うたたねスナック

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ネットに衝撃的なニュースがおどっていた。

何でも先日、JR新宿駅の構内で、人様の排出物が、数十メートルにもわたって散乱するという事件？があったらしく、現場は阿鼻叫喚の騒ぎだったらしい。しかしいったいなぜ？一部報道によれば、“おとしもの”は手洗いに向かって、道標のごとく点在していたとのこと。間に合わなかったのだろうか？何といっても、時に自分の力ではどうすることもできない類の生理現象である。かくいう私も過去に、突然のビックウェーブにみまわれ、今ならウサイン・ボルトに勝てるかもしれないぐらいの猛爆走で、家路を急いだ黒歴史がある。体にさまざまなご事情を抱えている方もおられよう。抜き差しならぬ状況にあったということであれば、一概に責められもしないが、イタズラなら一大事である。場合によっては、ウイルス性の病気の感染源にも成り得て危険だ。片づける人の身にもなってほしいものである。

まあこれだけでも十分に驚くに足りる珍事だったが、実は私がいちばん驚愕したのは、このニュースの続き。
不運にも、そのおとしものを踏んづけてしまった人がいたらしく、しかも、靴のかかとに穴が開いていたため、汚れが靴下にまで及んでしまったということだった。靴のかかとに穴！そういうデザインの靴だったのか、はたまたこれも、おみあしに何かご事情を抱えてあえてそのような靴を履いておられたのか…。そうなら誠に気の毒なことだが、でももし、単に穴が開くまですり減った靴を履いていたということなら、これまた一大事である。まずは身だしなみ云々の話になるし、足の健康にもきっと悪い。ガラス片のような危険なものを踏んづける可能性だってなくはないし、そのまえに、今回みたく大都会のどまんなかでウ●チ踏むようなことになってたら、もう身も蓋もないわけである。

靴というのは意外と大事だ。たかが靴一つで、仕事の成否が左右されるというのも聞かない話ではない。「いい靴は、素敵な場所へ連れていってくれる」ということわざめいた言葉もあるらしい。
別に高価なものじゃなくても良いのだ。とりあえず靴はいつでもきれいなものを履いておきたい。

そういえば、子どもの頃、おろしたての学校の運動靴で、ほっかほっかの犬のふんを踏んでしまい、ギャーギャー大泣きしてたら、やれ美人になるだの、運が良くなるだの、周りの大人たちに一斉になぐさめられたことがあったっけ。
何を信じてよいやら･･･

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