気になる確定申告の話だが、その中に、極めて危険なことがでてくる。
それがリボルビング払いにクレジットカードの支払いを切り替えたという部分。
さらっとでてくるが、このことで15%などの高額の利息を払う切替をしたこと。
これを指摘しないのは、この記事として不親切すぎる。
Yahoo!より、
月10万円の副業収入でも破綻寸前?32歳の共働き女性がハマった落とし穴
2/5(水) 6:02配信
ダイヤモンド・オンライン
https://news.yahoo.co.jp/articles/978d40bbfca315cab00c892bea740c78a9f6f026?page=2
記事より、
副業を始めて2年目、収入がぐっと増え、これでやっと貯蓄できると期待したところで税金の壁に直面します。知人から「副業収入が20万円を超えると確定申告が必要。申告していないのがバレると、延滞税が課されてもっと高くなるよ」と聞き、不安になったKさんは確定申告を行うことにしました。
結果として所得税1万5000円の納付が必要となりました。会社員として給与から自動的に税金が引かれる立場だったKさんにとって、自身で納税する経験は初めてでした。確定申告をすると、3月31日までに不足する税を納めなくてはいけません。家計からの支出は大変だし、惜しいと感じたKさんは、「ポイント還元もあるから」とクレジットカードでの納付を選択します。
さらに、職場に副業での収入を知られるのが嫌で、住民税も自分で支払う普通徴収に切り替えました。4回分割可能な納付書が届きましたが、約3万円だったので一括でカード払いを選択しました。納税は済ませたものの家計は相変わらずギリギリの状態が続いたので、クレジットカードの支払いのため、さらに副業を頑張りました。
カードで税金を納付し、ポイントをもらって「事なきを得る」ことを覚えたKさんは、生活費が不足したときもカードで補うようになっていきます。金額が大きくなったときは、「リボルビング払い」に切り替えておくと毎月の支払額を一定にできるので、これも活用するようになりました。後で支払いの負担が増えることは理解していましたが、支払いのコントロールがしやすくて良いものだと思い、生活費の不足を埋めたり、その翌年の税金にも使い……という状況でした。
問題が起きたのは、直近の確定申告で納税しようとしたときです。副業が好調で、副業収入が100万円を超えていたので、所得税5万円、住民税10万円という過去最高額を納付しようとして、既にカードの利用限度額に達していることが判明。特に「住民税の10万円がカードで払えなかったら生活が立ち行かなくなる」と焦ってしまったのです。
コメント
この記事は、副業収入の増加に伴い、確定申告で発生する税金の納付方法としてクレジットカード利用が普及している現状を伝えています。特に、家計の資金繰りを楽にするために「リボルビング払い」に切り替えるケースが紹介されていますが、ここで見落とされがちなリスクがいくつか存在します。
まず、リボルビング払いは毎月一定額の支払いが可能になるという利点はあるものの、その代償として高額な利息が発生します。実際、金利が約15%に達することもあり、元本に対して膨大な利息負担がかかる可能性が高いのです。さらに、リボルビング払いは元々、生活費などの急な出費を一時的に補うための手段として利用されることが多いですが、その返済が長期化すると、家計全体が返済の負担に追われ、結果として経済的な破綻リスクを増大させる恐れがあります。
また、税金などの重要な支払いをクレジットカードで行うと、ポイント還元などの一見メリットがある一方で、返済の際に余分な利息が上乗せされるため、実質的な支出が大幅に膨らんでしまいます。こうした状況は、家計がすでにギリギリの状態であれば、さらなる負担となり、生活全体に悪影響を及ぼす可能性があります。記事はこの点に触れてはいるものの、もう少し具体的にリボルビング払いの高金利がもたらす危険性を強調すべきだと考えます。
総じて、この記事は副業による収入増加とそれに伴う税務上の課題、そしてその解決策としてのクレジットカード利用という一面を伝えているものの、リボルビング払いの利用がいかに危険であり、家計に長期的なダメージを与えるリスクがあるのかを、より詳細に示すことで、読者に対する情報提供の幅が広がると感じます。
helico.life
English Comment
The article discusses the challenges that come with increased side income, particularly focusing on the tax return issues and how some individuals resort to using credit cards for tax payments. It explains that, in an effort to ease cash flow pressures, some people switch to revolving credit-a method that allows for fixed monthly payments. However, while the article touches on this subject, it does not fully elaborate on the significant risks associated with revolving credit.
Revolving credit often comes with very high interest rates-sometimes around 15%-which can lead to an enormous debt burden over time. Although it offers the convenience of constant monthly payments, the accumulating interest can rapidly increase the total amount owed, especially when such payments are used to cover essential expenses like taxes. For households that are already operating on a tight budget, this can exacerbate financial difficulties, creating a vicious cycle of debt.
Moreover, while the lure of credit card rewards such as point returns might seem beneficial at first glance, the hidden cost in the form of exorbitant interest can undermine any short-term benefits. If the balance continues to grow, it may eventually lead to severe financial strain, ultimately risking overall economic stability.
In summary, although the article does a good job of outlining the side income and tax issues, it would be even more helpful if it had further emphasized the dangers of revolving credit. Highlighting how high interest rates and prolonged repayment periods can critically damage household finances would offer readers a more comprehensive view of the financial pitfalls involved.