サンフレッチェ広島

サポーターズカンファレンスを改めて読んでみて、いくつか気になる点を
ピックアップしてみました。

2014年　シーズンパスの販売数　5000枚　ハーフシーズンパス400枚（合計5400枚）
　　　　　　　　　　　→　2015年販売目標　5700枚（年末までの販売状況は前年並み）

2014年　入場料収入（入場者数）　5億円（29.7万人）
　　　　　　　　　　　→　2015年目標　5.4億円（30.5万人）

2014年　広告料収入　15.5億円
　　　　　　　　　　　→　2015年目標　15億円

2014年　グッズ収入　4.3億円
　　　　　　　　　　　→　2015年目標　3.8億円

2014年　クラブ売上　30.7億円（利益9000万円）
　　　　　　　　　　　→　2015年目標　29.1億円（利益2000万円）


一つの会社としてよく考えた時に1年365日の内、試合開催日はたった20日しかないんですよね。
（ナビスコ決勝ラウンド、天皇杯は除く）

たった、20日しか営業してないのに利益を出すという事自体、
この商売は本来なかなか厳しいビジネスではないでしょうか。

昨年はＡＣＬとナビスコ決勝ラウンドを入れて合計23試合として計算すると
入場料収入なんか1試合当たりで計算するとたった2174万円しかないんですよ。

計算では平均入場者は12913人となりますので、シーズンパス事前売上を含めると
1人当たりの平均入場料売上は1試合わずか1683円にしかなりません。

もはや、広告料収入がなければ単独興業としては成り立たないレベルと思えます。
だって、音楽コンサートでも入場料は7000円位じゃないですか。
このままの営業状況では、近いうちに、さらに入場料も値上げされそうな気がしますね。



今年も昨年に続いて思い切ってユニフォームを10000枚も注文しているようですが、
他の方も書いていましたが、悪い事にどのユニフォームも全く売り切れていない！！！

私の息子も昨年の事があったので、アウエーユニは完売必至と思い
優先予約で購入しましたが、通常販売になっても売れ残っている始末です。

新年度からグッズ収入の目標も狂って、早速厳しい感じですね。

まあ、ネガティブな事をあまりシーズン前に書いてもしょうがないのですが、
広島で永遠にクラブが存続するためには、まず多くの入場者が試合を見に来る
ことが前提になるのではないでしょうか。

その上、やはり強くて常に必ず上位争いをしているということで、
広告収入やグッズ収入が売上に上乗せされるのが健全な姿のように思います。

クラブを永続させるために、多くの入場者が気軽に見に行ける環境。
やはり、あそこしかないような気がしますがね・・・・・

しかし、この厳しい状況でも当期利益9000万円計上できる現社長は経営者として立派と思います。

私はどちらかと言うと、引き続き社長として残ってもらいたい派ですね。