語カバーありでこちらを歌うは伊丹幸雄。サチオバージョンは、シュビドゥビパヤパヤと前半はほぼスキャットです。
りりィ 「オレンジ村から春へ」(1976)
資生堂 '76 春 キャンペーンソング
1976年発表のシングル「家へおいでよ」のカップリング曲。
75年春に続き再びりりィが登場。前年のシャンソンっぽい曲から一転して今度は田舎道をドライブしているような陽気なカントリー調の曲に。「オレンジ」とか「春」とかいうさわやかイメージとはおよそ無縁そうなりりィ様のしゃがれ声と、コンサバの雄「資生堂」という一見相容れないような異色の組み合わせがおもしろいです。
デイヴ 「ギンザ・レッド・ウィ・ウィ」(1976)
カネボウ '76 春 キャンペーンソング
ギンザといえば資生堂かと思いきやカネボウのCMソングでした。デイブというマイケル・J・フォックスみたいな外国人シンガーが歌ってます(オランダ生まれのフランスのシンガーとのこと)。歌詞はフランス語ですが、作曲、アレンジは日本人スタッフのに手による”和製フレンチポップス”とのこと。個人的には岩崎良美さまあたりにカバーしていただきたい雰囲気です。
ゴダイゴ 「僕のサラダガール」(1976)
カネボウ '76 夏 キャンペーンソング
ゴダイゴのデビュー曲。
全詞英語の正統派さわやかロックという感じの曲。サビの”SaladaGirl"の連呼が印象的です。
小椋 佳 「揺れるまなざし」(1976)
資生堂 '76 秋 キャンペーンソング
詞、メロディともに美しい情感あふれる曲です。このあたりのCMソングの雰囲気からいよいよ私が勝手に思っている「ザ・資生堂」のイメージに近づいてきた感じです。
グラシエラ・スサーナ 「黒い瞳はお好き?」(1976)
カネボウ '76 秋 キャンペーンソング
カネボウからは今度はアルゼンチンの歌姫が登場!ですが、日本語で歌ってます。と思いきや、またまた「ジュテーム!」とか叫びだしたヨ。なぜかフレンチ路線をひた走るカネボウ。晩秋を思わせるような物悲しい曲です。ちょっぴり演歌風。
尾崎亜美 「マイ・ピュア・レディ」(1977)
資生堂 ’77 春 キャンペーンソング
私的に春といえば真っ先に矢野顕子の「春先小紅」とこの曲が思い浮かぶ。小林麻美出演の名作CMとともに文句なしの名曲でございます。
ジュリー・バタイユ「シャンテ・シャンテ・ピンキッシュ」(1977)
カネボウ '77春 キャンペ−ンソング
カネボウはまたまたフランス語の曲です。ジュリー・バタイユという当時のフランスのアイドルらしき方が歌ってます。フランス・ギャルとかの系統か?日本人好みなメロディラインの、春らしくて明るい曲。
ダウン・タウン・ブキウギ・バンド 「サクセス」(1977)
資生堂 '77夏 キャンペ−ンソング
ラテンフレーバーのカッコいい曲です。
ティナ・チャールズ 「Oh!クッキーフェイス」(1977)
カネボウ '77夏 キャンペ−ンソング
夏目雅子さんの出世作で有名なCM。CM曲はティナ・チャールズというイギリスのディスコ・クイーンが歌ってます。太陽ギラギラ、海真っ青。真夏全快といった感じです。夏目雅子さんによる日本語バージョンもありますがこちらはまたオリジナルとは違った味わいです。ボーカルはちょっとハラハラします笑
新井 満「ワインカラーのときめき」(1977)
カネボウ '77 秋 キャンペ−ンソング
昔のドラマのエンディングテーマっぽい感じ。「都会の夜から夕方」という雰囲気です。新井満さんはどこかで見覚えのあるお名前と思ったら、「千の風になって」の作曲者の方でした。
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