サンフレッチェ広島

昨日、公式ホームページに1月11日に開催されました
サポーターズ・カンファレンスの議事録がアップされて
いました。

早速読んでみましたが、現状のスタジアムの立地や
周りの環境等さまざまな制限が、クラブとサポーターの
間にある、いろいろな問題の背景になっているように
受け取れました。

交通の便の良い場所に立地し、クラブが自由な発想で
ゲーム運営やにぎわい創出できるような専用スタジアムが
やはりサンフレッチェ広島の発展に不可欠であると思います。

また、議事録の中で印象深かったのが、
川辺選手の期限付き移籍延長の裏話です。

普段知ることができないクラブと選手のやり取りが
垣間見られ、選手とこのようなやりとりをしているのかと
面白く読ませていただきました。


議事録を要約してみます。

クラブとして川辺選手は磐田をＪ１に導いた主力選手と
評価している。

話をして人間的、プレー面でも非常に成長したと感じた。
クラブとして復帰要請をし、本人もＡＣＬを戦いたいという
気持ちもあった。

一方、名波監督も川辺選手を主力選手と評価しており、
本人も昇格に貢献できたという自負と、Ｊ１残留、
それ以上の結果として優勝も目標に、
もう1年ストレスと戦いたいという思いが強かった。

川辺選手にはサッカーセンスはあるが、
メンタル的に人の良いところがあり、
内面的な成長を期待し、将来のサンフレッチェのために
託す思いで期限付き移籍を延長した。

本人もコンディションを保ち、オリンピックに出場したい
という思いもあり本人の意思を尊重した。

何度も本人に確認し、「必ずこの経験をサンフレッチェで
活かします」と断言した。

最終的にもう1年行って来いということになった。

期限付き移籍をしてそのままクラブに戻らない選手も
多い中、川辺選手はこの1年で大きく成長を遂げ、
移籍元、移籍先両方のクラブから高い評価を得るまでに
なりました。

正直、今年は復帰するものと思っていましたが、期限付き
移籍延長となったことで、このまま最終的にはジュビロ磐田に
完全移籍するのではないかと不安でしたが、今回の議事録を
読んで安心しました。

本人もサンフレッチェ広島で経験を活かすと断言して
いますし、もう1年ということで送り出していますので、
来シーズンは必ず復帰してくれるものと思います。

さらに成長して帰って来て欲しいですね。