2022年09月11日
日本最高の騎手は川田将雅だ!その上手さと率先して買うべき理由を解説
競走馬は心身ともに繊細な生き物ということは意外と理解されていないのではないかと思う。
競走馬が高いポテンシャルを発揮し続けるには、走ることをまず好きでいる必要がある。
その点を誰よりも熟知しているのが川田将雅だと言えるだろう。無理をさせずにファイトさせるのが実に上手い。
自然に気持ちよく走るためには外を回るよりもコースの中にいるほうがいい。
大体は馬群が固まるものだが、その頭数が少ないスポットに入れられる騎手は川田かルメールくらいなもの。
なるべく競走馬に負担をかけないレース中の配慮が最後の伸びに大きく貢献することを馬券ファンはどれだけ知っているだろうか。
たまに外からフタをされて身動きが取れなくなることもあるが、そういう時もあわてることなく馬の気持ちを優先している。
自分本位にファイトしろと動かすのではなく馬の意思で動いたことを確認してから共にファイトしにいくのだ。
こうした競走馬の動かし方をすると長い目で見てパフォーマンスを損なうことが少なくキャリアを重ねていけるので競走寿命は格段に延びることになる。
下手な騎手だと自分の都合だけで動かそうとしてしまうので馬も気分を害しやすく下手するとレースで全力を出すことを止めてしまう。
地方競馬に行くと中央で勝利できず転厩してきた馬が連想を重ねることをよく目にする。
地方で何戦かして賞金を稼いでから中央で再登録すると不思議なことに前にいた頃より走ることが少なくない。
地方で負担の少ないレースをして競馬の楽しさを馬自身が体験しメンタル面に良い影響を与えるからだろう。
そう考えると素質がありながらも能力を発揮できずに引退に追い込まれる馬がいることをイメージできるようになる。
高価で素質のある馬ほど傷めずに成長を促してくれる一流騎手に任せたいと考えるのは自然な流れだろう。
だからこそ腕が評価されれば能力の高い馬が回ってくるようになりイージーに見えるレースが増えているが、その裏では絶大なプレッシャーが潜んでいることは間違いない。
引退した藤沢和雄氏も言っていたが「一勝より一生」というのは良い馬づくりに欠かせない標語と言える。
競馬ファンも目先の馬券的中だけでなく競走馬の成長を喜び騎手や調教師の手腕を称えながら楽しめるようになれば競馬先進国として胸を張れるのではないだろうか。
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